Twitter(ツイッター)には、特定のキーワードが含まれる投稿を非表示にするミュート機能が実装されています。
この仕組みをうまく活用すれば、誹謗中傷やネタバレなどの自分が見たくないツイートを閲覧する確率が低くなるので、Twitterをより安全に利用できるようになると考えられます。
とはいえ、どのようにすればNGワードを指定できるのでしょうか?
この記事では、TwitterのミュートでNGワードを設定する方法を解説しています。
加えて、ミュートワードとして追加しておくべき単語の種類やキーワードがすり抜けて出てくる原因と対処方法についても紹介しているので、Twitterを利用している人たちは参考にしてみてください。
- Twitterでキーワードをミュートにする方法がわかる。
- ミュートに加えるおすすめの単語について理解が深まる。
- ミュートしても出てきしまう原因と対処方法について学べる。
TwitterのミュートでNGワードを設定する方法
さて、Twitterのミュート機能でNGワードを設定するには、どうすればよいのでしょうか?
その方法は次のとおりです。
TwitterのミュートでNGワードを設定する方法
- ステップ1 「設定とプライバシー」を開く。
- ステップ2 「プライバシーとセキュリティ」を開く。
- ステップ3 「ミュートとブロック」を選択する。
- ステップ4 「ミュートするキーワード」を選択する。
- ステップ5 「追加する」を選択する。
- ステップ6 「単語やフレーズを入力」をタップしてミュートしたいワードを打ち込む。
- ステップ7 「保存」を押して完了。
ミュートの対象はタイムラインと通知の2種類です。
Twitter内部の検索結果に表示されるツイートを除外できるわけではないので注意してください。
また、NGキーワードをミュートするアカウントや期間も指定できるので、細かく設定したい方たちは調整してみましょう。
ミュートワードに追加すべきおすすめの表現
ミュート機能でNGワードに指定できるものは単語だけではありません。
アカウント名やハッシュタグなど、さまざまな表現に対して非表示の設定を行うことができます。
これに関しては、Twitterのヘルプセンターで次のように記述されています。
ツイートに見たくない内容が含まれていたときのために、特定の単語、フレーズ、ユーザー名、絵文字、ハッシュタグを含むツイートをミュートする設定があります。ミュート設定を行うと、そのようなツイートが [通知] タブ、プッシュ通知、ショートメール、メール通知、ホームタイムライン、ツイートへの返信に表示されなくなります。
Twitterのヘルプセンター『ミュートの詳細設定オプションを使用する方法』より引用(最終確認日:2021年8月22日)
上記の引用を踏まえたうえで、ここでは、ミュートワードのリストに追加すべきおすすめの表現を大きく3種類紹介します。
ミュートワードに追加すべきおすすめの表現
- おすすめ1 悪口などの暴力的な表現
- おすすめ2 アニメや映画のネタバレ
- おすすめ3 トラウマに関わるキーワード
おすすめ1 悪口などの暴力的な表現
第1に、相手を人格を傷つけるような暴力的な表現はミュートワードのリストに入れておくことをおすすめします。
自分の意見に対する間違いの指摘ならともかく、悪口や誹謗中傷からは得られるものはほとんどありません。
むしろ、目にするだけでネガティブな感情になるマイナスの影響のほうが大きいと考えられます。
例えば、次のような単語やフレーズをNGワードに指定することを推奨します。
気持ち悪い、うざい、キモい、だまれ、氏ね、クズ、低脳、アホ、カス、ブス、デブ、ハゲ、存在価値ない等々。
これらの讒言は、いかなる人に対しても使うべき言葉ではありません。そもそも、言われた側の感情を想像できない時点で、誹謗中傷に加担するユーザーの人格を疑うべきでしょう。
おすすめ2 アニメや映画のネタバレ
第2に、まだ見ていないアニメや映画のネタバレもをミュートしておくことで、結末を知らずに済むことがあります。
Twitterは良し悪しは別として自由な言論空間です。
そのなかには、話題のドラマやアニメの感想や最終回に関する内容を解説したツイートもたくさん投稿されています。とはいえ、自分がすでに見終わっているならともかく、これから閲覧する番組の詳細を知りたくない人たちもいるはずです。
ツイートによるネタバレを防止したいなら、ドラマやアニメのタイトルをミュートすることで関連の投稿がタイムラインから消えるので、新鮮な気持ちでコンテンツを楽しむことができると思います。
おすすめ3 トラウマに関わるキーワード
第3に、自分のトラウマに関わるキーワードをミュートすることで、ツイートをきっかけに嫌な気持ちになることを避けられる可能性があります。
通常、タイムラインではユーザーの投稿が次から次へと表示されていきます。そのため、過去の思い出したくない出来事を想起させるようなツイートが目に入ってきてしまう可能性は0ではないので、気をつけてください。
NGワードが出てくる原因
一方、ミュートのリストに追加したのにもかかわらず、NGワードが含まれた投稿が表示されるといったトラブルも発生しています。一体、なぜ、キーワードがすり抜けて出てくるのでしょうか?
その原因は大きく3つあると考えられます。
NGワードが出てくる原因
- 原因1 Twitterの検索エンジンでNGキーワードを調べた。
- 原因2 Twitterでバグが発生している。
- 原因3 ミュートしたキーワードに誤りがある。
ここでは、それぞれの要因について説明していきます。
原因1 Twitterの検索エンジンで投稿を調べた
はじめに、ミュートのリストにNGキーワードを登録したのに出てきているのは、Twitterの検索エンジンで投稿を調べたことが原因である可能性があります。
残念ながら、検索結果に表示されるツイートにはミュート機能は反映されません。あくまでも、タイムラインと通知に関わるものに限定されています。
そのため、Twitterに設置されている検索エンジンを利用する際は、NGワードが表示されるおそれがあることに留意しておきましょう。
原因2 Twitterでバグが発生している
続いて、Twitterでバグが発生していることが原因であると考えられます。
実際に、2021年2月19日にミュートしたはずのキーワードを含むツイートがタイムラインに出てくるといった問題が発生しています。
残念ながら、Twitterの不具合によってNGワードが反映されない場合、運営側が改善措置を完了するまで待つしかありません。なお、Twitterの障害について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
原因3 ミュートしたキーワードに誤りがある
最後に、ミュートしたキーワードに誤りがあるかもしれないので、リストを確認してみましょう。
例えば、ハッシュタグをミュートしている場合、#と♯を打ち間違えていたり、スペルミスをしていたりするおそれがあるので注意してください。単語の打ち間違いはだれにでも生じることなので、チェックしておくことをおすすめします。
ミュート機能を上手に活用しよう
Twitterでアップロードされている文章は断片的な情報であることが多いので、自分の意思と判断能力で取捨選択する必要があります。特に、悪口や愚痴は閲覧してもよいことはひとつはありません。
したがって、ミュート機能を上手に活用して、自分に不必要なNGワードを含むツイートはタイムラインから追放しましょう。