Twitterを利用されているユーザーのみなさんに悲しいお知らせです。2020年9月11日にまたもや、非公開リストの中身が見られるバグが発生しました。
有名人が運用するアカウントで人に知られたくない恥ずかしいリストの中身が流出したことで、Twitter上で話題になっています。2020年9月12日現在、Twitter側で修正が完了したのでリストは見られなくなっている模様です。
「Twitterの非公開リストが見えてしまう」との指摘が拡散し、「非公開リスト」が一時トレンド入りするほどの騒動になっています。現在は修正されたとみられ、見られなくなっています。
エキサイトニュース『「Twitterの非公開リストが見える」とユーザーが指摘 現在は修正』より引用(最終確認日:2020/9/12)
この記事では、Twitterの非公開リストがバグで見られる問題について解説しています。Twitterを利用する方たちのお役に立てば幸いです。
- Twitterの非公開リストが見られるという問題について理解が深まる。
- ネットのプライバシーについて考えるきっかけになる。
Twitterの非公開リストとは?
Twitterの非公開リストとは、他のユーザーが閲覧できないことを前提に作成される複数のアカウントを集めた名簿のことです。リスト機能を非公開に設定することで簡単に作ることができます。
フォロー数が多くなると、タイムラインがいろんなツイートで溢れかえって、お気に入りのユーザーが投稿するツイートを見逃しやすくなってしまいます。
しかし、リストを作成すれば、自分が選択したアカウント専用のタイムラインを表示できるので、ツイートを見やすくする便利な機能として使われています。
なお、Twitterのリストについて、くわしく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

非公開リストがバグで見られる

恐ろしいことに、2020年9月11日に非公開リストがバグで見られてしまう問題が再び発生しました。同年2月6日にも、Twitterのシステムが不具合を起こしたことで非公開リストが流出したので、これで2回目です。
言うまでもなく、非公開リストは作成した本人だけが閲覧できる仕組みなので、ユーザーの中には他人に見られると恥ずかしいものをリスト化している場合があります。
それが流出するわけですから、一歩間違えれば、ユーザーの社会的信用を失墜させかねないとんでもない事件だと思います。Twitter社が再発防止のために修正を加えたとしても、ユーザーの記憶は消去できません。
その結果、日常生活に支障をきたすような人たちが出てしまったら、どうすればよいのでしょうか。これに関しては、正直なところ、だれにもどうしようもないという状況だと思います。だからこそ、Twitterを含めてSNSでプライベートな情報を扱う危険性について再検討すべきなのではないでしょうか。
有名人が炎上の被害に合っている
実際に、非公開リストが他のユーザーによってTwitter上で暴露されることで、炎上の被害に合っている有名人もいるようです。
思想、信条、性癖など、それらは個人の自由です。これは有名人であっても例外ではありません。また、だれしもが人に言えないことや見て欲しくないことの一つや二つあるはずです。
その気持ちを無視して、相手を傷つけるような発言は道徳的に控えたほうがよいだけではなく、訴訟リスクのある危険な行為なので絶対にやめたほうがよいと思います。
一般の人たちと違って、有名人は社会的名誉を傷つけられたときの経済的損失が大きい立場にいます。そのため、軽はずみな自分のツイートが拡散して、相手に損害を与えた場合に訴えられる可能性は決してゼロではありませんので、注意しましょう!
アダルトな内容でも好感度が上がった人もいる

一方、他人には知られたくない恥ずかしい非公開リストが筒抜けになっても、その後に潔く対応したことで「好感度が上がった」と称される有名人もいます。
これは流出したトピックによるはずなので何ともいえないのですが、有名と無名にかかわらず、だれしもに共通して存在するアダルトな側面に関しては、かえって親近感を持ったという声も少なくないようです。ただ、これは有名人の愛され具合や暴露された内容の程度にもよるかもしれません。
日本社会は第三者に対して性的な事柄を公に語ることは控えられる傾向にあります。したがって、アダルトな内容の非公開リストが流出してしまったことで、変態扱いされてしまうのは文化的問題だと思います。
しかし、私たちの存在と性的な衝動は切っても切れないものです。もし、アダルトな非公開リストを暴露されて、「もうだめだ……」と人生の終わりかのような絶望を感じている人たちがいましたら、著者も含めて大抵の人たちは、同じ感性を持ち合わせているはずので、みんなが忘れるまで何とか乗り切って欲しいと願っています。
SNSでプライバシーを守るためには?
インターネットはネットワークを基盤とする技術である以上、完全非公開なものは存在しないのではないでしょうか。もちろん、ネット社会でも個人情報をはじめプライバシーの権利は守られるべきです。
しかし、人に見られたくない情報が流出して損をするのは自分自身に他なりません。プラットフォームの欠陥それ自体は事業者に責任があるのはいうまでもありませんが、私生活に関する情報を自分自身で守ることも大切です。
SNSの乗っ取りなどの問題も起きている以上、私たちは改めて、Twitterの利用も含めて用心深くなる必要があると思います。