バカッターとは?その後の人生を狂わせる4つの理由と愚行の本質

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Twitter(ツイッター)では、他人に迷惑をかける愚かな行為をネタにして、堂々と写真や動画をアップロードしている人たちがいます。

例えば、飲食店のアルバイトが食洗機の中に入ってふざけている様子を撮影した画像をツイートしたり、ファーストフード店のスタッフがバンズを床に並べて、その上に横たわる姿の写真を投稿したりするなど、他人の目を引くには少々、常軌を逸していると言わざるを得ない事件が発生しています。

この記事では、「バカッターとは何か?」について解説したうえで、その後の人生を狂わせる4つの理由と愚行の本質について考察しています。SNSを利用している人たちのお役に立てば幸いです。

この記事を読んで得られること

  • バカッターとは何かがわかる。
  • 過去に発生したバカッターの事件を学べる。
  • ネット社会における愚行のリスクについて考えるきっかけになる。
目次

バカッターとは?

バカッターとは「バカ」と「Twitter」が合わさった造語で、物事の後先を考えない愚かな行為をツイートのネタにする利用者のことを意味しています。

これまでの事件からアルバイト先で撮影されるケースが多いため、「バイトテロ」と呼ばれることもあります。

Twitterの高度な検索で「バカッター」を調べてみると、2011年頃から現在の意味で使われるようになったことが伺えます。

バカッターが起こした事件のまとめ

恐ろしいことに、バカッターの投稿が炎上した結果、お店まで廃業に追い込まれるケースがあります。

あるいは、上場企業の場合は株価の暴落につながるなど、たった一人の愚かな行為がSNSを通じて社会全体を揺り動かすほどの影響力を持つ時代になることを物語っています。

実際に、ここでは過去に発生したバカッターの事件を簡単に振り返ってみたいと思います。

バカッターが起こした事件のまとめ

  • 事件1 蕎麦屋の食洗機の中に寝そべる写真を投稿
  • 事件2 ファーストフード店のバンズに横たわる写真を投稿
  • 事件3 寿司屋の生魚を不衛生な状態でさばく写真を投稿
  • 事件4 焼肉屋のソフトクリーム製造機でふざける写真を投稿

事件1 蕎麦屋の食洗機のなかに寝そべる写真を投稿

2013年、蕎麦屋のアルバイト店員がキッチンにある食洗機のなかに寝そべる写真をツイートして大炎上しました。

その火の粉はお店の衛生状態や管理体制のあり方を批判する事態にまで発展し、歴史ある蕎麦屋は営業停止に追い込まれて、廃業を余儀なくされました。

もちろん、飲食店である以上、不衛生な環境のなかで調理されていた責任を追求されるのは仕方がないのかもしれませんが、小さなお店でアルバイトを四六時中、監視するわけにもいきません。

コツコツと育ててきた自分の飲食店がたった1件のツイートに潰されてしまった立場を想像すると、胸が痛む悲しい事件と言わざるを得ないでしょう。なお、その学生は大学から停学処分の制裁を受けたようです。

事件2 ファーストフード店のバンズに横たわる写真を投稿

同じく2013年、ファーストフード店バーガーキング のアルバイト店員が廃棄予定のバンズを床に並べて、その上に横たわる写真と「いやー平日なのにさ。なんで混むのさ。ワッパーJr何個作ったと思ってんの? ちょっとさ空気読もうよ」という文章を投稿して大炎上しました。

普段からお店を利用するお客さんからすれば、自分の口に入っているものも床に置かれていたかもしれないと不安になりますよね……。無論、お客さんは調理の裏側は覗くことができません。だからこそ、そのお店から出てくる料理の安全性はほぼ100%に近いレベルで信じるしかないわけです。

その信用を破壊したとなれば、お店の規模にかかわらず、飲食業としては致命傷を負うことになりかねません。実際のところ、ファーストフード店を経営する会社は公式サイトに謝罪文を掲載したうえで、そのアルバイトと店舗に厳重な処分を下したといいます。

事件3 寿司屋の生魚を不衛生な状態でさばく写真を投稿

続いて、2019年に大手回転寿司チェーン店くら寿司の店員が生魚をゴミ箱に捨ててから再び取り出して、調理するという信じられない映像を投稿して大炎上しました。

その結果、株主たちに不安が生まれ、親会社のくらコーポレーションの株価は急激に暴落しました。具体的に言うと、約27億円の損失を被ったのです。くらコーポレーションは、この事態を厳しく受け止めて、バカッターに対して法的手段を行使することを決定しました。

おそらく、損害額はアルバイトの給与で支払えるレベルのものではないでしょう。それゆえ、家族、あるいは親戚を巻き込むトラブルに発展せざるを得ず、当事者は今もなお、自らの軽率さを悔いているのではないかと思います。

