Twitterアカウントのなかには、チェックマークが付与されているものがあります。これは本人であることを証明するもので、「公式マーク」や「認証済みバッジ」と呼ばれています。
Twitterユーザーのなかには、自分も公式マークを付けたいと思っている方もいるかと思います。この記事では、Twitterの公式マークについて解説しています。Twitterを利用している方たちのお役に立てば幸いです。
- Twitterの公式マークに関する基本情報が得られる。
Twitterの公式マークとは?
Twitterの公式マークとは、そのアカウントが本人であることを証明するサービスのことです。正式名称を「認証済みバッジ」といいます。例えば、次の画像に示されるように、アカウント名の右隣にチェックマークのような絵文字で表示されます。

なりすましの被害を受けやすい芸能人や有名人、営業妨害の恐れがある企業、そして国民の利益を守る必要がある政府関係機関が公式マークを取得するケースが多くなっています。
公式マークが付与される条件
公式マークは無条件で配布されるものではありません。
具体的な条件として、各分野において関心を集めるアカウントだと判断された場合に、Twitterから公式マークが付与されます。
各分野とは、政治、経済、芸能、エンタメ、スポーツなど社会で話題となるあらゆるトピックのことを指しています。
これらの領域で発言に一定の影響力を持っているアカウントに対して「公式マーク」を付与することで、ユーザーが安心してフォローできます。
公式マークを申請する方法
公式マークは、Twitterのホームページから申請の手続きを行うことで取得できます。その際に、必要となる情報と条件は以下のとおりです。
- 電話番号
- メールアドレス
- 自己紹介
- 生年月日
- ホームページ
- プロフィール画像
- 鍵アカウントでないこと
ただし、2020年10月5日現在、公式マークの申請は一時的に停止されています。
重要: 認証済みアカウントプログラムは現在、保留中です。新規のリクエストは受け付けておりません。
Twitter公式HP『認証済みアカウントについて』(最終確認日:2020/10/5)
そのため、これから新たに公式マークを申請したい方は、Twitterが情報を更新するまで待つしかありません。
ただ、認証済みバッジの有無で発言の価値が実質的に変わってしまうことを問題視する声も少なくありません。これはTwitter社が意図せぬことに違いありませんが、認証済みバッジが付いているほうが世間から認められているといった印象をもらたすことは事実かもしれません。
こうした事情を鑑みると、本人確認の手段を変更しさえすれば、公式マークは無くてもよいのかもしれません。
公式マークは購入できるのか?
公式マーク付きのアカウントが欲しいと考えている人たちのなかには、「購入できないか?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。
結論からいえば、公式マーク付きのアカウントは購入可能です。ゲームのアカウントやアイテムを売り買いできる「RMT.club」では、公式マーク付きのアカウントが販売されています。2020年10月5日現在、価格帯は約60,000円〜120,000円の間です。
しかし、Twitterの規約ではアカウントの販売や共有は禁止されています。そのため、購入したアカウントが凍結されるおそれがあるので、お金を無駄にするかもしません。
フォロワーを欺くようなやり方で注目を集めても、価値のある情報発信ができないと思います。金銭で楽をしたように見えて、後から苦労することになるかもしれません。
公式マークが取り消される禁止事項
公式マークを取得しても、次の項目に違反する場合は取り消されてしまうことがあるので注意してください。
- 自己紹介を変更してユーザーに意図的に誤解を与える場合
- 他者に対するヘイト行為や暴力を行う場合
- 他人への嫌がらせを扇動したり、関与したりする場合
- 暴力や危険な行為に関与している場合
- Twitterルールに違反する場合
詳しくは、Twitter公式ホームページを確認してください。
公式マークを偽造する人たちもいる
馬鹿げた話ではありますが、Twitterのヘッダー画像に公式マークの画像を埋め込んで偽造するアカウントも存在するので注意してください。

いうまでもなく、Twitterでは公式マークの偽造は禁止しています。もし、画像を加工して認証済みバッジのようなものを表示させている場合、アカウントが永久凍結される可能性があるので気をつけてください。
Twitterから付与されたものでない限り、認証バッジは使用できません。プロフィール画像や背景背景画像の一部としてバッジを表示したり、その他の方法で不正な認証バッジを表示している場合、アカウントは永久に凍結されます。
認証済みアカウントについて(最終確認日:2020/10/5)
一般ユーザーでも公式マークが付く?
Twitterが公式マークを本人を証明することを目的としているなら、一般ユーザーだからといって認証されない理由にはならないはずです。
しかし、公式マークの有無が発言の質を左右するならば、それはある種の差別的な扱いになる危険性もはらんでいます。
果たして、それはTwitterのユーザーに望まれていることなのでしょうか?
SNSに広がる承認欲求や発言権の問題は今一度、顧みられる必要があると思います。