「アカウントをずっと使わないままでいると、勝手に削除されるのだろうか……」
Twitter(ツイッター)を利用している方たちのなかには、上記のような疑問を持っている人もいると思います。
実際のところ、Twitterのアカウントが長期間にわたって放置されたとき、自然消滅するのでしょうか?
この記事では、「Twitterのアカウントは自然消滅しないのか?」という疑問について回答しています。Twitterの利用頻度が少ない方たちは参考にしてみてください。
- 「Twitterのアカウントが自然消滅するのか?」という疑問が解決する。
- アカウントが自然消滅する条件が明らかになる。
- アカウントを安全に運用する知識が身に付く。
Twitterのアカウントは自然消滅しないのか?
さて、Twitterのアカウントは放置し続けたとしても自然消滅しないのでしょうか?
結論から言えば、Twitterのアカウントがアクティブ状態ではないと判断された場合、自動的に削除されるおそれがあります。
具体的な条件としては、アカウントが最後にログインしてから6ヶ月以上経過していることが自然消滅の基準になります。実際に、Twitterのヘルプセンターでも、アカウントを登録した後にアクティブな状態を保つ方法として積極的にログインすることを推奨しています。
アカウントの作成後は、積極的にログインしてTwitterをご利用ください。アカウントをアクティブな状態に保つには、少なくとも6か月ごとにログインするようにしてください。
Twitterヘルプセンター『運営の痕跡がないアカウントに関するポリシー』より引用(最終確認日:2021年8月4日)
上記の引用にもあるとおり、アカウントの自然消滅を防止するには、最低でも半年1回以上ログインすることを忘れないようにしましょう。
ただし、アカウントにログインせずに半年が経過したからといって、必ず削除されるわけではありませんので注意してください。
アカウントが自然消滅する理由
とはいえ、なぜ、Twitterの運営側では、アクティブな状態ではないアカウントを自然消滅させる必要があるのでしょうか?
これに関しては、BBCの取材でログインしないユーザーは新しい利用規約に同意できないからだと説明しています。
ツイッターが、6カ月以上運営されていない休眠アカウントに対して、12月11日までにログインしない場合はアカウントを削除するとの警告メールを送信している。
同社が大規模なアカウント削除を行うのはこれが初めて。理由についてツイッターは、ログインしないユーザーは新しい利用規約に同意できないためと説明している。
BBC NEWS『ツイッター、休眠アカウント削除へ 6カ月ログインなしが対象』より引用(最終確認日:2021年8月4日)
たしかに、Twitterのガイドラインも世の中の変化に応じて更新されていきます。だからこそ、新しいルールに同意しない幽霊アカウントが残り続けると、健全なコミュニティを維持できなくなってしまうでしょう。
また、休眠状態のアカウントを残したままだと、Twitter上で架空のフォロワーが増え続けてしまうため、プラットフォームの信頼性を損ねるおそれがあります。
例えば、フォロワーが10万人にいるアカウントがあったとしても、そのうちの半分以上が6ヶ月以上ログインしていない状態だったら、実質的なフォロワーは5万人以下ということになります。
しかしながら、現状の仕組みではユーザーのログイン履歴を確認できません。すなわち、Twitterの利用者からはフォロワーの名目と実質の乖離を把握する手段がないので、それぞれのプロフィールに表示されているフォロワー数を手放しで信用することが難しくなってしまうわけです。
その意味では、休眠アカウントを自然消滅させるのは必要なことなのかもしれません。
自然消滅したアカウントは復活できる?
なお、自然消滅してしまったアカウントは復活できるのでしょうか?
残念ながら、一度、自然消滅したアカウントは復活できないと考えられます。これに関しては、Twitterのヘルプセンターでも次のように記述されています。
アクティブでない期間が長期にわたると、アカウントが恒久的に削除される場合があります。
Twitterヘルプセンター『運営の痕跡がないアカウントに関するポリシー』より引用(最終確認日:2021年8月4日)
Twitterのヘルプセンターが「恒久的に削除される場合があります」という情報を公開している以上、アカウントが半永久的に消去されてしまうことは疑いなさそうです。したがって、自然消滅するのが嫌ならば、半年を期限にログインすることを推奨します。
なお、自分でアカウントを削除した場合は、一定期間内であれば復活できます。くわしくは、こちらの記事を参考にしてみてください。
ログインし忘れないように注意!
アカウントの自然消滅を防止するには、定期的にログインするしかありません。もっと言うならば、そのアカウントを運用していさえすれば、「休眠アカウント」と見做されて削除されることはないと言ってよいでしょう。
また、故人のアカウントを思い出として保存し続けたいという遺族のユーザーもいるはずです。データとして消えてしまえば、取り戻せない可能性が極めて高いので、ログインのし忘れに注意してください。