「おきゅいん」や「おきゅおわ」とは?気になる意味と使い方を解説

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Twitter(ツイッター)などのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で「おきゅいん」や「おきゅおわ」という言葉を見かけたことのある人たちもいるはずです。

けれども、単語からは全く意味を読み取れず、困惑したのではないでしょうか。実際のところ、「おきゅいん」や「おきゅおわ」とは、どのような意味なのでしょうか?

この記事では、「おきゅいん」や「おきゅおわ」の意味を解説しています。また、使い方についてもまとめているので、SNSで言葉を見つけて気になっている人たちは参考にしてみてください。

本記事を読んで得られること

  • 「おきゅいん」や「おきゅおわ」の意味や使い方がわかる。
  • SNSの投稿内容が読み解けるようになる。
目次

「おきゅいん」と「おきゅおわ」の意味

さて、SNSの投稿で目にする「おきゅいん」や「おきゅおわ」とは、どのような意味なのでしょうか?

「おきゅいん」とは、出勤することを意味しています。「おきゅ」は「お給仕」の略称で、「いん」は英語の「IN」を語源としています。なお、お給仕の意味は以下の引用に示されるとおりです。

給仕(きゅうじ)は、食事時にそばに控えて、飲食物をテーブルに出すなど飲食の世話をすることである。また、給仕人(給仕をする人)のことも給仕と呼ぶ。

weblio辞書より引用(最終確認日:2022年8月8日)

すなわち、「おきゅいん=お給仕に入る=これから仕事が始まる」ということを表現しているわけです。

一方、「おきゅおわ」とは、退勤することを表しています。「おきゅいん」の対義語です。

「おわ」は「終わり」の略称です。ネット上では「終わり」が「オワ」と省略されることが多く、「おきゅおわ」以外にも「オワコン」や「じんおわ」のような言葉も誕生しています。

「おきゅいん」と「おきゅおわ」の使い方

それでは、「おきゅいん」や「おきゅおわ」は具体的にどのようなシーンで使われているのでしょうか?

通常、「おきゅいん」や「おきゅおわ」は、コンカフェやホストクラブで働いているキャストがTwitterなどのSNSの投稿で使用しています。

フォロワーの中に含まれている顧客に自分の出勤と退勤を知らせるという意図がある場合もあります。つまり、「おきゅいん」のときは「お店にいるから遊びにきてね」というメッセージでもあるわけです。そして、「おきゅおわ」のときは「今日はありがとう」という感謝の気持ちを伝える人たちもいるのです。

「おきゅいん」と「おきゅおわ」を最初に使った人

なお、Twitter上で「おきゅいん」や「おきゅおわ」を最初に使った人は、だれなのでしょうか?

Twitterの高度な検索で調べてみた結果、コンカフェという文脈の「おきゅいん」は@GirlsBeFunkyさんが最初に投稿している可能性が高いと考えられます。もちろん、その人が考案した言葉ではないでしょうが、2018年以降、頻繁に使われるようになります。

そして、「おきゅおわ」は@maid_pinkyさんの投稿が最初であると推定されます。実のところ、「おきゅいん」よりも「おきゅおわ」のほうが前から使われているようです。具体的には、2015年頃からTwitterの投稿でよく使用されています。

ネット用語というよりも業界用語かもしれない

「おきゅいん」や「おきゅおわ」はネット用語というよりも、コンカフェなどで働いている人たちがTwitterなどのSNSで使用している業界用語と言ってもよいかもしれません。すなわち、日常生活で秋葉原などのコンテンツと無縁な人たちからすれば、意味が分からなくても然程、問題はないわけです。

独自の文化には独自の言葉が存在するのは自然なことです。気がつけば、一般社会で当たり前のように使われる単語として普及することはよくあることなのです。もしかしたら、「おきゅいん」や「おきゅおわ」も死語にならず、世の中に定着していくかもしれません。

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