こどおばとは?気になる特徴とやばいと言われる理由を考察

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Twitter(ツイッター)などのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で、「こどおば」という単語を見かけることがあります。ひらがなで表記されていることもあって、パッと見ただけでは意味を類推できずによくわからないと感じている人たちもいるのではないでしょうか?

この記事では、「こどおばとは何か?」という意味について解説しています。また、気になる特徴や「何歳から該当するのか?」という疑問も考察しているので、言葉の意味が気になる人たちは参考にしてみてください。

本記事を読んで得られること

  • こどおばの意味でわかる。
  • こどおばの特徴や「何歳から該当するのか?」について学べる。
  • こどおばがやばいと言われる闇について考えるきっかけになる。
目次

こどおばとは?

こどおばとは、実家の子供部屋で成人後も暮らす中年女性を意味するネットスラングであり、「子ども部屋オバさん」の略称です。こどおばの年齢層としては中年期に該当する「40歳から64歳まで」と言えるでしょう。「子ども部屋」という言葉には、小さい頃から暮らしている場所にいるというイメージが表現されています。

ただし、「こどおば」は必ずしも、日本の社会学者・山本昌弘が提唱した親の経済力に依存する「パラサイト・シングル」を意味するとは限りません。すなわち、親の介護や生活の支援などの事情から実家に暮らし続けている人たちもいることに留意しておきましょう。

一方、男性の場合は「こどおじ」という表現を使います。Twitterの高度な検索で「こどおば」を調べてみると、2019年頃に使われた始めた言葉であるようです。

こどおばの特徴

それでは、「こどおば」とは具体的にどのような特徴を持った人たちのことを指すのでしょうか?

ここでは、3つの視点から「こどおば」の特徴について考察していきます。

特徴1 経済的に自立していない

はじめに、「こどおば」のなかには、経済的に自立していない人たちがいます

この世には、労働意欲を持っていない人たちに加えて、失業や病気など、働きたくても働けない人たちも存在します。一人で生きていくための収入がない以上、親がいる人たちが実家の経済力を頼りにすることは自然なことであり、セーフティネットとしても重要な役割を果たしているはずです。

とはいえ、成人として経済的自立を果たすのは当然のことであるという考え方から、「こどおば」はネガティブな印象を持たれてしまうおそれがあります。いわゆる、「大人のくせにだらしない」というレッテルを貼られてしまうわけです。

けれども、混迷を極める現代の日本では、突如として経済的に困窮するリスクに曝される可能性がある以上、明日は我が身として、経済的自立がうまくいかない「こどおば」を非難するのは、現時点で恵まれている側の主張なのかもしれません。

特徴2 結婚していない

続いて、ほとんどの「こどおば」は結婚していないと考えられます。

近年では、男女ともに「晩婚化」が進んでいます。加えて、生涯を未婚で過ごす人たちも増えつつあり、「こどおば」もまた例外ではありません。

もちろん、結婚すれば「こどおば」を卒業する可能性はありますが、一定の年齢を超えてしまうと、結婚したくてもできなくなってしまうのも現実のようです。

とはいえ、個々人の状況にとってケースバイケースですから、一概に「こどおば=生涯未婚」とは言えません。なかには、実家が居心地がよく、結婚の必要性を感じていない人たちもいるはずです。ライフスタイルが多様化していくなかで、実家に生涯を送る人たちが出てくるのも不自然なことではないのかもしれません。

特徴3 何らかの目的がある

最後に、叶えたい夢があったり、貯金をしたりするなど、何らかの目的を持った「こどおば」もいます

例えば、アーティストのなかには、一人で生計を立てられない時期に直面している人たちもいます。無論、お金を稼ぐ手段はたくさんありますが、作品を生み出すことに集中する場合、経済活動と芸術活動を両立できないこともあるはずです。

その意味では、実家で衣食住を賄えさえすれば、安心して夢を追求できるので、あえて「こどおば」の生き方を選択している可能性も十分にあり得る話でしょう。

むしろ、その夢の実現が人生の最優先事項であるならば、実家のサポートを得ることも大切なことなのではないでしょうか。人の目を気にしすぎて自分の道を踏み外しても、だれも責任を取ってくれるわけではありません。

こどおばがやばい理由

一方、「こどおば」に対して「やばい」と危惧している人たちもいますが、どうしてなのでしょうか?

その理由のひとつとして、親の経済力に依存している「こどおば」は、死別を契機に将来的に生活できなくなる危険性があります。

もちろん、実家が裕福である場合は、遺産などを存続すれば生きるのに心配はないかもしれませんが、だれもが経済的に豊かな親のもとで「こどおば」として生活しているわけではありません。

例えば、両親が年金暮らしで貯金を何とか潰しながら生活している場合、子どもが一人で生活するだけの資産がないおそれもあるわけです。その結果、困窮状態に追い詰められてしまう「こどおば」もいるかもしれません。

一人ひとりの状況を考える必要がある

「こどおば」と一言で言っても、一人ひとりの状況は異なります。だからこそ、憶測で「こどおば」の状況や考え方を決めつけてしまうと、事実を見失うおそれがあります。

大切なことは、一人ひとりの背景を知ることなのではないでしょうか。カテゴリに支配されて、個人のあり方を偏見から評価すれば、当事者の人たちが嫌な気持ちになるだけです。印象論ではなく、実態に即して事実を把握することが重要なのではないでしょうか。

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