みなさんのなかには、Twitter(ツイッター)で本垢とは別に裏垢を作成している人たちもいるはずです。実際、友人や家族などの周囲にいる人たちには絶対に知られたくない趣味や秘密の交流のために、複数のアカウントを使い分けているユーザーはたくさんいるでしょう。
しかしながら、Twitterは匿名で利用できるサービスとはいえ、いざ自分の裏垢が他人に知られる可能性を考えると、夜も安心して眠れませんよね。結論から言えば、Twitterの裏垢はバレる可能性があります。
この記事では、Twitterの裏垢がバレる5つの理由と対処法を解説しています。Twitterで他人に知られたくないアカウントを運用している人たちは参考にしてみてください。
- Twitterの裏垢がバレる5つの理由と対処法がわかる。
- アカウントのプライベートを守る術を身に着けられる。
Twitterの裏垢がバレる5つの理由
さて、Twitterで使っている裏垢がバレるのは、なぜなのでしょうか?
その理由は大きく5あると言ってよいでしょう。
理由1 電話番号やメールアドレスで照合される
はじめに、電話番号やメールアドレスで裏垢を照合されている可能性があります。
Twitterでは、スマホに登録されている連絡先を同期することによって、知り合いのアカウントを見つけてくれる機能があります。具体的には、以下の設定によって電話番号やメールアドレスから裏垢を発見できます。
電話番号やメールアドレスを照合して裏垢を特定する方法
- 手順1 友達の電話番号あるいはメールアドレスを連絡先に保存する。
- 手順2 ホーム画面のアイコンを選択する。
- 手順3 「設定とプライバシー」を選択する。
- 手順4 「プライバシーとセキュリティ」を選択する。
- 手順5 「見つけやすさと連絡先」を選択する。
- 手順6 「アドレス帳の連絡先を同期]」を選択して完了。
上記の設定を完了すると、特定の電話番号やメールアドレスで作成されたアカウントが知り合いとしてお知らせされるようになります。
もちろん、連絡先には複数人の電話番号とメールアドレスが登録されていることがほとんどなので、同期するだけで裏垢を見つけられるとは限りません。けれども、個別にうまく連絡帳に登録していけば、裏垢を絞り出すことはできる可能性があります。
理由2 登録情報の一部から推測される
第2に、電話番号の下2桁やメールアドレスの一部から裏垢を特定されるかもしれません。
実のところ、Twitterでは、パスワードのリセット機能を使うことで電話番号の下二桁或いはメールアドレスの一部を特定できます。Twitterのログイン画面で「パスワードをお忘れですか?」を選択して、ユーザー名を入力すると、次のように電話番号の下二桁とメールアドレスの一部が表示されるのです。
勘の良い人なら、相手の個人情報がなんとなくわかるのではないでしょうか。これに関しては、以下の記事をチェックしてみてください。
理由3 ユーザーIDから見破られる
第3に、裏垢のユーザーIDから見破られるおそれがあります。
具体的に言えば、裏垢のユーザーIDが別なSNSで使われていたり、個人情報に関連していたりする場合、本人であることがバレる危険性があります。
もちろん、たまたま第三者のユーザーIDと同じものを使っていたと言い逃れることは可能です。けれども、複雑なIDを使用している場合、数字の組み合わせが完全に一致するのは不自然です。どんなに言い訳しても、相手からは裏垢の所有者として認識されるでしょう。
理由4 本垢と間違えて投稿している
第4に、本垢と間違えて裏垢に投稿した場合、アカウントの存在がバレてしまうかもしれません。
特に、Twitterのアプリでは複数のアカウントを一括して管理できるのですが、本垢に切り替えし忘れて裏垢でツイートしてしまうといったミスが起こる可能性があるわけです。
投稿した内容に友達などの知り合いに対するメンションが付けられている場合、あなたの裏垢は瞬時にバレてしまうでしょう。そのため、投稿前にログインしているアカウントを一度確認することをおすすめします。
理由5 プロフィールに本人性が現れている
第5に、裏垢のプロフィール情報に本人性が現れていることからバレてしまう危険性があります。
例えば、アイコンに自分が好きなキャラクターを設定したり、自己紹介文に普段からよく使用している顔文字や絵文字が含まれていたりする場合、あなたのことをよく知る人がたまたま見かけたときに類推されてしまう可能性が多少なりともあるので気をつけてください。
Twitterの裏垢をバレないようにする方法
それでは、Twitterの裏垢をバレないようにするには、どうすればよいのでしょうか?
その対処法は大きく5つあると言えるでしょう。
方法1 個人情報の照合をオフにする
はじめに、電話番号やメールアドレスから裏垢を特定できないように、個人情報の照合をオフにしましょう。
そのやり方は以下の通りです。
個人情報との照合をオフにする方法
- 手順1 Twitterを始めた後にアイコンを選択する。
- 手順2 「設定とプライバシー」を選ぶ。
- 手順3 「プライバシーとセキュリティ」を選ぶ。
- 手順4 「見つけやすさと連絡先」を選ぶ。
- 手順5 メールアドレスと電話番号の「照合と通知を許可する」のチェックを外す。
方法2 専用メールアドレスを登録する
続いて、だれも知らないTwitter専用のメールアドレスを作成して裏垢に登録しましょう。
専用のメールアドレスはGmailなどの無料サービスを使うことをおすすめします。
方法3 裏垢を非公開にする
続いて、裏垢を非公開にすることでバレる確率を下げられます。
いわゆる、鍵垢に設定するわけです。具体的には、次の手順でアカウントに鍵をかけられます。
裏垢を鍵垢にする方法
- 手順1 「設定とプライバシー」を選択する。
- 手順2 「プライバシーと安全」を開く。
- 手順3 「オーディエンスとタグ付け」を選択する。
- 手順4 「ツイートを非公開にする」にチェックを入れると完了する。
くわしくは、こちらの記事をご覧ください。
方法4 ユーザーIDをランダムにする
続いて、裏垢のユーザーIDをランダムにすることで匿名性を高めることができるでしょう。
英数字の組み合わせを自動で作成したい人たちは以下のツールを利用すると便利なので使ってみてください。
方法5 投稿前にアカウントを確かめる
最後に、1つの端末で本垢と裏垢の両方を管理している場合、投稿前にログインしているアカウントを確かめることを忘れないでください。
こればかりは事前にチェックする癖をつけるしかありません。あるいは、本垢はスマホ、裏垢はパソコンなど使用する端末を分けるのも有効であると考えられます。
バレたら困る利用の仕方は控える
Twitterの裏垢もちょっとしたことがきっかけで他人にバレてしまうことがあります。
特に、近年では、アカウントを特定する専門業者もあるので、お金を支払うことで本人であることが知られてしまう危険性もあるくらいです。その意味では、そもそもバレたら困るような使い方をすべきではないと言えるでしょう。
社会のルールはもとより、他人を傷つけたり、自分を危険に晒したりするような裏垢の使い方は絶対にやめましょう。遅かれ早かれ後悔することになってしまいます。