ZOOM(ズーム)で打ち合わせに参加しているときに勝手にミュートが外れて焦った経験のある人たちもいるはずです。雑談ならともかく、ビジネスに関する会議での誤操作は信用を失うリスクがあるので、何となしても防ぎたい問題のひとつですよね。
実際のところ、ZOOMのミュートが勝手に外れるのはどうしてなのでしょうか?
この記事では、ZOOMのミュートが勝手に外れる原因と対処法を解説しています。ZOOMを安全に使いこなしたい人たちの参考になれば幸いです。
ZOOMのミュートが勝手に外れる原因
さて、ZOOMのミュートが勝手に外れてしまうのは、どうしてなのでしょうか?
その理由は大きく4つあると考えられます。
原因1 ショートカットキーを押している
第1に、ミュートを解除するショートカットキーを押している可能性があります。
実のところ、ZOOMではミュートのオンとオフを「Command(⌘)+Shift+A」のコマンドで簡単に切り替えることができます。それを知らずに、デスクトップ上で別な作業をしているときに「Command(⌘)+Shift+A」を押すと、ミュートが解除されてしまう可能性があるわけです。
なお、ZOOMのショートカットキーについてくわしく知りたい方は公式HPの専用ページを閲覧することをおすすめします。
原因2 ホストがミュートを解除した
第2に、ホストがミュートを解除したと考えられます。
ホストは参加者に対してミュート解除の申請を送ることが可能です。その際に、ZOOM上に「ホストはあなたがマイクをミュート解除するよう希望しています」という表示が出てきます。「ミュートのままにする」を押せば問題ないですが、知らずに「自分自身をミュート解除する」を選ぶと音声を取り組むようになってしまいます。
確認のポップアップが出てくるので発生確率は低いですが、間違って押してしまう可能性はゼロではないので、注意してください。
原因3 ミュートにしたと勘違いしている
第3に、そもそもミュートボタンを押したと勘違いしていると推察されます。
だれにでもケアレスミスはつきものです。すなわち、ミュートのボタンを押したつもりになっていたり、アイコンを二回タップしていたりするなど、予期せぬミスが起きている可能性があるのです。
実際、ZOOMそれ自体が勝手にミュートになることはほとんどありません。すなわち、そこには人為的なミスが発生している可能性があるわけです。
原因4 ZOOMにバグが発生している
第4に、ZOOMに不具合が発生している可能性があります。
オンラインのミーティングツールとしての信頼性を損なう危険性があるので、細心の注意を払っているに違いありませんが、ZOOMもIT技術を基盤とする以上、バグが発生する確率は決して0ではありません。
特に、アプリを更新していなかったり、PCやスマホのソフトウェアが古いままになっていたりするときは注意しましょう。常に最新の状態を保ったうえで、不具合が起きづらい環境をセットアップすることが重要です。
ZOOMのミュートが勝手に外れるときの対処法
それでは、ZOOMのミュートが勝手に外れてしまうときは、どのように対応すればよいのでしょうか?
結論から言えば、ZOOMを最新版にアップデートしたうえで、ショートカットキーを使わずにミュートをオンにしたときにアイコンが表示されていることを確認する以外に対処法はありません。
特に、ミーティングとは無関係な会話を始めるときは必ずミュートがオンになっていることを確認する習性をつけることが事故を防止する最善の施策です。面倒かもしれませんが、万が一を想定したうえで行動しましょう。
失言を聞かれたときは謝るしかない
ZOOMのミュートが予期せず解除されているときに失言した場合は謝るしかありません。けれども、一度、失われた信頼が回復する見込みはほとんどないと言わざるを得ないでしょう。とりわけ、陰口や秘密を口走って、不特定多数の個人に知られてしまった場合、そのコミュニティにいること自体が辛くなるはずです。
とはいえ、本質的に日頃から自分が話している内容の質が低いからこそ、口が原因で災いが起きると言えます。他人に感謝しながら、謙虚に慎ましく生きているならば、ミュートが切れていたところで何を聞かれても問題はありません。
その意味では、根本的に反省をしたうえで自分のあり方を変える機会として活かすしかありません。傲慢な気持ちを入れ替えて、「今の自分があるのは誰のおかげなのか?」という恩を忘れないようにしましょう。