Twitter(ツイッター)のタイムラインを見ていると、「#拡散希望」というハッシュタグが付いたツイートが流れてくるときがありますよね。どうやら、ユーザーのなかには、拡散希望という要求に対してうざいと感じる人たちもいるようです。
そもそも、「拡散希望」とはどういうことなのでしょうか?
この記事では、「Twitterの拡散希望とは何か?」を解説しています。うざい理由と注意すべきデマについても考察しているので、Twitterを利用している人たちは参考にしてみてください。
- Twitterの拡散希望について基本的な知識が得られる。
- 拡散希望がうざい理由や気持ち悪いと感じる心理について理解が深まる。
- デマ情報に関する知識が身に付く。
Twitterの拡散希望とは?
Twitterでよく見かける「拡散希望」とは、そのツイートを閲覧した人たちに対してリツイートをお願いして、より多くの人たちに投稿を見てもらおうとする行為です。
通常、文章内に「#拡散希望」といったハッシュタグが記述して投稿されています。なお、英語では「Please RT」、韓国語では「알티부닥」と表現されるの一般的です。
拡散希望がうざい3つの理由
しかしながら、ユーザーのなかには「拡散希望」に対してうざいと感じる人たちもいるようです。
なぜ、拡散希望がうざいのでしょうか?
ここでは、その理由を大きく3つに分けて説明していきます。
理由1 相手のビジネスに利用されるのが不快
第1に、相手のビジネスに利用されるのが不快といったことが挙げられます。
たしかに、「拡散希望」という要求を受け入れる義理のない人から頼まれても、「なぜ、この人の言うことを聞かなくてもいけないの?」と疑問を抱く方たちもいると思います。
ましてや、自分にメリットがないのに他人の金儲けに付き合わされるのは、だれだって嫌ですよね……。
理由2 根拠のない情報を拡散するのが気持ち悪い
第2に、根拠が不明瞭な情報を拡散するのが気持ち悪いといった人たちもいると考えられます。
原則として、ツイートには140文字までという制限があります。短い文章では情報の裏付けを記述しきれないので、誤解を招くような投稿もあるでしょう。
たとえ、ユーザーには悪意がなかったとしても、証拠の有無を重視する人たちからすれば、質の低いツイートの拡散を要求されるのはうざいと感じてしまうのかもしれません。
理由3 良い内容ならば言われなくても拡散する
第3に、他人から拡散を希望されなくても、良い内容なら勝手にリツイートすると思っている人からすれば、うるさく感じてしまうのかもしれません。
とはいえ、残念ながら、私たちの世界に「マーケティング」や「広告宣伝」という概念がある以上、内容の良し悪しに関係なく、お金や知恵を使えば情報は広がってしまいます。
拡散希望のように堂々と広めることをお願いするならまだしも、行動科学を活用して、知らないうちに自らの選択肢が変更させられるようなこともあるのが経済社会の実態のような気もしています。
デマ情報の拡散に注意!
なお、TwitterをはじめとするSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)では、事実無根のデマが横行しているといった問題があります。
例えば、熊本大地震のときは、動物園からライオンが逃げ出したといった嘘をツイートした人がいて、瞬く間に拡散されてしまいました。その結果、動物園に問い合わせが殺到して、スタッフが対応に追われるといった事態になってしまいました。
結果として、その投稿者は逮捕されています。
緊急事態が発生しているときは、人々の善意が情報共有を促進する傾向があるので、デマ情報を拡散しないようにくれぐれも注意しましょう!
人々が求める情報は自然に広がる
情報を拡散させる最も有効な方法は、人々が求める情報を使うことです。
当たり前な話ではありますが、何かを伝えたがっている人は相手の知りたいことを意識し忘れていることがあります。
それでは、だれからも見向きもされません。一時的に個性が評価されて注目されたとしても、継続することは極めて稀なことだと言えるでしょう。
其の一方で、相手が求めるものを渡すのは確実です。その対価として情報を拡散してもらうのであれば、だれも文句は言えないでしょう。むしろ、自然と広がっていくのではないでしょうか。
自分ではなく、まずは相手を中心にして情報の広がりを設計してくことが大切だと思います。