Twitter(ツイッター)では、悪質なハッカーによってアカウントを乗っ取られてしまうことがあります。「もしかしたら、自分のアカウントが他人に使われているかもしれない……」
そう感じたら、まずはログイン履歴を確認してみましょう。
この記事では、Twitterのログイン履歴を確認する最新の方法を解説しています。また、「ログイン履歴を消すことはできるのか?」という疑問についても回答しているので、Twitterを利用している人たちは参考にしてみてください。
- Twitterのログイン履歴を確認する方法がわかる。
- ログイン履歴の削除に関する可否について正確な知識を得られる。
Twitterのログイン履歴を確認する方法
さて、Twitterのログイン履歴を確認するには、どうすればよいのでしょうか?
その方法は次のとおりです。
Twitterのログイン履歴を確認する方法
- ステップ1 ブラウザからTwitterにログインする。
- ステップ2「設定とプライバシー」を選択する。
- ステップ3「セキュリティとアカウントアクセス」を選択する。
- ステップ4「アプリとセッション」を選択する。
- ステップ5「アカウントアクセス履歴」を選択する。
- ステップ6 パスワードを入力するとログイン履歴が表示される。
上記の方法は、iPhone、Android、PCなどの端末によって操作に違いはありません。
ただし、ブラウザでは言語の初期設定は英語になっているので、わかりづらい場合は日本語に変更しましょう。
2022年6月10日現在、Twitterのアップデートに伴って、iPhoneやAndroidのアプリからログイン履歴を確認する手続きがとても面倒になってしまいました。そのため、ブラウザからTwitterにログインしてアクセスデータを閲覧することをおすすめします。
ログイン履歴を閲覧するための手続きを行う際に、本人確認のためにパスワードを入力しなければいけません。とはいえ、日常的に使っていないTwitterのパスワードを忘れてしまった方たちもいると思います。パスワードを思い出せないときは、こちらの記事を参考にしてみてください。
不正ログインを見抜くポイント
実際に、ログイン履歴を閲覧する際は、不正ログインの形跡をチェックしておきしょう。
具体的に着目すべきポイントは大きく4つあると考えられます。
不正ログインを見抜くポイント
- ポイント1 自分がTwitterを利用したことのない国が表示されている。
- ポイント2 Twitterを使っていない時間帯にも関わらずログイン履歴が残っている。
- ポイント3 今までまったく見たことのないIPアドレスが表示されている。
- ポイント4 自分が普段使っていない端末が使用された形跡がある。
上記のいずれかに該当する場合は、不正ログインの被害に合っている可能性があるので、Twitterのサポートチームに問い合わせてみましょう。
ログイン履歴は消せない
また、Twitterのログイン履歴を消すことはできるのでしょうか?
結論から言えば、Twitterではアカウントのログイン履歴を削除できません。
その理由としては、ログイン履歴を消去できるようになると、セキュリティ上のリスクが高くなるからだと考えられます。
例えば、第三者がアカウントを乗っ取った際に、ログインデータを消せる仕様になっていると、本人が被害に合っていることに気づけなくなってしまいます。
このような危険性を鑑みると、今後もログイン履歴を削除できるようにはならないと推定されます。
他人のログイン履歴は閲覧できない
加えて、他人のログイン履歴を外部から確認することもできません。
TwitterのSNS以外では、アカウントのオンライン状態をアイコン上で知らせてくれる機能が備わっているものもありますが、自分がSNSを利用した過去の記録を知られてしまうのは不都合なことも多いと思います。
例えば、ある人からの連絡を無視していたときに、Twitterのログイン履歴を確認されてしまって、「お前、Twitterを使っているのに、どうして俺に返事をしないんだ!」といったトラブルを招いてしまうこともあるわけです。
その意味では、ログイン履歴を他のユーザーに開示しても、メリットよりもデメリットのほうが大きいような気がします。
Chromeでログイン履歴を削除する方法
なお、ChromeでTwitterを利用している人たちのなかには、アカウントの変更に伴ってブラウザ上に記録されているログイン履歴を削除したいと考えている方もいると思います。
そのやり方は次の手順を参照してください。
ChromeでTwitterのログイン履歴を削除する方法
- ステップ1 Chromeの設定を開く。
- ステップ2 「閲覧履歴データの削除」を選択する。
- ステップ3 「パスワードとその他のログインデータ」にチェックをつける。
- ステップ4 「データを削除」を選択して完了。
この作業が完了すると、Twitterを再び、開く際はユーザーIDとパスワードの入力が求められるようになります。ただし、一度消してしまったデータを復元することはできないので、操作にはくれぐれも注意してください。
乗っ取られた場合はすぐに問い合わせよう
以上、Twitterでログイン履歴を確認する方法の解説でした。
実際に、上述した手続きを行った際に、身に覚えのない端末からログインされた形跡があれば、アカウントが乗っ取られているおそれがあります。
近年では、不正アクセスによる被害が多発していることもあって、アカウントを盗まれるのは決して珍しいことではないので、油断は禁物です。
そのため、ログイン履歴として表示される端末、日付と時間、IPアドレス、国に違和感を持ったら、すぐにTwitterのサポートチームに問い合わせしましょう。
迅速な対応が損失を最小限に留めることにつながります。自分と他人を守るためにも適切な対処を心がけましょう。