音声型SNSのClubhouse(クラブハウス)が日本でも急速に普及しています。
友人から招待を受けて、アカウントを登録する際に、「実名」を使う必要があるのかを迷う方もいると思います。
この記事では、「Clubhouseが実名でないとダメなのか?」を公式ガイドラインに沿って解説していきます。Clubhouseに興味のある方たは参考にしてみてください。
- 「Clubhouseで実名を使用しなければいけないのか?」の疑問が解決する。
Clubhouseは実名でないとだめなのか?

Clubhouseでアカウントを登録する際に、ユーザーネームは実名でないとだめなのでしょうか?
結論から言えば、Clubhouseでは、ユーザーネームは実名で登録することがルールとして定められています。
これに関しては、Clubhouseの『コミュニティ・ガイドライン』に次のように記述されています。
本サービスでは、あなたは本名を使用しなければなりません。
Clubhouse『Community Guidelines』から引用(最終確認日:2021年2月5日)※PENDELION編集部で翻訳しています。
コミュニティ・ガイドラインに違反した場合、アカウントが凍結されるおそれがあるので、本名を使っていない方は、すみやかに変更することをおすすめします。
なお、ユーザーネームの変更方法については、こちらの記事を参照してください。
https://pendelion.com/clubhouse-username-changeなぜ、実名でないとだめなのか?

とはいえ、なぜ、実名でないとだめなのでしょうか?
その最大の理由は、Clubhouseの信頼性を保つために、ユーザーは本名を使うことが望ましいからと言えます。
これまでの主要SNSは、なりすましや虚偽の情報に基づくアカウントが大量に存在していました。
その結果、無責任な発言が横行したり、人格を傷つける誹謗中傷が後を絶たなかったりするなど、SNSのネガティブな部分が浮き彫りになってしまいました。
以上のような背景から、Clubhouseでは、SNS市場を覆っていた負の側面を克服するために、実名を使うことをルールにしたのではないかと考えられます。
また、Clubhouseは会話という双方的なコミュニケーションから成り立つサービスである以上、お互いに与える影響が大きくならざるを得ません。
すなわち、悪用されると、詐欺やフェイクニュースの温床になるかもしれないのです。それを防ぐための方法のひとつとして、Clubhouseではユーザーに実名を使うことを義務付けているのではないでしょうか。
もちろん、悪意のある個人は、ルールの抜け道を見抜いている危険性もあるので、手放しに安心はできません。
しかしながら、少なくとも実名を公開している以上、軽はずみな発言は慎まれる可能性は高いので、その他のSNSよりも健全なコミュニケーションが期待できるかもしれません。
信頼できる個人から情報を収集する
匿名だからこそ発言できることがあるのは事実ですが、信頼できる相手から情報を収集することが大切だと思います。
SNSが個人の情報発信を当たり前にすることに成功したとはいえ、その質は必ずしも高いとは言えません。
たった1文を軽はずみで投稿したことで人生を台無しにした人もいれば、それを信じて行動したことで不幸になった人もいます。
Clubhouseもまた利用者のリテラシー次第で良くもなれば、悪くもなる。賢く利用する習慣を付けて、ユーザーとの信頼関係を作っていきましょう。