Twitter(ツイッター)の利用者のなかには、アカウントに対して「シャドウバン」という独自の制限が存在すると噂する人たちがいます。一体、シャドウバンとは、どのような意味なのでしょうか?
この記事では、Twitterのシャドウバンについて解説しています。チェックと解除の方法について考察しているので、Twitterを使っている方たちは参考にしてみてください。
- シャドウバンの意味がわかる。
- シャドウバンのチェック方法について学べる。
- シャドウバンを解除するやり方について正確な知識が得られる。
Twitterのシャドウバンとは?
Twitterのシャドウバンとは、運営側が本人に知られないように利用者のコンテンツを意図的に閲覧できない状態にする制限のことです。
2017年以降、インスタグラムでエンゲージメント率が急激に減少したことをきっかけにして、一部のユーザーが「Twitterでもシャドウバンが存在するのではないか」と噂するようになりました。
シャドウバンの種類
シャドウバンには大きく4つの種類があると言われています。
シャドウバンの種類
- 種類1 サーチサジェッションバン
- 種類2 サーチバン
- 種類3 ゴーストバン
- 種類4 リプライディブースティング
ここでは、それぞれの項目について説明していきます。
種類1 サーチサジェッションバン
第1に、サーチサジェッションバン(Search Suggestion Ban)とは、Twitterに設置されている検索エンジンの順位を下げる制限のことです。
Twitterでは、ユーザーニーズとの適合性などのいくつかの基準に基づき、ツイートやアカウントの検索ランキングが決定されます。上位表示されなくなると、インプレッション数が低下すると考えられます。
種類2 サーチバン
第2に、サーチバン(Search Ban)とは、ユーザーのコンテンツが検索結果に表示されなくなる制限のことです。
これによって、Twitterの利用者は特定のアカウント及びツイートを発見できなくなります。したがって、フォロワー以外は、サーチバンされたユーザーの情報は閲覧しづらい状態になると言ってよいでしょう。
種類3 ゴーストバン
第3に、ゴーストバン(Ghost Ban)とは、特定のアカウントがユーザーの投稿に対して行ったリプライが非表示になるという制限です。この措置が講じられると、ツイート上で他人とコミュニケーションを取れなくなってしまいます。
種類4 リプライディブースティング
第4に、リプライディブースティング(Reply Deboosting)とは、特定のツイートに対する返信の一部が隠される制限のことです。ゴーストバンよりも軽い措置ではありますが、Twitterで会話が発展する可能性が絶たれてしまうものだと言ってよいでしょう。
シャドウバンをチェックする方法
実際に、特定のアカウントがシャドウバンされていることを確認するには、どうすればよいのでしょうか?
これに関しては、シャドウバンをチェックする専用の外部サービス「shadowban.eu」を使いましょう。
やり方は次のとおりです。
シャドウバンをチェックする方法
- ステップ1 「shadowban.eu」にアクセスする。
- ステップ2 ユーザー名を入力する。
- ステップ3 「CHECK」を押すと診断結果が表示される。

ただし、外部サービスによる診断に過ぎないので、あくまでも参考程度に留めておきましょう。
シャドウバンは存在しない
しかしながら、Twitterの公式見解によれば、運営側でシャドウバンを行ったことは過去に一度もないとのことです。
率直に申し上げると、Twitterではシャドウバンを行っておらず、過去に行ったこともありません。ただしTwitterでは、利用者の皆様がより快適に利用できる環境を構築するため、ツイートのランク付けを行っているため、あなたがフォローしているアカウントのツイートは常に表示されます。
Twitte公式HP『Twitterについての誤解の真相』(最終確認日:2021年6月10日)
上記の引用を踏まえると、シャドウバンという仕組みは存在しないと考えたほうがよいでしょう。
厳密に言えば、Twitterのポリシーに基づくアルゴリズムの診断結果に対して、一部のユーザーが「シャドウバン」と呼んでいるだけに過ぎないわけです。その詳細はTwitterの公式HPをご覧ください。

シャドウバンを解除する方法
そのうえで、シャドウバンを解除するにはどうすればよいのでしょうか?
結論から言えば、Twitterのポリシーに従ってアカウントを運用することがシャドウバンを解除する唯一の方法です。そして、ユーザーに有益な情報を発信し続けましょう。
プラットフォームの発展に寄与するユーザーの投稿であるならば、「シャドウバン」に近似した制限がかけられることはあり得ません。ルールを確認して健全な利用を心がけましょう。
一部のユーザーによれば、「シャドウバン」に該当する制限は2〜3日の間、放置しておけば、自然と解除されると言われてます。いずれにしても、ポリシーを遵守しているのであれば、心配する必要はありません。
問い合わせしても意味がない
Twitterの公式HPでシャドウバンの存在が否定されている以上、問い合わせしても意味がないと考えたほうがよいでしょう。
実際のところは分かりませんが、シャドウバンについて報告したとしても、存在そのものを否定している事柄について何らかの措置が加えられることはないと考えるべきです。
さまざまな憶測が飛び交いやすいトピックではありますが、公式情報に基づいて事実を判断したほうがよいと思います。もし、Twitterがユーザーを欺いてシャドウバンを行っているのであれば、遅かれ早かれ、そのことが露呈するでしょう。
そのときに、改めてプラットフォームに対する信頼の可否を判断して、継続してサービスを利用するのかを決めることをおすすめします。


