最近、一般人が運営してるアカウントでも青いチェックの公式マークが付いているのをよく目にしますが、どのように取得してどのようなメリット・注意点があるのか知らないという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、X(旧Twitter)の公式マークの種類と一般人が取得する方法、さらには一般人が取得するメリット・注意点について解説します。
- 公式マークの種類が分かる。
- 公式マークを一般人が取得する方法を学べる。
- 公式マークを取得するメリットが分かる。
X(旧Twitter)の公式マークとは?
Xの公式マークとは、アカウント名の左側に付与される青色や黄色、グレーなどのマークのことを指します。
従来の公式マークは一定の要件に基づいて芸能人や著名人、企業などの信頼できるアカウントにのみ付与されるマークでした。イーロンマスクがTwitterを買収した現在では、いくつかのマークに分類されており、それぞれのマークには異なる意味が与えられています。
公式マークの種類
Xの公式マークには以下の種類があります。
⦁ 青色チェックの公式マーク
⦁ 金色チェックの公式マーク
⦁ グレーチェックの公式マーク
それぞれの種類について、以下で詳しく解説します。
1.青色チェックの公式マーク

青色チェックの公式マークは、「X Premium」に登録しておりXが定める基準に満たしている、もしくは従来の基準に満たしており、すでにXから公式マークを付与されているという2種類のアカウントに付与される公式マークです。
ただし、従来の基準での審査については現在終了しており、これから青色チェックの公式マークを付与されるためには「X Premium」に登録した上でXが定める要件を満たして審査に合格する必要があります。
青色チェックの公式マークを付与されるには、以下の要件をすべて満たしている必要があります。
Xヘルプセンター『Xで青いチェックマークを獲得する方法』より引用(最終確認日:2023/10/4)
- 情報に不備がないこと: 対象のアカウントには表示名とプロフィール画像が設定されている必要があります。
- アクティブに利用されていること: X Blueにサブスクライブするには、対象のアカウントが過去30日間にわたってアクティブである必要があります。
- セキュリティが確保されていること: 対象のアカウントは、作成後90日以上が経過していて、登録されている電話番号が認証済みである必要があります。
- 欺瞞的行為に加担していないこと:
- 対象のアカウントには、プロフィール画像、表示名、またはユーザー名(@で始まる名前)を最近変更していないことが求められます。
- 対象のアカウントには、誤解を招く情報や虚偽情報の流布を行っている兆候が認められないことが求められます。
- 対象のアカウントには、プラットフォーム操作やスパム行為に加担している兆候が認められないことが求められます。
2.金色チェックの公式マーク

金色チェックの公式マークは、ビジネスアカウントや非営利団体などの企業や組織が「Verified Organizations」に利用申請を行っている場合に付与される公式マークです。個人アカウントに付与されることはなく、広告に月額1,000ドル以上使用することが条件となっています。
3.グレーチェックの公式マーク

グレーチェックの公式マークは、行政機関や大使館とその関係者などの政治関連のXアカウントに付与される公式マークです。そのため、一般人はもちろん、ビジネスアカウントにも付与されることはありません。
X(旧Twitter)の公式マークを一般人が取得することはできる?
一般人が取得できる公式マークは青色のチェックマークのみとなっており、上記で解説した要件を満たしていることで誰でも申請することができます。
ただし、ひとつでも要件を満たしていないと公式マークが付与されることはありませんので、事前に要件を満たしていることを確認しましょう。
X(旧Twitter)の公式マークが消えてしまった場合
青色チェックの公式マークが一度付与されたからといって「X Premium」を解約しない限りは永久に公式マークが外れないということはなく、場合によっては公式マークが剥奪もしくは一時的にマークが外されてしまうことがあります。
公式マークの剥奪については、Xの利用規約やルールに違反してしまった場合に予告なく行われるものです。一時的に公式マークが外れる場合は、プロフィール画像・表示名・ユーザー名のいずれかの情報を変更した場合に、改めて審査完了させるまでに一時的に公式マークが外れるものです。
一般人が公式マークを取得するメリット
一般人がXの公式マークを取得するメリットは以下の通りです。
⦁ X(旧Twitter)内での露出が増える
⦁ 長文ツイートを投稿できる
それぞれのメリットについて、以下で詳しく解説します。
X(旧Twitter)内での露出が増える
X Premiumに加入することで、おすすめでツイートが表示されやすくなったり、リプ欄で上位に表示されるなど、X内での露出が増えます。Xでの収益化もはじまったため本格的に集客に力を入れるというアカウントも増えていますが、そのためにはX Premiumへの加入が必須な状況となっています。
長文ツイートを投稿できる
X Premiumに加入することで、最大全角2000文字、半角4,000文字までの長文ツイートを投稿することができます。従来は最大140文字でしたので伝えられる情報に限りがあり、長文でのツイートが必要な場合はリプ欄に続きの文章を投稿したり、メモで作成した長文をスクショしてツイートするなどの方法が取られていましたが、2,000文字以上のツイートができるようになるため文字数の上限に困ることはなくなるでしょう。

公式マークを取得するときの注意点
一般人がXの公式マークを取得するときの注意点は以下の通りです。
- アカウント情報を変更しにくい
- 月額料金がかかる
それぞれの注意点について、以下で詳しく解説します。
アカウント情報を変更しにくい
先ほどもお伝えした通り、青色チェックの公式マークはアカウント情報が変更されると再度審査が必要になるため慎重にアカウント情報を変更する必要があり、さらに一度アカウント情報を変更すると、再度公式マークが表示されるまではアカウント情報を変更することができません。そのため、頻繁にアカウント情報を変更することは大きなデメリットになることがあります。
月額料金がかかる
X Premiumは月々980円(iOS/Android版は月々1,380円)の月額料金がかかってしまいます。そのため、メリットをよく理解して必要な場合のみ加入しないと無駄な出費になってしまうこともあります。
まとめ
本記事では、Xの公式マークの種類と一般人が取得する方法、さらには一般人が取得するメリット・注意点について解説しました。Xの公式マークは一般人でも取得することができ、Xを通じてビジネスを展開しようと考えている場合には必須な機能となっています。ぜひ本記事を参考にしてX Premiumへの加入を検討してみてください。