Twitter(ツイッター)の投稿をブログなどのウェブサイトで引用したことがなければ、「ツイートを埋め込む」と聞いても、いまいち意味がわからないのは当たり前のことだと思います。
一体、ツイートを埋め込むとは、どういうことなのでしょうか?
この記事では、ツイートを埋め込むことの意味について解説しています。また、実際にツイートを埋め込む方法も紹介しているので、知恵袋などの回答を見ても内容を把握できない方たちのお役に立てば幸いです。
- 「ツイートを埋め込む」という言葉の意味がわかる。
- ウェブサイトにツイートを埋め込む方法を学べる。
- 他人のツイートを埋め込む際の注意事項を確認できる。
ツイートを埋め込むとは?
ツイートを埋め込むとは、Twitter以外のウェブサイトに投稿やプロフィールページを掲載することを意味しています。
Twitterの画面がそのまま出てくるので、まるで埋め込んでいるような見え方になります。
例えば、PENDELION編集部のツイートを埋め込むと、次のように表示されます。
ツイートを埋め込む方法
さて、実際にツイートをウェブサイトに埋め込むには、どうすればよいのでしょうか?
その方法は次のとおりです。
ツイートを埋め込む方法
- ステップ1 ツイートの右上に表示されている「…」を選択する。
- ステップ2 「ツイートを埋め込む」を選択する。
- ステップ3 専用ページの下にある「Copy Code」を選択する。
- ステップ4 コードをブログやウェブサイトに貼り付けして完了。
「set customization options(カスタマイズ設定のオプション)」を開くと、ツイートのデザインや言語を設定できます。
また、「Hide Conversation(会話を非表示)」にチェックすると、埋め込むツイートが返信の場合に元の投稿を除外して埋め込めるようになります。
なお、ワードプレスにツイートを埋め込む場合は、投稿のURLをそのまま貼り付けるだけで問題ありません。
ツイートを埋め込むメリットとデメリット
とはいえ、ツイートを埋め込むことには、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
ここでは、長所と短所について考察していきます。
ツイートを埋め込むメリット
ツイートを埋め込むメリットとして考えられるのは、次の3点です。
ツイートを埋め込むメリット
- メリット1 ツイートを主張の根拠として使える。
- メリット2 Twitterの画面がそのまま出てくるのでわかりやすい。
- メリット3 ブログないしウェブサイトの見た目がよくなる。
ツイートをダイレクトに引用することで、自分の意見が決して独りよがりのものではないことを示すことができます。
とはいえ、ユーザーによって考え方はさまざまなので、一人のツイートを全体の意見と捉えてしまうと、認識を誤る可能性があるので気をつけてください。
「一般人がTwitterに投稿している=みんながそう思っている」という思考の図式には注意が必要です。
ツイートを埋め込むデメリット
一方、ツイートを埋め込むデメリットには、どのようなものがあるのでしょうか?
これに関しては、大きく3つの欠点があると言ってよいでしょう。
ツイートを埋め込むデメリット
- デメリット1 文章よりもデータが大きい分、表示速度が遅くなる可能性がある。
- デメリット2 サイズを指定しないとCLSが悪化するおそれがある。
- デメリット3 引用したツイートの投稿者からクレームがくるかもしれない。
特に、2021年6月以降、GoogleがページエクスペリエンスをSEOのアルゴリズムに追加したので、CLSが悪化するとサイトの順位が落ちてしまう可能性があります。
また、外部のメディアに曝されることを想定しないツイートの投稿者がクレームを言ってくる可能性もゼロではないので、埋め込むツイートの内容を吟味するよう心がけましょう。
相手に許可を取ったほうがよいのか
ところで、ツイートを埋め込む際に、投稿主に許可を取ったほうがよいのでしょうか?
結論から言えば、埋め込みのルールを守っているかぎり、相手に許可を取る必要はありません。
そもそも、アカウントが公開されているのであれば、Twitterでは投稿が拡散されることを前提としています。これに関しては、Twitterの規約では次のように記述されています。
ユーザーは、本サービスまたは本サービス上のコンテンツの複製、修正、これに基づいた二次的著作物の作成、配信、販売、移転、公の展示、公の実演、送信、または他の形での使用を望む場合には、Twitterサービス、本規約またはhttps://developer.twitter.com/en/developer-termsに定める条件により認められる場合を除いて、当社が提供するインターフェースおよび手順を使用しなければなりません。
Twitterサービス利用規約から引用(最終確認日:2021/6/15)
ただし、ユーザーのなかには、たくさんの人々に自分の投稿が見られるとは思っていない方たちもいます。面倒な作業ですが、ツイートの内容が炎上する可能性が少しでもある場合、相手に確認を取ってから埋め込んだほうが親切かもしれません。
なお、ツイートの引用に関する許可について、くわしく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ツイートを根拠にして情報発信しよう
記事作成などの情報発信において、コンテンツに説得力を持たせる必要があります。読者が疑問を抱いたまま終わってしまえば、満足度は低くなってしまうでしょう。
だからこそ、相手が納得できるように根拠を示すことが大切です。ツイートの埋め込みは、ユーザーの一般論から専門的な意見までを引用するのに優れた仕組みです。ウェブサイトで何らかの意見を述べる際には、是非とも活用してみてください。