「自分のツイートをタイムラインに表示したくない」
このようなときに、おすすめな投稿の仕方として「@tos」を活用したトスツイが挙げられます。
しかしながら、@tosを使ったツイートはあまり知られていないニッチなテクニックということもあって、その意味や具体的なやり方がよく分からない人たちも多いのではないでしょうか。
この記事では、@tosの意味とトスツイの方法を解説しています。また、他人に@tosが見られてしまうケースも紹介しているので、Twitterを利用している人たちは参考にしてみてください。
- @tosの意味がわかる。
- トスツイのやり方と見方が明らかになる。
- 「@tosで通知が発生するのか?」が明らかになる。
Twitterの@tosとは?
Twitterの@tosとは、自分のツイートをフォロワーのタイムラインに表示させたくないときに使用する記号のことを意味しています。一般的に、「@tos」が記述されたツイートは「トスツイ」と呼ばれています。
tosは日本語で「利用規約」と訳される「Terms of Service」の頭文字を取ったものであると言われていますが、それを裏付ける公式情報は見当たりません。トスツイの意味から考えると、そもそも「利用規約」とは関係がないような気がします。
公開情報から読み解ける範囲で言えば、@tosは特定のユーザーIDを表しており、そのアカウントは下記の画像からも明らかなように凍結されています。
一部では、@tosはTwitter社が独自に保有しているアカウントであるという人たちもいますが、その事実を裏付ける情報は見つけられませんでした。
パスワードリセットを活用してみると、@tosを登録したときに使用された情報はgmailである可能性が高いと言えます。
Twitter社は「twitter.com」というドメインを所有しているので、それに適合しないことにちょっとした違和感があるのは否めません。
けれども、これだけ長期間にわたって凍結されているアカウントが未だに削除されずに残っていることから推測すると、Twitter社が「@tos」を欠番扱いにして保有し続けている可能性はあると言ってもよいでしょう。
いずれにしても、真偽は定かではありませんが、Twitter社は公式アカウントのなりすましが出てこないように、それに関連しそうな「tos」や「help」のようなユーザーIDは使えないようにしているのかもしれませんね。
トスツイのやり方
それでは、実際に@tosでトスツイするには、どうすればよいのでしょうか?
そのやり方は次のとおりです。
@tosを使ったトスツイのやり方
- ステップ1 冒頭に@tosを記述してスペースを入れる。
- ステップ2 ツイート内容を記述する。
- ステップ3 「ツイートする」を押してトスツイが完了する。
念のため、トスツイが完了したら、タイムラインを開いて自分のツイートが表示されていないことを確認してみましょう。
なお、トスツイしたはずなのにうまくできていないときは次のような間違いの有無をチェックしてみてください。
- 間違い1 スペースを入力していない。
- 間違い2 @と#を間違えている。
- 間違い3 tosの表記に0やzなど異なる英数字を使用している。
- 間違い4 @tosを冒頭に付けていない。
上記の項目を修正してもトスツイができないときは、PCやスマホ端末を再起動してからもう一度、操作してみましょう。
トスツイの見方
@tosを使用するうえで最も注意しなければいけない点が、トスツイはフォロワーをはじめとするTwitterのユーザーに投稿を完全に隠せるような仕組みではないことです。
あくまでも、ツイートをタイムラインに表示しないだけなので、見られる頻度が低くなる程度のテクニックに過ぎません。
事実として、トスツイは下記の方法で簡単に閲覧できます。
トスツイの見方
- ステップ1 トスツイを見たい相手のプロフィールページを検索する。
- ステップ2 「ツイートと返信」を開くと@tosが付いたトスツイが表示される。
上記のやり方以外にも、Twitter内部の検索エンジンに「@tos @ユーザー名」と入力して調べれば、そのユーザーが過去に投稿したトスツイを見ることができます。
いずれにしても、トスツイは他人が閲覧可能な投稿と理解したうえでツイート内容を選択することを心がけましょう。
だれにもバレないようにつぶやけると勘違いして、普段は決して言わないような愚痴やブラックジョークを投稿してしまうと、周りとの信頼関係が壊れてしまうおそれがあるので、くれぐれも気をつけてください。
トスツイを可能な限り見られたくない人は、@tos以外で同様の効果のあるIDを使ってみてもよいと思います。具体的には、@jobsや@followersも活用できるようです。とはいえ、トスツイはTwitterの公式が推奨するテクニックではないので、その安全性については注意が必要です。
@tosで通知は送られる?
なお、@tosで投稿したとしても、だれかに通知が送られるようなことはないので安心してください。
先述のとおり、@tosのアカウントは凍結されており、だれも使っていない状態です。
そのため、トスツイを行ったとしても、Twitterからユーザーに対してお知らせが送信されることはないと考えられます。
@tosを上手に活用しよう
実際のところ、@tosを使ったツイートはゲームの遊び相手などちょっとした仲間の募集で使われていたり、ドラマやアニメのネタバレで利用されていたりと、ユーザーによって活用の幅はさまざまあるようです。
いずれにしても、ツイートを絶妙に見えづらくする工夫を考えた人たちの知恵は見事なものだと思います。みなさんもこれを機会に@tosを上手に活用してみてください。
なお、こちらの記事では、フォロワーにも投稿を見られないようにする方法を考察しているので、こちらも参考までにご覧ください。