Twitter(ツイッター)を積極的に運用している人たちにとって、フォロワーの数は成功と失敗を判断する基準として重要な指標になっていると思います。
とはいえ、Twitterのフォロワーは何人からすごいと言えるのでしょうか?
この記事では、商業的な観点からフォロワー数の評価基準について考察しています。Twitterでインフルエンサーになろうと考えている人たちは参考にしてみてください。
- 「Twitterのフォロワーは何人からすごいのか?」という疑問について考えるきっかけになる。
- フォロワーを買うリスクについて学べる。
- 水増しインフルエンサーの実態に関する知識が身に付く。
Twitterのフォロワーは何人からすごいのか?
さて、Twitterのフォロワーは何人からすごいと言えるのでしょうか?
結論から言えば、1,000人以上のフォロワー数がいるユーザーはすごいと言えると思います。
マーケティング業界では、SNSで情報発信するインフルエンサーをフォロワー数に応じて大きく4つに分類しています。
インフルエンサーの4分類
- ナノインフルエンサー:フォロワーが1,000人以上いるユーザー
- マイクロインフルエンサー:フォロワーが1万人以上いるユーザー
- ミドルインフルエンサー:フォロワー10万人以上いるユーザー
- メガインフルエンサー:フォロワーが100万人以上いるユーザー
上記の種別を踏まえると、フォロワー数が1,000人に達しているアカウントは、ツイートでお金を稼ぐことができる可能性を秘めた商業的価値を持っていると見なすことができます。
すなわち、一般のアカウントと比較して「すごい」と言えるわけです。
また、フォロー数が5,000人を超えているアカウントもすごいと言ってもよいかもしれません。
Twitterでは、アカウントのフォロー数に制限がかけれられており、一定の条件を満たさないと、リミットを更新できないようになっています。
これに関しては、Twitterのヘルプセンターでも次のように記述されています。
すべてのアカウントは、最大5,000アカウントまでフォローできます。最大数に達すると、そのアカウントのフォロワー数が増えるまで、それ以上のアカウントをフォローすることができなくなる場合があります。
Twitterヘルプセンター『Twitterのフォローについて』より引用(最終確認日:2021年8月16日)
この引用を踏まえると、Twitterでユーザーから注目される価値を持っているからこそ、フォロー数の上限を超えることが可能になると判断してもよいかもしれません。
その意味では、5,000人以上をフォローしているユーザーもまた「すごい」と評価できるでしょう。
なお、フォロー制限に関する情報に興味のある方は、こちらの記事もご覧ください。
フォロワーを買っている人たちもいる
とはいえ、Twitterのフォロワー数が多いからといって必ずしもすごいとは言えません。
むしろ、数字だけに見ていると、だまされてしまうおそれがあるのです。
なぜなら、フォロワー数が1,000人以上のユーザーのなかには、フォローを購入している人たちもいるからです。
近年では、「セルフ・ソーシャル・マーケティング・サービス」という最もらしい名前を冠した業態でフォロワーを販売している事業者がたくさんいます。
例えば、代表的なサービスで日本人のフォロワー1,000人分を買った場合の料金比較は以下のとおりです。
A社 | B社 | C社 |
19,980円 | 41,000円 | 42,000円 |
まさに、虚業という名にふさわしいビジネスであるとは思いますが、企業の広告担当者に気づかれずに、水増しインフルエンサーとして広告の依頼を受けている人たちがいるのも事実です。
フォロワーから信頼されていないアカウントに広告を依頼したところで、成果はほとんど期待できません。
したがって、最終的にはインフルエンサーとしては「すごくない」と判断されてしまうのではないでしょうか。
一度、失われてしまった信頼を取り戻すことは容易ではないので、フォロワーを購入しようと考えている人たちは考え直したほうがよいと思います。なお、フォロワーの購入について、くわしく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
量と質にこだわる必要がある
メガインフルエンサーのように有名人になるなら話は別ですが、Twitterで「すごい」と称されるアカウントとして活躍したいのであれば、フォロワーの量と質にこだわる必要があると思います。
そのこだわり方に関しては、自分が目指すインフルエンサー像に応じて異なると考えられますが、「ユーザーが喜ぶこと」に注力したツイートを行うといった意味では同じなはずです。
量と質を洗練させていくのに楽な道はありません。険しい道かもしれませんが、プロセスを知られても恥ずかしくない王道を目指したほうが、長い目を見て継続的に活躍できるのではないかと思います。