ウーバーサジェストはキーワードの検索ボリューム、ウェブサイトのアクセス数、サイトスピードなどを分析できるSEO対策のツールです。
キーワード分析といえば、Googleキーワードプランナーが有名ですよね。Googleが提供している以上、ツールとしての信頼性は高いといえるでしょう。
しかし、Googleキーワードプランナーは、あくまでもリスティング広告を運用する人をサポートするツールなので、無料版だとSEOのキーワード分析にはあまり使えません。
そこで、おすすめのツールはウーバーサジェストです。この記事では、ウーバーサジェストの使い方を解説します。SEO対策に少しでも興味ある方の一歩を後押しになれば幸いです。
目 次
動画で分かる!ウーバーサジェストの使い方
ウーバーサジェストの使い方について簡単に動画にしていますので、サクッと使い方を知りたい人はご覧ください。
ウーバーサジェスト(Ubersuggest)とは?
公式HPより引用: https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/ (最終確認日:2020/1/26)
ウーバーサジェストは、初心者でもカンタンに検索キーワードやドメインを分析できるSEO対策のツールです。
アカウント登録などの手続きは必要ありません。ウーバーサジェストの公式ホームページにアクセスするだけで、だれでも簡単に利用できます。
日本語対応したことで国内のユーザーも増えており、「SEO対策に使える!」と話題になっています。
上記の検索エンジンに、ドメインやキーワードを入れて検索するだけで、検索ボリューム、SEO難易度、月間のアクセス数などのデータを抽出してくれます。
一目でわかるキーワードプランナーとの違い
ここで気になるのが、ウーバーサジェストとキーワードプランナーの違いです。結論からいえば、両者は似て非なるものです。
「キーワード分析ができる」という点では、ウーバーサジェストとキーワードプランナーは同種のツールといえます。
違いをいうならば、キーワードプランナーは、Googleが提供しているサービスなので信頼性の高いといえるでしょう。
ウーバーサジェストの特徴としては、キーワード分析だけではなく、SEOに役立つ知見を具体的に提案してくれる点を挙げることができます。
その他、項目別に関しては次の表を参照してください。
ウーバーサジェスト | キーワードプランナー | |
利用料金 | 無料版と有料版がある | 無料版と有料版がある。 |
検索ボリューム | 無料版及び有料版も詳細な数字が表示される | 無料版:だいたいの数字が検出される 有料版:詳細な数字が表示される |
キーワード抽出 | 検索したキーワードに関連するものだけが検出される | 検索したキーワード以外のものも検出してくれる |
利用条件 | 無料版:アクセス 有料版:月額1000円 | アカウント登録やリスティング広告の運用を行う必要がある。 |
初心者の方にとってはサイトにアクセスするだけで使えるウーバーサジェストが、ハードルが低くて使いやすいのでおすすめです!
2020年2月17日現在、ウーバーサジェストでは詳細分析について月額1,000円の利用料金を取るようになりましたのでご注意ください!
※2020年2月17日に追記
ウーバーサジェストは何ができるの?
ウーバーサジェストには、ブログやオウンドメディアの開発・運用に役立つコンテンツが備わっています。ここでは今すぐ使える5つの機能について紹介します。
これらの機能を使えば、自社でSEO対策を実施できます。また、他社に外注する際にも、「相手の提案が適切かどうか」を検討するのに役立ちます。
【機能1】ドメインの基本情報を瞬時に数値化できる!
公式HPより引用: https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/ (最終確認日:2020/1/26)
ウーバーサジェストでは、ドメインの基本情報を一瞬で数値化してくれます。
具体的な項目として、オーガニックキーワード、月間オーガニックトラフィック、ドメインスコア、被リンクがあります。それぞれの用語は、ページ内の「?」にカーソルを合わせると説明してくれます。
ドメインスコアとは?
ウーバーサジェストが独自に評価したドメインの競争力を示した値です。 ドメインスコアの数字が高いほど、ドメインの競争力が高いと判断できます。 ただし、あくまでもウーバーサジェストの評価ですから、絶対的なものではないことに注意しましょう。
これらの項目はSEO対策の重要なポイントなので、独自の分析ツールを持っていないのであれば、サイト内のコンテンツ改善を検討する指標の一つとして使ってみるのも良いかもしれません。
【機能2】ページごとのアクセス数や被リンクが分析できる!
