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Twitterのアンチとは?|誹謗中傷との向き合い方について

TwitterなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が誕生したことで、個人が情報発信の主役となる時代が到来しました。

株式会社ガイアックスが公開する『主要SNSユーザー数データ資料』では、2019年の国内におけるTwitterのユーザーは約4,500万人と報告されています。単純に計算すると、日本人の3人のうち1人がTwitterのユーザーということになります。

SNSの利用者数(グラフ)株式会社ガイアックス2020年4月更新! 12のソーシャルメディア最新動向データまとめより引用(最終確認日:2020/5/8)

もちろん、アカウントの重複やアクティブ・ユーザーではない人たちもいるので、これよりも割合は少ないでしょう。とはいえ、日本中でTwitterが使われていることは事実です。

そして、不特定多数の個人に向けて情報が展開される以上、相手からの反応は必ずしも良いものばかりとは限りません。特に、「アンチ」と呼ばれる人たちから誹謗中傷などの言葉の暴力を受けるおそれもあります

この記事では、「Twitterのアンチとは何か?」を説明した上で、誹謗中傷との向き合い方について解説しています。TwitterなどSNSを利用している方たちのお役に立てば幸いです。

この記事を読んで得られること
  • SNSのアンチについて考えるきっかけを得られる
  • 誹謗中傷を受ける前に重要なマインドを学べる
  • SNSで楽しく情報発信ができるようになるかもしれない

Twitterのアンチとは?

アンチ(anti)とは、本来は「反対」や「対抗」を意味する接頭語です。そこから派生して、特定の個人、団体、プロダクトを嫌ったり、反発したりする人たちのことを「アンチ」と呼ぶようになりました

アンチの反対語は「ファン」です。Twitterでは、芸能人などのインフルエンサーのファンとアンチが、本人が投稿したツイートのコメント欄で罵声を浴び合ったり、相手の意見を論破し合ったりするなど一種の戦争が勃発することがあります。

アンチが生まれる3つの理由

そもそも、なぜアンチは生まれるのでしょうか? ここでは、アンチが存在する3つの理由について説明していきます。

ここで取り上げていたこと以外にも、さまざまな理由があると思います。もし何か気づいたことがありましたら、PEDNELION編集部のツイッターアカウントにコメントを寄せていただければ幸いです!

理由1 好きがある以上嫌いもある

第一の理由として、好きがある以上嫌いもあるので、ファンがいる以上アンチもいるといったことが挙げられます

科学的な根拠はありませんが、この世の中に「万人受け」するものはほとんどないといってよいと思います。納豆が好きな人もいれば、嫌いな人もいる。ジャニーズが好きな人もいれば、嫌いな人もいる。「漫画ONE PIECE」が好きな人もいれば、嫌いな人もいるのです。

人間の好き嫌いは個人の趣味・嗜好によって異なるので、そこに「正しさ」を求めることは法的な事情を差し置いて難しいと言わざるを得ません。

「人それぞれ」論を安易に主張するつもりはありませんが、私たちの価値観は多様です。これが現実だと思います。

そして、好き・嫌いは理屈よりも前に感覚的に存在しているので、論理的に「否定」されたところで変化するとは限りません。

むしろ、好きと嫌いを否定し合えば、双方に「嫌悪感」が生まれて喧嘩がエスカレートするのではないでしょうか

争いを解決するには、お互いの共通項を見出して対話するだけではなく、全く異なる存在であることを認めたうえで尊重する「差異の受容力」が必要だと思います。「嫌い」という感情を教えてくれて「ありがとう」くらいの気持ちで存在を認めて、新しい人や物事に出会ったほうが良い気がします……。

理由2 他人を意味もなく攻撃する人たちがいる

第二の理由として、他人を意味もなく攻撃する人たちがアンチになっている可能性があります

誹謗中傷には何か理由があると思いがちですが、「何となく」といった感覚で他人を傷つける人たちもいます。

子どもが公園の地面に根を下ろす草花を意味もなく引きちぎるように、人間は不意に何かを壊そうとするときがあります。すなわち、特定の信念を持つことなく、暇つぶし程度でアンチ側に立っている人たちもいるのです

これに関しては、トリーシャ・プラブさんのTEDが参考になるので、興味のある方はご覧ください。

「とりあえず、目についたから悪口でも書いてしまおう」という軽い気持ちで人を傷つける行為は、被害者からすればとんでもないことです。

しかし、世の中には目的を持たずに悪事を働く人間も存在します。その意味では、アンチの誹謗中傷を真面目に受けて止めていては身が持ちません。もし、人よりも相手の言葉が深く胸に刺さりやすいと感じる方は、「SNSが自分にとって利益をもたらしているのか?」を熟考すべきだと思います。

