音声型SNSのClubhouse(クラブハウス)には、トークルームの運営を担う「モデレーター」という役割が存在します。
具体的に、モデレーターにはどのような意味や機能があるのでしょうか?
この記事では、「Clubhouseのモデレータとは何か?」について解説した上で、具体的な役割や付与の方法を紹介していきます。Clubhouseを利用している人たちのお役に立てば幸いです。
- Clubhouseのモデレーターに関する基本知識が身に付く。
- 他の人をモデレーターにする方法がわかる。
Clubhouseのモデレーターとは?
Clubhouseのモデレーターとは、スピーカーの追加・ミュート・削除に関する権限を持っているユーザーのことです。要するに、ルームの管理者です。
モデレーターの権限を持っているユーザーには、次の画像に示されるように名前の隣に緑のマークがついています。
モデレーターの役割は?
具体的なルールはありませんが、モデレーターの役割は大きく3つあると言ってよいでしょう。
【モデレーターの役割】
- 役割1 会話をファシリテートする
- 役割2 ユーザー同士のシナジーを助長する
- 役割3 トークの内容をまとめる
ここでは、それぞれの役割について説明していきます。
役割1 会話をファシリテートする
第1に、モデレーターはルームの会話をファシリテートする役割を担っています。
ここでいう「ファシリテート」とは、ユーザー同士が円滑に話し合える場をつくるために、質問を投げかけたり、発言を促すことをいいます。
Clubhouseは声以外に相手とコミュニケーションする手段がないので、モデレーターの積極的な働きかけがなければ、会話がうまく噛み合わずに発言しづらくなってしまいます。
そのため、モデレーターは意識的にスピーカー同士の会話が成り立つように流れを見極めて場を回していく必要があります。
役割2 ユーザー同士のシナジーを助長する
第2に、モデレーターには、ユーザー同士のシナジーを助長する役割があります。
例えば、ルームのトピックが「Clubhouseは流行るのか?」だったとして、スピーカー全員が「流行る」という意見であれば、当然ながら「流行らない」と考えている人たちの意見を聞くことはできません。
本来であれば、多様な見解が述べられるはずのトピックに対して、ひとつの側面だけしか語られないと、聞いている側も「本当にそうなのか?」という不満を持ってしまうのではないでしょうか。
だからこそ、モデレーターは異なる立場のユーザーを招待していくことで、トピックを掘り下げていく必要があると思います。
その結果、ルームの会話が盛り上がっていけば、参加していた人たちの満足度も高くなるはずです。
役割3 トークの内容をまとめる
第3に、モデレーターには、トークの内容をまとめる役割が期待されます。
特に、途中から入ってきた参加者がルームの話についていくには、一定の頻度で会話の内容を整理して伝えてあげることが有効です。
また、議論やプレゼンテーションに慣れていないスピーカーは、話している情報が拡散する傾向があるので、モデレーターが主張をまとめて話題を展開しないと、聞いている人が混乱するおそれがあるので注意しましょう。
モデレーターを付与する方法
さて、他のユーザーにモデレーターの権限を付与するには、どうすればよいのでしょうか?
その方法は次のとおりです。
【モデレーターを付与する方法】
- ステップ1 スピーカーのプロフィール画像をタップする。
- ステップ2 「Make a moderator」を選択する。
- ステップ3 ユーザー名に緑のマークが付いたら完了。
なお、Clubhouseのルームは、モデレーターの権限を持っているユーザーがいなくなると終了してしまいます。
参加者がまだ会話を続けたそうであれば、モデレーターの権限を付与してあげるとよいでしょう。
モデレート力を身につけよう!
質の高いルームを運営するためには、モデレート力を身に着ける必要があります。これに関しては、数をこなしつつも、ファシリテートについて学ぶのが近道だと思います。
スピーカーとリスナーの立場を想像しながら、ルームで設定したトピックを掘り下げていくのは大変ですが、モデレート力は、Clubhouser(クラブハウサー)として活躍するために必要不可欠なポイントです。
今後、Androidユーザーが参画したり、機能の追加したりするなど、Clubhouseは成長する可能性があります。FacebookやTwitterと肩を並べるSNSになるかもしれないので、