Twitter(ツイッター)で、自分が他人の非公開リストに入っている可能性について気になっている人たちもいるはずです。「見れないリスト」だからこそ、余計にチェックしたくなるのは人間のどうしようもない心理だと思います。
けれども、「非公開リスト」という仕組みであるにもかかわらず、そもそも自分がリストに加えられている事実を特定する方法はあるのでしょうか?
この記事では、Twitterの非公開リストに入られていることを確認する方法の有無を考察しています。また、他人の非公開リストを閲覧するやり方についてもまとめているので、Twitterを利用している人たちは参考にしてみてください。
Twitterの非公開リストとは?
Twitterの非公開リストとは、自分以外のユーザーが閲覧できない複数のアカウントを集めた名簿です。リスト機能を非公開に設定することで簡単に作成できます。
非公開リストの作り方
- 手順1 リストの作成画面を開く。
- 手順2「非公開」にチェックを入れる。
実際、フォロー数が多くなると、タイムラインにツイートが溢れかえってしまうので、お気に入りのユーザーの投稿を見逃しやすくなります。それに加えて、他人にフォローしていることが知られてしまうのが気まずい類のツイートもありますよね。
だからこそ、非公開リストを使うことで他人に知られることなく、ツイートをチェックできるのです。
Twitterの非公開リストに入れられていることを確認する方法
さて、Twitterの非公開リストに自分のアカウントが入れられていることを確認する方法はあるのでしょうか?
残念ながら、他人の非公開リストに自分が入っている事実を確認する方法はありません。
そもそも、非公開リストに加えられても、その事実を認知する術が存在しないのです。お知らせがくるわけでもなければ、おすすめユーザーにサジェストされることもありません。
だからこそ、原則として、ユーザーは安心して非公開リストで他人に知られたくないユーザーを登録して、ツイートを楽しむことが可能になるわけです。
Twitterの非公開リストを見る方法は本当にないのか?
とはいえ、何とかして非公開リストを見る方法はないのでしょうか?
強いて言えば、Twitterのバグで非公開リストが見える状態になった過去は存在します。すなわち、そのタイミングであれば、非公開リストを見ることは物理的に可能と言えるわけです。
近年では、2020年9月11日に非公開リストの中身が閲覧できるという不具合が発生しています。これに関しては、有名人の非公開リストが流出したことで、Twitter上で話題になりました。
「Twitterの非公開リストが見えてしまう」との指摘が拡散し、「非公開リスト」が一時トレンド入りするほどの騒動になっています。現在は修正されたとみられ、見られなくなっています。
エキサイトニュース『「Twitterの非公開リストが見える」とユーザーが指摘 現在は修正』より引用(最終確認日:2020/9/12)
実際、他人に閲覧されないことを前提に作成している非公開リストがバグで見えてしまうのは、プラットフォームの信頼を損ねる危機的な不具合であると言っても過言ではありません。その結果、日常生活に支障をきたすような人たちが出てしまったら、誰が責任を取るのでしょうか。
Twitterを安心して利用できる人たちがいなくなれば、ソーシャルメディアとして機能しなくなるので、再発を防ぐために全力で取り組むべき問題です。
有名人が炎上の被害を受けた
なお、非公開リストのバグが発生したことによって、有名人の数人が炎上の被害を受けました。実際、彼らのイメージ悪化につながるおそれがある死活問題だったと言えます。
だれであろうと、思想、信条、性癖など、Twitterの投稿を閲覧するのは個人の自由です。また、だれしもが人に言えないことや見て欲しくないことの一つや二つあるはずです。
その気持ちを無視して、相手を傷つけるような発言は道徳的に控えたほうがよいだけではなく、訴訟リスクのある危険な行為なので絶対にやめたほうがよいと思います。
一般の人たちと違って、有名人は社会的名誉を傷つけられたときの経済的損失が大きい立場にいます。そのため、軽はずみな自分のツイートが拡散して、相手に損害を与えた場合に訴えられる可能性は決してゼロではありませんので、注意しましょう。
SNSでプライバシーを守るためには?
インターネットはネットワークを基盤とする技術である以上、完全に非公開なものは存在しないのではないでしょうか。もちろん、ネット社会でも個人情報をはじめプライバシーの権利は守られるべきです。
しかし、人に見られたくない情報が流出して損をするのは自分自身に他なりません。プラットフォームの欠陥それ自体は事業者に責任があるのはいうまでもありませんが、私生活に関する情報を自分自身で守ることも大切です。その意味では、他人に知られて困るような行為はネットでは慎むのが重要であると言えます。
SNSの乗っ取りなどの問題も起きている以上、私たちは改めて、Twitterの利用も含めて用心深くなる必要があるのではないでしょうか。