公式HPより引用: https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/ (最終確認日:2020/1/26)
ウーバーサジェストでは、ドメインだけではなく、アップロードしたコンテンツ別の「月間オーガニックトラフィック」や「被リンク」を分析できます。
さらに、FacebookなどのSNSのシェア数までピックアップできます。
オウンドメディアの運用では、「どのコンテンツを磨けばよいのか?」という選択と集中が大切ですから、これらの情報は優先順位をつけるのにとても便利です。
なお、出力やコピーもできるので資料作りにも適しています。
【機能3】ドメインに適したキーワード候補を提案してくれる!
公式HPより引用: https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/ (最終確認日:2020/1/26)
ウーバーサジェストは、ドメインと関連するキーワードをピックアップして、それぞれの検索順位・月間オーガニックトラフィック・上位検索の難易度を提示してくれます。
これは無料とは思えないほど優秀なサービスです。
キーワードの一覧表をクリックすれば、右側のスペースに上位検索されている競合サイトの分析結果をまとめてくれます。
さらに、「SD」というSEO難易度もキーワードごとに評価してくれるので「どんなキーワードで上位表示を狙っていけばよいのか?」といった大まかな戦略を立てることができます。
【機能4】キーワードの分析ができる!
公式HPより引用: https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/ (最終確認日:2020/1/26)
ウーバーサジェストではドメインだけではなく、自分が調べたいキーワードを入力すれば、以下の項目が爆速で表示されます。
- 検索ボリューム
- SEO難易度
- 有料難易度
- クリック単価
- 月別の検索ボリュームとモバイルとPCの検索割合
- ユーザーの年齢層
- ユーザーの行動
キーワードを検索した際に、自然検索ページ、有料広告のどちらをクリックしたのか、あるいは何もせずにページを閉じた割合を指しています。 これによって、ユーザーの動きが分かります。
その他にも、関連性の高いキーワードや競合記事のコンテンツを抽出してくれます。
「どのキーワードでマーケティングするのか?」を考える際に、とても便利な機能です!
公式HPより引用: https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/ (最終確認日:2020/1/26)
公式HPより引用: https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/ (最終確認日:2020/1/26)
【機能5】サイト監査ができる!
公式HPより引用: https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/ (最終確認日:2020/1/26)
ウーバーサジェストでは、ドメインさえ入力すればSEO対策の観点からサイトを監査してくれます。
例えば、ウーバーサジェストのドメインを入力してENTERを押すと、SEOに関する問題をレベル別(重大な問題・警告・推奨)にピックアップしてくれます。
「全て見る」をクリックすると、それぞれの問題に関する解決案が出てくるので、確認してみてください。
公式HPより引用: https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/ (最終確認日:2020/1/26)
さらに、PCとモバイルからアクセスした際のスピードについても評価してくれます。
公式HPより引用: https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/ (最終確認日:2020/1/26)
インターネットが当たり前になった現代では、通信が遅いというだけで相当なストレスが発生します。サイトにアクセスしたけど、いつまでもページが表示されないとイライラしますよね。
そのようなページが上位検索にピックアップされていると、そのキーワードを検索する方々の時間を奪うことになるので、少し前にGoogleは「スピードアップデート」という表示速度に関する上位検索の改善措置を行いました。
余談ではありますが、Googleは常に「ユーザーの利益を最大化する」といった観点からさまざまなアップデートを行っています。
SEO対策のテクニカルな話も大切ですが、その本質はユーザーのニーズに応え続けるサイトこそが自然と評価されていくのだと思います。
今日からウーバーサジェストでSEO対策を!
簡単ではありますが、ウーバーサジェストの紹介でした。WEBライティングでは、SEOの知見が求められます。
ライターさんやオウンドメディアの担当者さんで「キーワード分析ってどうやるんだろう……」と悩まれている方は、今日から早速、ウーバーサジェストを導入してみてください!
PENDELIONでは、このほかにも、ライターさんやオウンドメディアの担当者さんに役立つツールについて、記事を執筆していければと思っています。