Twitter(ツイッター)の利用者のなかには、アカウントに対して「シャドウバン」という独自の制限が存在すると噂する人たちがいます。一体、シャドウバンとは、どのような意味なのでしょうか?
本記事では、シャドウバンの種類や原因、対処法、シャドウバンチェックツールについて詳しく解説します。シャドウバンについて詳しく知りたいという方はぜひ最後まで読んでみてください。
- シャドウバンの意味がわかる。
- シャドウバンのチェック方法について学べる。
- シャドウバンを解除するやり方について正確な知識が得られる。
Twitterのシャドウバンとは?
Twitterのシャドウバンとは、運営側が本人に知られないように利用者のコンテンツを意図的に閲覧できない状態にする制限のことです。
シャドウバンになってしまうと、自分のツイートやアカウントが他のユーザーから見つけられにくくなってしまうため、Twitterで不特定多数のユーザーにアプローチしたいアカウントにとっては大打撃となってしまいます。
2017年以降、インスタグラムでエンゲージメント率が急激に減少したことをきっかけにして、一部のユーザーが「Twitterでもシャドウバンが存在するのではないか」と噂するようになりました。
Twitterでシャドウバンが行われていないのは事実?
Twitter社は「シャドウバンはしていない」と発表しているため、公式の見解としてはTwitterではシャドウバンはされていないということになります。Twitter社が発表している内容の詳細は以下の通りです。
Twitterではシャドウバンを行っていますか?
率直に申し上げると、Twitterではシャドウバンを行っておらず、過去に行ったこともありません。ただしTwitterでは、利用者の皆様がより快適に利用できる環境を構築するため、ツイートのランク付けを行っているため、あなたがフォローしているアカウントのツイートは常に表示されます。詳細については、Twitterのブログ記事をご覧ください。
Xヘルプセンター『Twitterについての誤解の真相』より引用(最終確認日:2023/9/3)
シャドウバンの種類
シャドウバンには大きく4つの種類があると言われています。
シャドウバンの種類
- 種類1 サーチサジェッションバン
- 種類2 サーチバン
- 種類3 ゴーストバン
- 種類4 リプライディブースティング
ここでは、それぞれの項目について説明していきます。
種類1 サーチサジェッションバン
第1に、サーチサジェッションバン(Search Suggestion Ban)とは、Twitterに設置されている検索エンジンの順位を下げる制限のことです。
通常は関連度の高いツイートから順番に検索結果に表示されますが、検索結果に関連性が強いツイートをした場合でも上位に表示されない状態になります。そのため、インプレッション数が低下すると考えられます。
種類2 サーチバン
第2に、サーチバン(Search Ban)とは、検索結果で自分のツイートやアカウントが表示されない状態のことを指します。
これによって、Twitterの利用者は特定のアカウント及びツイートを発見できなくなります。したがって、フォロワー以外は、サーチバンされたユーザーの情報は閲覧しづらい状態になると言ってよいでしょう。
種類3 ゴーストバン
第3に、ゴーストバン(Ghost Ban)とは、自分が送信したツイートへのリプライが自分と受信者以外から見られない状態のことを指します。
また、ハッシュタグ検索とアカウント名検索において自分とツイートやアカウントが表示されないという状況にもなります。
そのため、シャドウバンの中では制限が重い対処となります。この措置が講じられると、ツイート上で他人とコミュニケーションを取れなくなってしまいます。
種類4 リプライディブースティング
第4に、リプライディブースティング(Reply Deboosting)とは、自分の送ったリプライを自分とツイート主以外に表示するためには「返信をさらに表示」をタップする必要がある状態になることを指します。
ゴーストバンよりも軽い措置ではありますが、Twitterで会話が発展する可能性が絶たれてしまうものだと言ってよいでしょう。
シャドウバンをチェックする方法
実際に、特定のアカウントがシャドウバンされていることを確認するには、どうすればよいのでしょうか?
これに関しては、以下のシャドウバンをチェックする専用の外部サービスを使用しましょう。
- Twitter Shadowban Test
- Shadow Ban Checker
- ShadowBird – Twitter ShadowBan Check
- Twitter Shadowban Test
いずれのシャドウバンチェックツールも海外サイトのツールとなりますが、Twitterのアカウント名のみを入力するだけでシャドウバンされているかどうかをチェックすることができます。
今回は「Twitter Shadowban Test」でチェックする方法を解説したいと思います。
シャドウバンをチェックする方法
- ステップ1 「Twitter Shadowban Test」にアクセスする。
- ステップ2 ユーザー名を入力する。
- ステップ3 「CHECK」を押すと診断結果が表示される。
ただし、外部サービスによる診断に過ぎないので、あくまでも参考程度に留めておきましょう。
シャドウバンの原因は?
Twitterにおけるシャドウバンされる原因は以下のようなものがあります。
- 公序良俗に反するツイートをする
- 短期間でフォロー・フォロー解除を繰り返す
- 同じ内容のツイートを繰り返し行う
- 自動化ツールを使用している
- Twitterのルールに違反している
Twitter社はシャドウバンについて公式には認めていないため、シャドウバンになる条件も明確ではありませんが、一般的には上記の内容がシャドウバンの原因となります。
シャドウバンを解除する方法
シャドウバンを解除するにはどうすればよいのでしょうか?
結論から言えば、Twitterのポリシーに従ってアカウントを運用することがシャドウバンを解除する唯一の方法です。そして、ユーザーに有益な情報を発信し続けましょう。
プラットフォームの発展に寄与するユーザーの投稿であるならば、「シャドウバン」に近似した制限がかけられることはあり得ません。ルールを確認して健全な利用を心がけましょう。
一部のユーザーによれば、「シャドウバン」に該当する制限は2〜3日の間、放置しておけば、自然と解除されると言われてます。いずれにしても、ポリシーを遵守しているのであれば、心配する必要はありません。
問い合わせしても意味がない
Twitterの公式HPでシャドウバンの存在が否定されている以上、問い合わせしても意味がないと考えたほうがよいでしょう。
実際のところは分かりませんが、シャドウバンについて報告したとしても、存在そのものを否定している事柄について何らかの措置が加えられることはないと考えるべきです。
さまざまな憶測が飛び交いやすいトピックではありますが、公式情報に基づいて事実を判断したほうがよいと思います。もし、Twitterがユーザーを欺いてシャドウバンを行っているのであれば、遅かれ早かれ、そのことが露呈するでしょう。
そのときに、改めてプラットフォームに対する信頼の可否を判断して、継続してサービスを利用するのかを決めることをおすすめします。
まとめ
本記事では、Twitterのシャドウバンの種類や原因、対処法、シャドウバンチェックツールについて詳しく解説しました。Twitterのシャドウバンを明確に分析することは難しいため、定期的にシャドウバンチェックツールを使用して確認するといいでしょう。ぜひ本記事を参考にしてTwitterのシャドウバンに適切に対処してみてください。