ツイッター(Twitter)では、ユーザー同士が投稿に返信することを通じて交流しています。けれども、相手に対するちょっとした気遣いを怠ったことで、険悪な関係になってしまうケースも少なくありません。
実際のところ、具体的にどのようなことに気をつければよいのでしょうか?
この記事では、ツイートに返信するときに守るべき5つのマナーについて解説しています。ツイッター上で他人と積極的にコミュニケーションを取っている人たちのお役に立てば幸いです。
- ツイートの返信に関するマナーを学べる。
- ツイッター上で他人とトラブルになりづらくなる。
- 礼儀正しいユーザーとして信頼されやすくなる。
ツイッターで返信するときに守るべきマナー5選
さて、ツイッターで返信するときにユーザー間の良好な関係を保つには、どうすればよいのでしょうか?
これに関しては、大きく5つのマナーがあると言ってよいでしょう。
ここでは、それぞれの項目について解説していきます。
その1 フォロー外から返信する場合は挨拶しよう
第1に、フォロー外から返信する場合は、一言挨拶したほうがよいでしょう。
アカウントに鍵をつけていない場合、自分が投稿したツイートは第三者から閲覧されます。とはいえ、これまで関わりのなかった相手からいきなり返信がくると、驚いたり、戸惑ったりする人たちもいるかもしれません。
そのため、フォロー・フォロワーの関係にない相手の投稿に返信するときは、「FF外から失礼します」や「フォロー外からすみません」などの挨拶を内容の冒頭に添えておくことをおすすめします。
ただし、知り合い以外の人たちと関わりたくないユーザーもいるので、挨拶したからといって必ずしもコミュニケーションがうまくいくとは限りません。けれども、礼儀正しい挨拶ができる人に対して悪い印象を持つ人たちのほうが少ないはずです。
なお、「FF外から失礼します」について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
その2 勝手な解釈で一方的に否定しない
第2に、相手のツイートを勝手に解釈して一方的に否定するのはやめましょう。
140文字の短い文章といえども、その意味は必ずしもひとつとは限りません。むしろ、人の数だけ文章の意味は変化します。さらに、自分の気持ちと文章の表現をうまく一致させられない人たちもたくさんいるはずです。
だからこそ、相手の背景を知らずに、自分の知性や経験から内容を捉えようとすれば、その真意を誤解してしまうおそれがあるわけです。そのうえ、本人が伝えたいことを知ろうともせずに一方的に否定すれば、嫌われてしまって当然です。
したがって、いきなり否定から入るのではなく、まずは相手が言いたいことを丁寧に確認することが大切です。少ない情報のなかで相手の考えを可能な限り理解しようとする姿勢があれば、コミュニケーションも円滑になるでしょう。
その3 ネガティブな空リプで相手を不快にさせない
第3に、ネガティブな空リプで相手を不快にさせないことが大切です。
空リプとは、相手のツイートに関する意見を自分のタイムラインに載せることです。ユーザーのなかには、空リプで愚痴を投稿する人たちもたくさんいます。
しかしながら、本人の知らないところならともかくとして、ちょっと調べればわかるところに悪口や否定的な意見を述べられるのは、だれだって嫌な気持ちになるものです。はっきり言えば、陰湿な行為として非難されるでしょう。
バレないと思っていても、自分のツイートをエゴサーチして気がついてしまう可能性はあるので注意してください。たった一言のツイートでも人間関係上のトラブルに発展する危険性があることを忘れてはいけません。
なお、空リプの詳細について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
その4 巻き込みリプには注意しよう
第4に、巻き込みリプには注意しましょう。
巻き込みリプとは、ツイートに返信する際に相手以外のユーザーを巻き込んでしまうことをいいます。
デフォルトの設定では、リプが返される度にツイッターから通知が送られてくるため、「うるさい」と迷惑に感じる人たちもいます。1件や2件ならともかく、投稿内で会話が盛り上がって100件近くなることもあるので、注意してください。
巻き込みリプを防止するには、返信を送る前に第三者の「@ユーザー名」が含まれていないかを確認しましょう。なお、巻き込みリプについて、くわしく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
その5 煽るような発言はしない
第5に、投稿者や他のコメントを投稿した人を煽るような発言はやめましょう。
残念ながら、ツイッターでは他人を感情的に苛立たせる返信を投稿するユーザーがたくさんいます。しかしながら、SNSで軽率な発言をしたことが命取りになって、損害賠償を請求されたり、炎上した個人名を晒されたりすることも珍しくありません。
「自分に限ってそのようなことはない」というのは、都合の良い思い込みです。自分の返信内容に責任を持つことが利用上のマナーです。
受け取り方には個人差がある
マナーの感覚は文化や育った環境によって違いがあります。そのため、自分が相手を配慮しているつもりでも、不快な思いをさせてしまうこともあるかもしれません。誠意の受け取り方には個人差があるわけです。
そういったときは「知らなかった」と素直に伝えて、謝ることがよいと思います。もちろん、自分は何も悪いことをしていないのに謝罪する必要はないと考える人たちもいるでしょう。
その判断は自由です。けれども、自分の信念を汚すようなものではない限り、歩み寄る懐の深さを持ち合わせたほうが人生を豊かにできるのではないでしょうか。