みなさんのなかには、iPhoneやAndroidなどのスマホにZOOM(ズーム)のアプリをインストールしている人たちもいるはずです。PCと比べて場所も取らないのでスマートに会議ができるので便利ですよね。
しかしながら、スマホでZOOMを使用するときはパソコンとは違っていくつかの注意点があります。身内だけの打ち合わせなら問題ありませんが、顧客とのミーティングや学校の授業で使っている場合は思いがけないトラブルを招くおそれがあるので把握しておくべきです。
この記事では、ZOOMにスマホで参加するときの注意点5選を解説しています。また、「スマホで参加していることがバレる可能性はあるのか?」という疑問についても考察しているので、ZOOMを利用している人たちは参考にしてみてください。
ZOOMにスマホで参加するときの注意点5選
さて、ZOOMにスマホで参加するときは、どのようなことに気を付けるべきなのでしょうか?
ここでは、スマホのアプリでZOOMを利用するときの注意点を5つ紹介していきます。
注意1 通信制限がかかりやすい
第1に、スマホでZOOMを利用すると膨大なデータ容量を消費するので通信制限がかかりやすくなります。
具体的に言えば、スマホのZOOMアプリでビデオ通話の打ち合わせを実施した場合、1時間で480MBの通信量を消費します。1GBは1000MBなので約半分に相当する数値です。
したがって、スマホをフリーWi-Fiに接続することなく定期ミーティングを行えば、すぐに1ヶ月当たりの使用可能なデータ容量に到達するおそれがあるでしょう。できるだけフリーWi-Fiを受信した状態での打ち合わせをおすすめします。
注意2 画面共有に制限がある
第2に、スマホでZOOMを利用する場合、PDFやパワーポイントなどの資料を画面共有しづらいという難点があります。
もちろん、スマホでもアプリをうまく使えば、資料を共有できないわけではありません。けれども、PCよりも操作性は劣るので、求められているタイミングで瞬時にシェアできない可能性があります。特に、ワードやエクセルなどのオフィスで作成しているデータはうまくいかないときがあるので注意してください。
身内のミーティングならともかく、クライアントとの打ち合わせで画面共有がうまくいかないと、コミュニケーションがスムーズに進まなくなってしまいます。その結果、ネガティブな評価を受けるかもしれません。臨機応変の対応が求められるときにはスマホよりもPCをおすすめします。
注意3 バッテリーの消耗が早くなる
第3に、スマホでZOOMを使用するとバッテリーの消費が激しいので、充電がなくなるスピードがとても早くなることが予想されます。
特に、長時間の会議や連続して会議を行う場合、バッテリーの残量が足りなくなる危険性があるので注意してください。万が一、会議中にスマホの電源が切れてしまうという事態が発生すれば、参加者に多大なる迷惑をかけることになるでしょう。
具体的な対策としては、充電ケーブルはもちろん、モバイルバッテリーを用意しておくことを推奨します。近年では、コンビニでレンタルもできるので事前に打ち合わせの環境をチェックしておきましょう。
注意4 参加者全員の顔を見づらい
第4に、スマホの画面が小さいことから参加者全員の顔を一度に見づらいという問題があります。
PC版の場合は参加者を一覧化してチェックできますが、スマホの場合は画面をスワイプして一人ずつチェックする必要があります。
とはいえ、微妙なラグがあるので、スマホでZOOMを使うときは、リアルタイムの反応を全体的に捉えるのに不向きと言わざるを得ません。
もし、一度に全員の表情を見てオンライン会議を進めたいならば、スマホではなくPCを使うことをおすすめします。
注意5 手持ちだとブレる
第5に、スマホで顔出しする場合は手持ちだとカメラがブレるので、映像が不安定にならないように気をつけてください。万が一、手が滑って背景にプライバシーに関わるものや、不適切なものが映り込むと、参加者が不快感を抱くおそれがあります。
とりわけ、長時間の打ち合わせを行う場合はスマホを手に持ったままの状態で続けるのは非現実的です。だからといって、壁に立てかけるような置き方では倒れてしまうので、PC或いはスマホのスタンドを用意することを推奨します。
参加者にスマホで参加してることはバレるのか?
なお、スマホでZOOMに参加している事実は参加者にバレる可能性はあるのでしょうか?
これに関しては、ビデオをオフにしている限りはスマホで参加していることはバレないでしょう。けれども、ビデオをオンにしている場合、共有されている画面の大きさが異なるのでバレる確率が高くなります。
もちろん、ホストが定めたルールを守ることが前提ですが、どうしてもスマホから参加しないと間に合わないといった事情がある場合は、なるべくビデオをオフにした状態を保っておいたほうがよいです。
PCを用意しておこう!
ZOOMをビジネスで使用する場合、PCを用意しておいたほうが何かと便利です。
スマホでも打ち合わせは可能ですが、画面共有したり、複数の参加者とコミュニケーションしたりする場合はPCを使ったほうがうまくいくはずです。
オンサイトのミーティングとは違って、直接的にフォローを入れるのが難しい環境なので、上記で紹介した注意点を考慮したうえでリスクの低い安全な会議方法を選択することを推奨します。