Twitter(ツイッター)やインスタなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の投稿で「ビジュ」という言葉を見かけたことのある人たちもいるはずです。
若者文化では、言葉を省略するのは当たり前ですが、ぱっと見て意味がわからずに困惑している大人たちも多いのではないでしょうか?
この記事では、「ビジュとは何か?」という意味についてわかりやすく解説しています。また、「ビジュ」という言葉の使い方についても紹介しているので、SNSを利用している人たちは参考にしてみてください。
- ビジュの意味や使い方がわかる。
- 若者が使っているSNSの投稿内容を理解できるようになる。
ビジュとは?
ビジュとは、「ビジュアル(visual)」を省略した造語であり、人間の顔を意味する言葉です。TwitterなどのSNSやインターネットの掲示板で頻繁に使われています。
Twitter(ツイッター)の高度な検索で「ビジュ」を調べると、2010年頃からすでに投稿で使っている人がいることから、10年以上前から存在していることがわかります。
吾郎ちゃんスリムで細くてクリクリで超絶にカッコ良くビジュ最高でした♪会場に入る前に受賞者それぞれ写真撮影してたのですが、マスコミのカメラマン皆「吾郎さん」「吾郎さん」と吾郎だけ下の名で。
— yuu (@yuinago) December 28, 2010
「ビジュがいい」と「ビジュが悪い」の意味
ビジュの意味を踏まえると、Twitter上でよく見かける「ビジュがいい」や「ビジュが悪い」といった文章の内容もわかってきます。
「ビジュがいい」とは、ビジュアルが良いことを意味しており、美男美女であることを表現しています。例えば、「韓国アイドルの男性、ビジュがいい!」というツイートがあった場合は、「イケメンである」と言っているのと同じなわけです。
一方、「ビジュが悪い」とは、ビジュアルが悪いことを表しています。要するに、ブサイクであることを示しています。具体例を挙げると、「写真ではかっこいいと思っていたけど、実際に会ったらビジュが悪かった」という投稿は「生身ではブスだった」ということを意味しているのです。
使い方の注意点
なお、ビジュという言葉を使うときには、いくつか注意すべき点があります。
ここでは、ビジュを使用する上で気を付けるべき3つのポイントについて説明していきます。
注意1 ファンと喧嘩になる可能性がある
はじめに、特定のアイドルグループに対して「ビジュが悪い」というネガティブな評価を投稿すると、ファンから文句を言われるおそれがあります。
いうまでもなく、自分の好きな人を「不細工」と言われて、不機嫌にならない人はいません。とりわけ、ジャニーズや韓国アイドルには熱烈なファンがいます。
すなわち、軽い気持ちで「ビジュ」をディスったことで怒る人たちもいるわけです。もちろん、容姿に関する評価は人それぞれですが、SNS上では不特定多数の個人があなたの投稿を見ていることを忘れないでください。
注意2 顔面至上主義は嫌われる
続いて、ビジュに関する厳しい評価を表現した結果、顔面至上主義と勘違いされて嫌われてしまう可能性があるので、注意してください。
冷静に考えると、だれだって不細工よりも美男美女のほうがよいに決まっています。けれども、見た目だけ称賛する姿勢は中身を軽視していると誤解されてしまうおそれがあります。
その意味では、他者を評価するときは、ビジュだけではなく人間性も含めて総合的に判断することが大切です。
注意3 ビジュアル系の略称ではない
最後に、ひと昔前までは「ビジュ」は「ビジュアル系」の略称としても使われていましたが、現在は「顔」を意味する言葉として定着しつつあります。
そのため、ビジュの使い方を間違えると、投稿の意味を間違えて捉えられてしまうので気をつけてください。
ビジュの評価は慎重にしよう
私たちが生きる社会では、容姿の良し悪しは少なからず人生に影響するのはいうまでもありません。しかし、ビジュの評価を表現する際に、簡単に優劣をつけるのは他人を不快な気持ちにさせるおそれがあります。それだけ顔の評価に関してはセンシティブになるのが人間でもあるのです。
年齢を重ねるにつれて、若い頃のビジュは取り戻すことはできません。すなわち、今がどれだけ美男美女でも、最後はしわだらけになるわけです。無論、整形技術も発達してきていますが、見た目以上に生き方として内面の美を豊かにすることも大切なのではないでしょうか。