ティックトックを見るだけで危険性はあるのか?安全な使い方も解説

ティックトック(TikTok)はだれでも簡単に動画を投稿できるSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)として、若い世代を中心に流行しています。みなさんのなかにも、自分では投稿していなくても、動画を見るためにアプリを利用している人たちも多いのではないでしょうか。

とはいえ、ティックトックが中国初のSNSであることから危険であるといった声を耳にすることもあります。実際のところ、ティックトックは危ないサービスなのでしょうか?

この記事では、「ティックトックを見るだけで危険性はあるのか?」という疑問について考察しています。加えて、安全な使い方についても解説しているので、ティックトックを利用している人たちは参考にしてみてください。

本記事を読んで得られること

  • TikTok(ティックトック)を見るだけで利用することの危険性について検討できる。
  • 安全な利用方法を学べる。
目次

ティックトックを見るだけで危険性はあるのか?

さて、ティックトックを見るだけで利用するのは危険な行為なのでしょうか?

結論から言えば、ティックトックをアカウントなしで見るだけならば、特筆すべき危険性はないでしょう。

一般的に、ティックトックで問題視されているのは個人情報や位置情報の流出であると言われています。

これに関しては、サイバーセキュリティ会社として知られるチェックポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは、TikTokにセキュリティ上の欠陥があることを指摘しており、個人情報が漏洩するおそれがあると報告しています。

包括的なサイバーセキュリティソリューションプロバイダーであるチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(Check Point Software Technologies Ltd.、NASDAQ: CHKP、以下チェック・ポイント、https://www.checkpoint.co.jp/)の脅威インテリジェンス調査部門であるチェック・ポイント・リサーチ(Check Point Research)は本日、TikTokから複数の脆弱性を発見したと発表しました。この脆弱性は、攻撃されるとユーザーアカウント上のコンテンツが不正に操作され、そこに保存されている個人情報が漏えいする可能性がありました。

PRTIMES『チェック・ポイント・リサーチ、TikTokに複数の脆弱性を発見』より引用(最終確認日:2022年2月19日)

しかしながら、情報の漏洩は、FacebookやTwitterなど電話番号やメールアドレスを登録して利用するサービス全般で起こり得る危険性であると言えます。実際に、アカウントの乗っ取りは、それぞれのSNSで頻繁に発生しています。すなわち、個人情報の漏洩はティックトックならではの危険性であるとは言えないわけです。

アカウントを登録して見るのは危険なのか?

では、アカウントを登録してティックトックの動画を見るのは、危険なのでしょうか?

これに関しては、電話番号やメールアドレスなどの個人情報が流出するリスクは少なからずあると言わざるを得ないでしょう。ただし、会員登録系のサービス全般に潜む危険性なので仕方がありません。

そもそも、ユーザーを保有するプラットフォームはデータを使ってビジネスすることがほとんどです。ティックトックもまた第三者に利用者のデータを共有することをプライバシーポリシーで明文化しています。具体的には、次のように記述されています。

当社は、クラウドストレージプロバイダなど、本プラットフォームの提供をサポートする第三者サービスプロバイダとお客様のデータを共有します。また、当社は、ビジネスパートナー、TikTokグループ会社、コンテンツモデレーション業者、測定業者、広告主、およびアナリティクスプロバイダともお客様の情報を共有します。法により要求される場合には、法執行機関または規制当局、および第三者(法的拘束力を有する裁判所の命令に基づく場合)とお客様の情報を共有します。

TikTok『プライバシーポリシー』より引用(最終確認日:2022年2月16)

上記の引用を踏まえると、ティックトックで登録した個人情報や位置情報がTikTok社以外の複数の企業にも共有されることがあります。とはいえ、これはどこの企業でも同じようなことが行われているので、TikTokだから危険であると断じるのは少々、無理があるかもしれません。

なお、アメリカではティックトックのセキュリティ上の脆弱性が問題視され、トランプ政権が2021年7月31日にTikTokのアメリカでの利用を禁止する方針を発表し、同年8月6日には実際に大統領令によってティックトックの利用が禁止が発表され話題になりました。しかしながら、2021年6月9日に法的根拠の薄さから大統領令は撤回されています。おそらく、これは米中の政治的な闘争が背景にあると言ってよいでしょう。

いずれにしても、個人情報を登録する以上、一定のリスクがあることを踏まえたうえで利用しましょう。

ティックトックの安全な使い方

以上のことを踏まえたうえで、ティックトックを安全に使用するには、どうすればよいのでしょうか?

ここでは、セキュリティ対策を考慮した3つの使い方について紹介していきます。

使い方1 動画投稿しないなら登録しない

第1に、ティックトックで動画投稿する予定がないのであれば、アカウントを登録しないほうが安全です。いわゆる、見る専でティックトックを利用するだけなら、個人情報や位置情報が外部に共有されるリスクはほとんどないので、安全な利用環境を作り出しやすいと考えられます。

ただし、Twitterやインスタと同様に、ティックトックでも投稿を見るだけで利用することを制限するアップデートが行われるかもしれません。冷静に考えると、会員登録を促してこそ、広告系のビジネスに繋がるわけですから、機会損失を防止するために仕様を変更する可能性は十分にあると言ってよいでしょう。

したがって、ティックトックの更新状況を確認することを推奨します。

使い方2 パスワードを複雑にする

第2に、ティックトックでアカウントを登録する場合、パスワードを複雑な英数字に設定することを心がけましょう。

とりわけ、誕生日や同じ数字の繰り返すパスワードは簡単に特定できてしまうので、絶対に使用しないでください。理想を言えば、3ヶ月に1度は新しいパスワードを設定したほうがよいでしょう。

近年、Twitterやインスタでもアカウントを乗っ取られるトラブルが頻発しています。おそらく、今後はティックトックでもアカウントを奪われるような事件が発生する確率は高いと言えます。「これくらいは大丈夫」という油断は禁物です。改めて、自分が設定したパスワードを見直してみましょう。

使い方3 他のSNSと連携しない

第3に、他のSNSとティックトックを連携するのは控えましょう。ティックトックは、Twitter・Instagram・YouTubeのアカウントと連携することでアカウントのログインを簡略化することができます。

しかしながら、連携を許可すると、SNSのプロフィールや投稿、その他アカウント情報を確認する情報が取得されてしまうおそれがあります。必ずしも危険なわけではありませんが、自分のSNSから個人情報が流出するのを可能な限り防ぎたいと考えているのであれば、ティックトックとの連携はやめたほうがよいでしょう。

見るだけなら登録しない

ティックトックはアカウントを登録しなかったとしても、動画投稿を閲覧できる便利なSNSです。もし、見る専に徹するのであれば、個人情報の漏洩を防ぐためにもアカウントを作成しないほうが無難でしょう。とはいえ、個人情報の流出はティックトックに限った問題ではありません。

近年、インスタやTwitterの乗っ取りが頻発しているように、悪質なハッカーたちの手口は高度化しつつあります。パスワードを複雑化するなど、自分にできることもたくさんあるので、油断せずにセキュリティ意識を高めていくことが大切です。

ティックトックを見るだけで危険性はあるのか?安全な使い方も解説

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本記事の監修者

PENDELION編集部はTwitter、Instagram、LINEなどのSNSに関する総合情報メディアを運営するスペシャリスト集団です。PENDELION編集部は、リサーチャー・ライター・構成担当・編集担当・グロースハッカーから成り立っています。当サイトでは、SNSに関する最新情報の記事を担当しています。

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