Twitter(ツイッター)では、他人のツイートを引用して自分の考えを投稿する「引用リツイート」という機能があります。引用リツイートは
しかしながら、引用リツイートの使い方を間違えると、ユーザー間でトラブルが起きることがあります。実際のところ、どのようなことに注意すればよいのでしょうか?
この記事では、引用リツイートで守るべき4つのマナーを解説しています。また、「相手に許可を取ったほうがよいのか?」という疑問についても考察しているので、Twitterで引用リツイートを利用している人たちは参考にしてみてください。
- 引用リツイートで守るべきマナーを学べる。
- Twitterでユーザー間のトラブルが起こりづらくなる。
引用リツイートで守るべき4つのマナー
さて、引用リツイートする際は、どのようなことに注意すればよいのでしょうか?
ここでは、引用リツイートで守るべき4つのマナーについて紹介していきます。
その1 勝手な解釈で一方的に否定しない
はじめに、引用するツイートを勝手に解釈して一方的に否定するのはやめましょう。
Twitterは140文字という制限のなかで自分の考えや感情を表現しなければいけません。いうまでもなく、投稿のなかには、自分の意図を十分に伝えきれていないものもあります。むしろ、文章の意味は他人の解釈によって如何様にでも変化するのが現実です。
そのため、相手の意図を無視して、自分だけの視点で内容を捉えようとすれば、真意を誤解する可能性があると言ってよいでしょう。ましてや、引用したツイートを自分勝手な解釈で一方的に否定すれば、嫌われてしまうのは仕方がありません。
だからこそ、まずは相手が伝えたいことを理解する努力が大切です。その姿勢に誠実な印象を受けるので、自分に心を開いて、引用リツイートの
その2 投稿者を誹謗中傷しない
続いて、投稿者を引用リツイート内で誹謗中傷しないように注意してください。
近年、TwitterをはじめとするSNSの誹謗中傷が問題になっています。実際に、逮捕者が出たり、民事裁判で損害賠償が認められたりするケースも増えているため、軽はずみな悪口でも他人を著しく傷つけてしまった場合は罪として裁かれるおそれがあります。
以上のことからも、たった一言のツイートが自分の人生を狂わせる危険性があることを決して忘れないように気をつけてください。SNSを利用する前提として、インターネット上の記録は残ると思ったほうがよいです。
その3 事実確認をする
続いて、地震やパンデミックなどの緊急事態に関するツイートを引用するときは事実確認を行いましょう。
Twitterでは、デマが拡散することも珍しくありません。具体的に言うと、熊本地震のときに動物園からライオンが逃げ出したという嘘が次々とリツイートされた結果、動物園のスタッフが投稿を閲覧した人たちからの問い合わせに追われるといった事態に見舞われました。
そのほかにも、トイレットペーパーが売り切れるといった間違ったツイートが引用されて拡散した結果、買占め行動が起きて品薄状態になるといったトラブルも発生しています。今や、Twitterは世の中を知るための情報メディアとして機能しているため、引用するツイートの品質を確かめることも重要なことなのです。

その4 ルールに反する投稿は引用しない
最後に、法律やTwitterで公開されているガイドラインなど、全員が共通して守るべきルールに反する投稿は、引用しないことを推奨します。
あなた自身にルールを破る意思がなかったとしても、引用リツイートを通じて同調することで誤解されてしまうおそれがあるので注意しましょう。
もちろん、危険を冒してまで表現したいことがある場合は個々人の判断に委ねられているわけですが、他人からネガティブな評価を受けるリスクの高い言論であることを意識せずに引用リツイートすると、最終的に後悔することになるかもしれません。
相手に許可を取る必要はあるのか?
なお、引用リツイートするときは、相手に許可を取る必要はあるのでしょうか?
結論から言えば、相手から引用リツイートの許可を取得する必要はありません。アカウントが非公開に設定されていない限り、ツイートはプラットフォーム上で広く共有されるものとして扱われるのが基本です。
もちろん、他人のツイートをパクるような行為はよくありませんが、投稿を引用するのは自由なのです。
ただし、なかには、ツイートを勝手に使われたと文句を言ってくる人たちもいるので、相手によっては事前に許可を取得しておいたほうがトラブルになりづらいでしょう。引用リツイートする前に本人の様子を調べておくことをおすすめします。
投稿者の人格を傷つけないように注意しよう
引用リツイートは他人の投稿を活かして自分の考えや感情を表現できるので、とても便利な機能と言えます。一人よりも二人、二人よりも三人いるほうが意見に説得力が生まれるものです。
しかしながら、相手の人格を傷つけるような発言は絶対にやめましょう。受け入れ難い考えや生き方の違いがあるのは事実ですが、それを理由に他人の存在を否定するのは暴論です。あなた自身の考えが尊重されるべきなら、他人もまた同じなのです。
無論、意見を戦わせるのはよいことですが、いがみ合いからは建設的な議論は生まれません。最終的には、お互いに凝り固まって新しい時代の変化に対応できない化石のような人間になってしまうでしょう。