Twitter(ツイッター)で定められているルールに違反すると、アカウントの利用を制限されることがあります。いわゆる、「凍結」という制裁があることによって、悪質なユーザーがコミュニティ内部に蔓延らないようにしているわけですが、思いがけずにアカウントが使えなくなってしまうことも少なくありません。
通常、Twitterのポリシーを守っているのにもかかわらず、アカウントが停止された場合は異議申し立ての手続きによって凍結を解除できます。とはいえ、なかには、凍結を解除するのがめんどくさい人たちもいるはずです。実際のところ、アカウントを放置して凍結が自動的に解除されることはないのでしょうか?
この記事では、「Twitterの凍結は自然解除されるのか?」という疑問について考察しています。また、アカウントが凍結される理由や解除する方法も紹介しているので、Twitterを利用している人たちは参考にしてみてください。
- 「Twitterの凍結が自然に解除されるのか?」という疑問が解決する。
- 凍結される原因と解除方法が明らかになる。
- Twitterのルールを守って楽しく使えるようになる。
Twitterの凍結は自然解除されるのか?
さて、Twitterの凍結が勝手に解除されるのでしょうか?
結論から言えば、Twitterの凍結は自然解除されることがあります。しかしながら、公式HPでは、凍結が自動的に解かれる期間が明確に記述されているわけではありません。
したがって、アカウントを放っておいたとしても、自分にとって都合の良いタイミングで利用を再開できるとは限らないので注意してください。むしろ、凍結されたアカウントを放置して自然解除を期待するのは有効な対処法ではないと言ってよいでしょう。
アカウントが凍結される5つの原因
そもそも、どうしてTwitterのアカウントが凍結されるのでしょうか?
その理由は大きく5つあると言ってよいでしょう。
アカウントが凍結される原因
- 原因1 年齢設定が13歳未満になっている。
- 原因2 フォロー数やフォロワー数が急激に変化している。
- 原因3 攻撃的なツイートを投稿している。
- 原因4 乗っ取り防止のために本人確認している。
- 原因5 ユーザーに違反行為を通報された。
ここでは、それぞれの要因を説明していきます。
原因1 年齢設定が13歳未満になっている
第1に、Twitterのアカウントで設定されている年齢が13歳未満になっていることが原因であると考えられます。
これに関しては、ヘルプセンターでは次のように定められています。
Twitterアカウントは13歳以上の方しか作成できません。また、13歳未満の利用者に個人データ処理への同意を認めない国もあります。その場合、利用者の代理として利用者の親または後見人にサービスの利用についての同意を求める場合があります。お子様がご利用のアカウントへの同意を確認できるよう、以下の情報をご提供ください。
Twitterヘルプセンター『親の同意査を依頼』から引用(最終確認日:2022年1月19日)
上記の引用からも明らかなように、13歳に達していないユーザーは親などの代理人から同意を得たうえで審査を通過し、承認を得ない限り、Twitterを利用するのはNGとなっています。つまり、12歳以下の人たちが使っているアカウントは原則として凍結されてしまうおそれがあるわけです。なお、Twitterの年齢制限について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
原因2 フォロー数やフォロワー数が急激に変化している
第2に、フォローとフォロワーの数が急激に変化していることが原因かもしれません。
Twitterのルールでは、攻撃的なフォローを禁じています。これに関しては、公式HPにも次のように記述されています。
Twitterルールでは攻撃的なフォローを禁止しており、これらのルールに違反した場合、アカウントが凍結される場合があります。禁止事項の具体例を以下に挙げます。
・「フォローチャーン」– 自身のフォロワー数を増やす目的で、多数のアカウントをフォローした後でフォロー解除すること
・無差別フォロー – 自動化された手段などにより、短期間に多数の無関係なアカウントをフォローまたはフォロー解除すること別のアカウントのフォロワーを(特に自動化によって)複製すること、
・フォロワーの増加をうたう、サードパーティーのサービスやアプリを利用するか、利用を助長すること
Twitterヘルプセンター『Twitterのフォローについて』から引用(最終確認日:2022年1月19日)
以上のことを踏まえると、フォローバックを得るために大量のアカウントを無差別的にフォローした後に解除したり、フォロー数を不正に増加させるアプリを使用したりする行為は凍結の対象となると考えられます。
原因3 攻撃的なツイートを投稿している
第3に、誹謗中傷や人種差別などの攻撃的なツイートを投稿していることが原因かもしれません。
攻撃的なツイートや行動: 嫌がらせに関するTwitterルールに抵触しているという報告があった場合にアカウントを凍結することがあります。他人に対する脅迫や他のアカウントへのなりすましなど、嫌がらせに関与しているアカウントは、一時的に、または場合によっては恒久的に凍結することがあります。
Twitterヘルプセンター『アカウントの凍結について』から引用(最終確認日:2022年1月19日)
Twitterは自由な言論空間を目指しています。しかし、だからと言って他者の人格を不当に傷つける発言が許されるわけではありません。近年では、特定の個人に対して言葉の暴力を浴びせるようなトラブルが多発しています。匿名のアカウントであることを良いことに相手を傷つけるのはやめましょう。最悪の場合、訴えられる危険性もあります。
原因4 乗っ取り防止のために本人確認している
第4に、アカウントの乗っ取り防止のために本人確認していることが原因であると推定されます。
Twitterでは不正なログインが行われた際に、アカウントが乗っ取られた可能性を考慮して凍結することがあります。これに関しては、Twitterのヘルプセンターにも次のように記述されています。
セキュリティが危険な状態にあるアカウント: アカウントが乗っ取られたりハッキングされたりした疑いがある場合、乗っ取りによる悪質な行為のリスクを軽減するために、アカウントのセキュリティが確保されて所有者の管理下に戻るまでの間、アカウントを凍結する場合があります。
Twitterヘルプセンター『アカウントの凍結について』から引用(最終確認日:2022年1月19日)
要するに、Twitterのシステムがアカウントの乗っ取りから発生する被害の拡大を防ぐために凍結するわけです。この場合は、電話番号あるいはメールアドレスによる認証手続きを行うことでロックが解除される運びとなっています。
理由5 ユーザーに違反行為を通報された
第5に、Twitterの利用者に違反行為を通報されたことで凍結したのかもしれません。
ユーザーのなかにはTwitterのコミュニティを正常に保つためにルールに背いている人たちを積極的に通報する人たちがいます。なかには、嫌がらせで凍結させようと試みる輩もいるようですが、いずれにしても自分の投稿や返信はSNSである以上、良し悪しを含めてコミュニケーションの有り様は見られていると思ったほうがよいでしょう。
なお、Twitterの通報について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
異議申し立てで凍結を解除する
以上の理由を踏まえた上で、凍結される覚えがない場合は自然解除ではなく、異議申し立ての制度を使ってアカウントの利用停止を解除しましょう。
異議申し立てで凍結を解除する
- 手順1 凍結されたアカウントでTwitterにログインする。
- 手順2 Twitter公式HPの『アカウントの凍結またはロックに異議申し立てをする』にアクセスする。
- 手順3 問い合わせフォームの必要事項を記入して送信する。
なお、異議申し立てのやり方についてくわしく知りたい方は、次の記事を参照してください。
自然ではなく手動で解除しよう
Twitterのアカウントが凍結されても自然に解除されることがありますが、要する時間まではわからないのが実情です。
だからこそ、異議申し立ての制度を活用して凍結を解除しましょう。
ルールに則って利用しているのであれば、高い確率でアカウントは元に戻るはずです。