これは「アンチは無視しよう」という諦めではなく、まずは自分の身を守るため、「心の許容力に応じてSNSとの距離感を取るべき」ということです

立ち直れないほどの心の傷を負って人生を狂わせてしまうくらいなら、自己表現のあり方を別なベクトルに向けるのも知恵だと思います。SNSがすべてではないのです。

理由3 文章を読んで傷ついた人がアンチになる

第三の理由として、自分が投稿した文章で傷ついてしまった方がアンチになることがあります

言葉とは難しいものです。日常生活でも些細なコミュニケーションのすれ違いで喧嘩することもあるので、ネット社会で誤解が生まれるのは自然なことなのではないでしょうか。

ツイートのような短い文章では投稿者の真意を具体的に表現することは難しいといわざるを得ません。また、読み方次第で意味が何通りにも捉えられますし、「自分のことをいわれている」と被害妄想を抱く人たちもいます。

情報を発信する上で丁寧な表現を使うといった工夫は必要ですが、インフルエンサーとして多くの人たちに注目されるようになれば、自分の感情や状況を言葉に合わせて読んで傷ついてしまう人たちが出ることは避けられないでしょう。

したがって、「あなたの投稿に傷ついた」的なコメントする人たちには、「そのつもりはなかった」と丁寧に謝罪するなど自分なりの誠意を尽くす以外にないと思います。

アンチは世間の声を代弁しているのか?

インフルエンサーのツイートは広く公開されているので、ファンとアンチが次から次へと「言い合い」に参入して、手が付けられない状態に至ってしまうことも少なくありません。このような現象を「炎上」といいます。

少し古いデータにはなりますが、ソーシャルメディアについて研究している山口真一さんの『統計分析が明らかにする炎上の実態/対策とネットメディア活用方法』に引用されている株式会社エステルのデータによれば、2011年以降、スマートフォンの普及に伴ってSNSの利用者が増えたことで「炎上件数」が急激に上昇していることがわかります

炎上件数の推移山口真一『統計分析が明らかにする炎上の実態/対策とネットメディア活用方法』より引用(最終確認日:2020/5/23)なお、株式会社エステルの情報は、公式ホームページでお探しください。https://eltes.co.jp/

冷静に考えれば、自分の真意を140文字で伝えることは至難の技です。誤解もあれば、曲解もあるでしょう。また、解釈によって文章の意味が変化する以上、投稿者の意図とは無関係の炎上も発生しているのが実情だと思います。

また、炎上の実態を知るうえで注意すべき点として、山口さんは、多くの人たちが騒いでいるように見えるだけで、実行犯は少ない場合もあることを指摘しています

たしかに、TwitterなどSNSの世界は自作自演などマッチポンプ的な情報操作がいとも簡単にできます。すなわち、個人で複数のアカウントを作って、ファンとアンチの喧嘩をでっち上げることは可能なのです。

そのため、ネットで目にする意見は世間の声を代弁しているとは限らないので気をつけましょう! もしかしたら、一部のアンチによる嫌がらせかもしれないのです。

アンチの誹謗中傷と向き合いために推奨するマインド

実際のところ、アンチからの悪言で傷ついた心を癒す方法を簡単に論じることはできません。目で見て、耳で聞いてしまった誹謗中傷をリセットできるほど、人間は都合よくできていないのです。

だからこそ、ツイートする前に覚悟しておくべきです。そのうえで、以下の5つのことを意識してみてはいかがでしょうか。

  1. 万人受けの投稿は存在しないこと
  2. 相手があなたの真意を理解するとは限らないこと
  3. ほんの一部の声かもしれないこと
  4. 誹謗中傷は相手のマナー違反であること
  5. 特殊な事情が相手にあるかもしれないこと

特に、「⑤特殊な事情が相手にあるかもしれない」というのは、投稿者のツイートで気分を害しているのではなく、個人的な出来事から過剰に反応している場合があるということです。ある意味では、八つ当たりといってもよいかもしれません。

人が傷つくけど本当に投稿する?

トリーシャさんは、学校の生徒たちがSNSに誹謗中傷を書き込むことを防止するために、「あなたの投稿には人を傷つける言葉が含まれています。それを見た人は傷つくかもしれないけど、本当に投稿する?」といった趣旨の警告が出るシステムを開発しました。

これによって、悪口の投稿を大幅に激減させることに成功したといいます。これは素晴らしい取り組みです。

デバイスの向こう側には人がいる。そのことを忘れてはいけません。今、自分の指先でつくったナイフがだれかの心臓を貫く前に、今一度、よく考える文化と仕組みをつくる必要があると思います。

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