Twitter(ツイッター)などのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)や2chのようなネット掲示板では、ユーザー同士がさまざまなスラングを使って会話をしています。鯖落ちもそのうちのひとつです。
一体、鯖落ちとは、何を意味する言葉なのでしょうか?
この記事では、「Twitterの鯖落ちとは何か?」について解説しています。また、鯖落ちが発生した場合の確認方法とバルスの影響に関する考察も紹介していますので、Twitterを利用している人たちは参考にしてみてください。
- 鯖落ちの意味と確認方法がわかる。
- バルスと鯖落ちの関係について学べる。
Twitterの鯖落ちとは?
Twitterの「鯖落ち」とは、ある瞬間に大量のツイートが同時多発的に行われることによって、Twitterの運営側が使用しているサーバーがダウンする現象のことを意味しています。
この地球上で投稿されるツイートの量は1日あたり5億件を超えていると言われていますが、これはデータに換算すると、膨大な量であるに違いありません。
もし、その数のツイートが同じタイミングで投稿されるようなことがあれば、サーバーに対する負荷が一時的に許容量を超えて、鯖落ちが発生するおそれがあります。
鯖落ちの確認方法
さて、実際に、Twitterにアクセスできなくなった場合、どのようにして鯖落ちを確認すればよいのでしょうか?
その方法は大きく3つあります。
鯖落ちの確認方法
- 方法1 Twitter以外のSNSで情報を収集する
- 方法2 Downdetectorを使う
- 方法3 Yahooニュースを確認する
ここでは、それぞれのやり方について説明していきます。
方法1 Twitter以外のSNSで情報を収集する
第1に、Twitter以外のSNSで情報を収集するという方法があります。
具体的には、インスタグラム、Facebookなどに設置されている検索エンジンに「Twitter サーバーダウン」と入力して、ユーザーの投稿を調べてみてください。もし、Twitterで鯖落ちが発生しているであれば、何らかの情報が投稿されている可能性があります。
方法2 Downdetectorを使う
第2に、インターネット通信に関わるサービスの障害情報を配信するDowndetectorというサービスを使う方法があります。
Downdetectorにアクセスすると、Twitter専用のページがあるので、そちらにアクセスして鯖落ちを確認してみてください。
もし、Twitterのサーバーがダウンしている場合、当該ページに鯖落ちに関する情報が掲載されます。そのほかにも、Twitterの各種障害を報告する最新データが提供されているので、Twitterを頻繁に利用する人たちは参考にしてみてください。
方法3 Yahoo!ニュースを確認する
第3に、Yahoo!ニュースを確認する方法があります。
Yahoo!ニュースは政治、経済、社会に関する最新情報に加えて、SNSのバグ情報についてもニュース配信することがあります。今となっては、Twitterのサーバーダウンは世界中のユーザーが注目するネタに違いないので、すぐに記事として公開される可能性は高いと考えてよいでしょう。
バルス祭りが鯖落ちに影響する
なお、Twitterの鯖落ちについて面白い話があります。
それは、ジブリ映画の『天空の城ラピュタ』が金曜ロードショーで再放送される際に、Twitterの鯖落ちが発生するほどのツイートが投稿されるという何とも信じられない噂です。
具体的に言えば、シータとパズーが最後に「バルス」と叫ぶ瞬間に、Twitterのユーザーも同時に「バルス」と投稿することで一時的にサーバーの許容量を上回って、ダウンが起きるかもしれないというわけです。
実際のところ、Twitterがバルス祭りによって鯖落ちしたという事実はないようですが、2013年8月2日に映画が放映されたときは、1秒間に143,199件という莫大な数のツイートが投稿されました。
なお、当時、Twitter Japanでは次のような投稿がアップされています。
Twitterのサーバーは簡単に落ちない
どうやら、Twitterのサーバーは簡単には落ちないようです。それもそのはずで、Twitterはグローバルに展開するSNSの代表格であり、サーバーはサービスを維持するための根幹と言っても過言ではないものです。
もちろん、今後バルス祭りを凌ぐようなツイートが発生した場合、鯖落ちが起きる可能性はゼロではありませんが、生活インフラとしての役割を果たしつつあるTwitterは発展し続けるのではないでしょうか。
なお、Twitterの障害について興味のある方は、こちらの記事もご覧ください。