インスタで動画を投稿している人たちもいるはずです。写真と比べても、映像は訴求力が高いので、マーケティング効果の高いコンテンツであると言えます。近年では、専用アプリを使えば、個人でも簡単に動画編集ができるので、写真から動画に切り替えることも簡単です。
しかしながら、インスタのストーリーズでアップロードできる動画の最大時間は1分までです。すなわち、60秒という短い時間に合わせて、動画を作成しなければいけないわけです。とはいえ、撮影済みの1分を超える動画を共有したり、超大作の動画を作ったりしたときは何とかして1分を超える動画をアップしたいですよね。
この記事では、インスタで1分以上の動画をストーリーで投稿する方法4選を解説しています。デフォルトの仕組みに従うことが前提ですが、ちょっとした工夫で実質的に1分を超える動画を流せるので、参考にしてみてください。
インスタで1分以上の動画を投稿する方法4選
さて、インスタで1分以上の動画を投稿するには、どうすればよいのでしょうか?
これに関しては、大きく4つの方法があると考えられます。
方法1 リールのままアップロードする
第1に、インスタの通常投稿でリールのままアップロードすれば、1分以上の動画を投稿できます。
そもそも1分を超える動画であるならば、通常投稿すればよいだけです。通常投稿はリール扱いとなり、60分までの動画ならアップロードできるんです。情報が錯綜しているので勘違いしている人もいるかもしれませんが、インスタのヘルプセンターでも「最長60分」明確に記述されています。
動画の解像度とサイズ
Instagramヘルプセンター『Instagramでの動画のアップロード要件』より引用(最終確認日:2023年1月18日)
- アスペクト比が1.91:1〜9:16の動画をアップロードできます。
- フレームレートは30 FPS (1秒当たりのフレーム数)以上、解像度は720ピクセル以上にする必要があります。
- ファイルサイズの上限は、長さが10分以内なら650MB、それ以上(最長60分)なら3.6GBです。
ストーリー特有の24時間後に自動的に削除する機能は働きませんが、自分で後から消せば問題ありません。
方法2 動画を分割して投稿する
第2に、投稿可能な時間を超えた動画を1分サイズに分割する方法があります。
インスタのリール動画でも、1/4、2/4、3/4、4/4や#1、#2、#3、#4といったナンバリングが付けられた投稿がありますよね。実際、コンテンツが面白ければ、続きが気になるので分割しても見てくれる可能性は高いと言ってよいでしょう。
加えて、iPhoneやAndroidの端末には、デフォルトで映像編集ソフトが付いているので、外部アプリやソフトを使わなくても動画を1分サイズに分割できます。やり方は以下のとおりです。
インスタライブで1分以上の動画を配信する方法(その3)
- 手順1 動画の再生時間を1分で割った数だけオリジナルをコピーする。
- 手順2 それぞれの動画を1分ずつトリミングする。
- 手順3 動画のはじめから終わりまでの順番でアップロードを行う。
例えば、動画の再生時間が3分の場合は、オリジナルのデータを3個用意して、それぞれのトリミングした1分の動画を3本作るわけです。それぞれの動画はタイトルで関連づけておくことを推奨します。
方法3 YouTubeのURLを貼る
第3に、YouTubeに動画をアップロードしてURLを投稿する方法があります。
YouTubeは最大12時間までの動画をアップロードできます。その辺のソーシャルメディアとはレベルが違う圧倒的な容量をユーザーに提供しているんです。したがって、インスタで共有したい1分以上の動画をYouTubeにアップロードしてからURLを取得して、ストーリーズに流しましょう。
具体的なやり方は次のとおりです。
インスタライブで1分以上の動画を配信する方法(その2)
- 手順1 ストーリーの投稿画面で上部の右から2番目にある「顔アイコン」を選択する。
- 手順2 「リンク」というスタンプを選択する。
- 手順3 YouTubeにアップした動画のURLを入れて完了を選択する。
- 手順4 URLが表示されていることを確認して完了。
なお、ストーリーズに使用する写真や動画は一番気になる部分を抜粋してリンクに誘導することをおすすめします。
方法4 インスタライブで動画を配信する
第4に、インスタライブで動画を配信するという方法があります。
ストーリーズで投稿可能な動画再生時間は最大1分までというリミットがありますが、ライブ配信は最大4時間まで放映可能です。そのため、ストーリーズの代わりにインスタライブを使用することで60秒の制限を突破できるわけです。具体的なやり方は次のとおりです。
インスタライブで1分以上の動画を配信する方法(その1)
- 手順1 パソコンに動画を保存してスクリーンと接続する。
- 手順2 スマホ専用の三脚を用意してライブを起動する。
- 手順3 スクリーンのサイズに合わせてスマホの位置を固定する。
- 手順4 動画を流す準備ができたら、ライブ配信をオンにする。
かなり原始的なやり方ですが、リアルタイムで簡単に動画を投稿できる方法のひとつです。
なお、OBSとyellow duckなどの外部ツールを使用する場合は例外として、原則としてインスタライブはスマホのアプリでしか配信できません。
通常投稿で対応可能
インスタのストーリーで投稿可能な動画再生時間は1分までです。
けれども、1分以上の動画をアップロードする方法はいくらでもあります。ストーリーという形式にこだわらなければ、通常投稿で十分に対応可能なのです。
とはいえ、あまりにも長い動画を投稿しても、よっぽど面白い内容でない限り、人々は見ない可能性もあります。その意味では、ちゃんと編集してユーザーの感情に訴えかけられる品質のコンテンツをしっかり作り込んだほうがよいでしょう。