私たちの価値観は人それぞれです。これまで生きていた人生が違うのですから、形成されていく人生観も異なるのは当たり前であると言ってよいでしょう。なかには、基本的に人間を信用しないという考え方を持っている人たちもいます。
実際、人をある程度信じている人からすれば、他人を信用しない人の考え方は検討のつかないはずです。果たして、彼らはどのような特徴を持っているのでしょうか?
この記事では、基本的に人を信用しない人の特徴5選を紹介します。また、「恋愛対象としてうまくいくのか?」という疑問についても考察しているので、参考にしてみてください。
基本的に人を信用しない人の特徴5選
さて、基本的に人を信用しない人には、どのような特徴があるのでしょうか?
一概には言えませんが、基本的に人を信用しない人は次のような特徴を持っています。
特徴1 過去に辛い出来事があった
第1に、過去の辛い経験で人を信用できなくなっている可能性があります。
例えば、大切な人から裏切られたり、騙されたりした経験がある人は、新しい人間関係においても同じようなことが起こらないか不安になり、警戒心を持って接することが多くなります。
自分が信用した人に裏切られた経験がある以上、どのような間柄の人でも何がおきてもおかしくないと考えるのは当然であると言えるでしょう。そのため、言葉でいくら何を伝えたとしても、あまり効果がないと思ったほうがよいです。
特徴2 自己防衛を徹底している
第2に、自己防衛のために他人を信用しない人たちもいます。
不用意に心を開くことで相手の振る舞いを真に受けて傷つけられるリスクがあるため、一定の距離を取ることで、自分を守ろうとするわけです。実際、繊細な人ほど他人に苦しめられると簡単に復活できなくて、私生活が荒れてしまうことがあります。
そのような困難に陥らないように、予め他人を完全に信用しないようにしておくことで、万が一裏切られても、「想定内」の出来事として受容できるのです。
特徴3 他人に期待していない
第3に、人を信用していない人は他人に期待していない傾向があります。
いうまでもなく、人を信じていない以上、自分の望みを他人に託すようなことはしません。その意味では、極度に自立しているとも言えます。実際、自分の期待を裏切られて怒りの感情に振り回されるよりも、メンタルが安定して付き合いやすいと感じる人もいるでしょう。
とはいえ、なかには、褒めてもらいたかったり、期待に応えるなかで成長したりする人もいるので、相性にとっては人間関係がうまくいかないおそれもあるので注意してください。
特徴4 感情を表に出さない
第4に、人を使用していない人は自分の感情を積極的に表現しません。
なぜなら、「自分が今、何を感じているのか?」という内面の状態を他人に知られることに対する抵抗感があるからです。すなわち、本心を知られることで他人に利用されたり、誤解されたりすることをおそれている可能性があるため、感情を隠そうと試みます。
もっと言えば、他人が自らに干渉することを頑なに拒絶する可能性があるので、関わるときは距離感にくれぐれも配慮することを心がけましょう。
特徴5 人に相談しない
第5に、基本的に人を信用しない人は相談しないことが多いです。
そもそも、他人を信じていないのですから頼るという選択肢がないのです。人の相談を熱心に聞くことはあっても、人に自分の身の上に関わる悩み事は決して口にしないわけです。そのため、基本的には、自分で考えて自分で解決します。
友達であると思っている側からすれば、何だか寂しい気はしますが、本人からすれば自分のことを自分で乗り越えるのは当たり前なのです。
恋愛対象としてうまくいく?
それでは、他人を信用しない人を恋愛対象にした場合、うまくいく可能性はあるのでしょうか?
結論から言えば、人間不信の人との恋愛はかなり大変です。当然ながら、相手は好きという気持ちがあっても、根本的には信用はしないわけですから、適度な距離感を保たないとバランスが取れなくなってトラブルになりやすいと考えられます。
もちろん、自分が良き理解者になって人間不信の問題を解決しようと試みるのは大切なことです。けれども、焦りは禁物です。長い年月をかけて形成された人間に対する基本的なスタンスを変えるには、かなりの根気と忍耐が必要になります。あなた自身も信じられていないことで傷つく可能性があるでしょう。
その意味では、総じて苦労が多いことを覚悟しておきましょう。しかし、あなたが必死に献身することで彼らの不信感は払拭される可能性は決して0ではありません。人の心は良し悪しは別として変わっていきます。すなわち、再び他人を信じられるようになるかもしれないのです。
それなりの理由がある
人を信用しなくなったのには必ず理由があります。だからこそ、無闇に人を信じないことを批判するのはやめておきましょう。すなわち、もしも、自分が同じ立場だったとしたら、生きてはいけないくらい傷ついた経験があるかもしれないのです。それにもかかわらず、知ったような口をきくのは言語道断です。
また、人を信用しないという視点を持っているからこそ、見える景色もあります。その意味では、あらゆるスタンスをうまく活かして付き合っていくほうが人生を豊かにできるでしょう。
自分の基準から絶対的なものを振りかざすのではなく、それぞれの良さをうまく活かして最善の方向を目指すことで信じていても、信じていなくても良い結果が得られるかもしれません。