Twitter(ツイッター)には、自分が「今どこにいるのか?」を示す位置情報を投稿に紐づける機能が実装されています。リアルタイムでツイートで情報発信するときに、居場所が明確になることで現実味が増すので設定をオンにしている人たちもいるのではないでしょうか。
けれども、見方を変えれば、どこにいるかが特定されてしまうわけですから、恐怖を感じる人もいるはずです。特に、位置情報をオフにしているはずなのに広告が自分の居場所と連動していたり、フォロワーにバレていたりすると焦りますよね。実際のところ、設定を解除しているのに情報が漏れるのはどうしてなのでしょうか?
この記事では、Twitterの位置情報がオフなのにバレる原因と対処法を解説しています。Twitterでプライバシーを守ることに興味のある人たちは参考にしてみてください。
Twitterの位置情報とは?
Twitterの位置情報とは、スマートフォンに内蔵されているGPSから取得された自分が今いる場所の情報です。住所の詳細が表示されるわけではありませんが、だいたいの地域は知らせることが可能です。
例えば、自分の投稿に位置情報を追加した場合、次のように表示されます。
けれども、見ず知らずの人に自分の居場所を知られることに抵抗感を持っている人たちもいるので、ほとんどのユーザーが自分の位置情報がオフになっているのではないかと思います。
なお、位置情報をオフにする方法は以下のとおりです。
Twitterの位置情報をオフにする方法
- 手順1 「設定とプライバシー」を選択する。
- 手順2「プライバシーと安全」を選択する。
- 手順3「位置情報」を選択する。
- 手順4「正確な位置情報」を選択してチェックを外す。
Twitterの位置情報がオフなのにバレる原因
さて、Twitterで位置情報の設定がオフになっているのに第三者にバレるのは、どうしてなのでしょうか?
一概には言えませんが、その原因は大きく3つあると考えられます。
原因1 別なSNSで特定されている
第1に、Twitter以外の別なSNSで居場所を特定されている可能性があります。
特に、実名で利用している人たちが多いFacebookのアカウントを見られている場合、住んでいる場所や過去の投稿から位置情報を割り出されてしまうおそれがあるので注意してください。
可能ならば、友達として承認していないアカウントが個人情報にアクセスできないように各種ソーシャルメディアで公開されている情報の範囲を限定することを推奨します。
原因2 広告サービスに活用されている
第2に、位置情報の設定をオフにしていたとしても、Twitterの広告サービスには継続的に活用されている可能性があると考えられます。
いうまでもなく、ソーシャルメディアの大半は広告収入が主たる事業収益です。したがって、できるだけ多くのユーザーに広告を通じて商品を買ってもらったり、サービスに申し込んでもらったりする必要があるのです。
ユーザーの位置情報を活用すれば、その人が住んでいる場所に関連するサービスを宣伝できるので、広告効果が高くなる可能性があります。プラットフォームとしては、是が非でも活用したいデータですよね。
実際、位置情報をオフにしたとしても、過去に蓄積されたデータの使われた方についてはわかりません。その意味では、Twitterのプロモーションを契機に、だれかに居場所を知られているような感覚になるおそれがあると言ってよいでしょう。
原因3 フォローリストで絞られている
第3に、フォローリストのアカウントから位置情報を絞られているのかもしれません。
いうまでもなく、「だれをフォローしているのか?」や「だれからフォローされているのか?」もまたアカウントの性質を調べるのに有効な情報です。例えば、博多周辺の飲食店のアカウントを大量にフォローしている場合、その地域に関わっている可能性が高いと判断できますよね。
もちろん、それによって住所まで特定するのは不可能かもしれませんが、プライベートな繋がりを把握することはできます。その結果、知り合いを通じて自分の情報が引き出されてしまうおそれがあるので、くれぐれも注意してください。
自分の居場所をバレないようにする対処法
それでは、自分の居場所をバレないようにするには、具体的にどうすればよいのでしょうか?
これに関しては、大きく3つの対処法があると言えるでしょう。
方法1 SNSで住所を登録しない
はじめに、Twitterを含む全てのSNSで住所を登録しないように徹底しましょう。
先述のとおり、あなたの住所を特定しようと企んでいる人はTwitter以外のソーシャルメディアもチェックしている可能性が高いと言えます。
そのため、住まいに関する情報は空欄のままにしておくことを推奨します。それと同時に、友達にならないと詳細プロフィールを見れないように制限をかけておきましょう。
方法2 自宅付近の写真を投稿しない
続いて、自宅付近の写真を投稿しないように注意してください。
近年では、画像検索の技術も発展しているので、あなたが住んでいる地域で撮影した写真さえあれば、居場所を簡単に突き止められてしまうおそれがあります。
どうしても投稿したいときは加工でぼかしを入れるなどの工夫を施すことを推奨します。
方法3 実名のアカウントに鍵をかける
最後に、実名のアカウントに鍵をかけることをおすすめします。
Twitterでは、自分が承認したユーザー以外のフォローを拒絶する非公開機能があります。鍵さえかければ、変な人にツイート情報を閲覧される心配はありません。安全な人と危険な人を取捨選択して付き合うことで、トラブルに巻き込まれづらくなると言えます。
なお、鍵垢にする方法について知りたい方は次の記事をご覧ください。
位置情報は公開しないほうがよい
TwitterをはじめとするSNSでは、個人情報を盗み取る詐欺トラブルが多発しています。だからこそ、無闇に自分の住所や位置情報は公開しないほうがよいでしょう。
自分はよくても、家族が嫌な思いする可能性もあります。「これくらい問題ない」と軽率に考えていると、とんでもない事件に巻き込まれる危険性があります。
もちろん、ソーシャルメディアは使い方次第で無限の可能性を秘めています。だからこそ、ネガティブな影響を受けないように活用方法を習得して、自分の人生にプラスになるように使いこなす必要があるのです。