事件4 焼肉屋のソフトクリーム製造機でふざける写真を投稿

バカッターが世間で問題視されるようになった現在でも、ツイートによるバイトテロの事件は発生しています。

2021年、焼肉屋の「韓国苑」で働く従業員が製造機から自分の口に向かって、ソフトクリームを流し込む動画をSNSに投稿しました。どうやら、インフルエンサーがその動画について言及したことで一気に拡散して炎上に至ったようです。

フィジカル・ディスタンシングがマナーとして定着している今だからこそ、ユーザーからは批判が続発し、お店に問い合わせが殺到したといいます。

「韓国苑」を運営する大心産業は「コロナ禍で衛生管理が問われる中、お客様に大変不快な思いをさせおわび申し上げます」といった謝罪文をホームページに掲載したうえで、従業員4名を懲戒解雇し、厳粛な対応を進めると発表しています。

その後の人生が狂う4つの理由

上記の事件からも明らかなように、バカッターは単なるいたずら行為では済まされません。その後の人生が狂ってしまうほどの後始末が待ち受けているのです。ここでは、バカッターが一生を台無しにする4つの理由について考察していきます。

バカッターのその後の人生が狂う4つの理由

  • 理由1 逮捕される可能性がある。
  • 理由2 損害賠償を請求される。
  • 理由3 名前を特定されてネットに曝され続ける。
  • 理由4 他人の人生を傷つけた罪を背負い続ける。

理由1 逮捕される可能性がある

第1に、バカッターは偽計業務妨害などの罪で逮捕される可能性があります

すなわち、バカッターはいたずらではなく、犯罪行為に該当するかもしれないのです。これに関しては、奈良県警察本部のサイバー犯罪対策でも、サイバーニュースでバカッターやバイトテロの危険性について啓蒙しています。

バカッター 逮捕

奈良県警察本部サイバー犯罪対策『サイバーニュース』より引用(最終確認日:2021年6月21日)

その場の軽いノリが一生を台無しにするおそれがあるので、自分だけではなく、周りがバカッターのような投稿をしようとしているときは「警察に捕まる可能性があること」を伝えてあげましょう。

理由2 損害賠償を請求される

第2に、相手に経済的損失を与えた場合、損害賠償を請求されることがあります。

くら寿司の件のように億単位の損失を被らせてしまったら、当然ながら、支払う金額も莫大になることが予想されます。会社からすればバカッターの軽率な行動が原因で被害にあったのですから、その補償を求めるのは当然のことです。

しかしながら、その金額はアルバイトの給与では到底、補いきれるものではないでしょう。したがって、親や兄弟などの親族にも迷惑をかけることになります。肩身の狭い思いをしないためにも、SNSの使い方には注意しなければいけません。

そして、商売が軌道に乗るまでには、とてつもない労力を必要とします。それを水の泡にする責任は、お金を支払って解決できるようなものではありません。みんなが悲しい気持ちになりながらも妥協した結果、損害賠償という手段しか落としどころがない。これが現実なのではないでしょうか。

理由3 名前を特定されてネットに曝され続ける

第3に、バカッターは名前を特定されてネットに曝され続けるおそれがあります。実際に、2021年6月現在でも、事件の当事者を調べようと思えば、顔写真と本名まで簡単に見つけることができます。

冷静に考えると、これは恐ろしいことです。例えば、バカッターの当事者が就職で面接を受ける際に、人事部が名前をGoogle検索するだけで過去の愚行がばれてしまいます。現在は心を入れ替えたと説明したとしても、最初からリスクのある人間を雇えるほど、採用面接は甘くありません。

すなわち、一生涯、バカッターという烙印が未来を奪い続ける可能性があるのです。おそらく、当事者は改名するなどして、就職活動を行っているかもしれませんが、内心では「ネットの記事が見つかったらどうしよう……」と不安でいっぱいであると思います。

もちろん、人間であれば過ちを犯してしまうこともあります。悪いことをしたからといって、すべてを諦めなければいけないわけでもないでしょう。けれども、バカッターはインターネットに情報が残り続けてしまうからこそ、人生を生きづらくする取り返しのつかない負債になってしまう危険性があるのです。

理由4 他人の人生を傷つけた罪を背負い続ける

第4に、バカッターは自分の軽はずみな行動で他人の人生を傷つけてしまった罪の意識を背負い続けることになります。

蕎麦屋さんの例からわかるように、個人が経営する飲食店にとってSNSの炎上は致命傷です。地域に根を張っている商売だからこそ、周囲からの評価がダイレクトに売り上げと日常生活に影響します。

また、専門家に相談したくても経済的に余裕がない個人事業主もたくさんいるでしょう。その結果、事態を終息させることができずに「廃業」に追い込まれてしまう。

ずっと、一人で働いてきた人が再就職するのは心理的にも至難を極めることです。もしかしたら、命を絶ってしまうかもしれない。本人からすれば、それくらい辛いことなのではないでしょうか。

以上のことからも、バカッターの当事者は自分の安直な行動によって不幸になっていく人たちの姿を目の当たりにして、その罪の大きさに押しつぶされそうになりながら、生きていくことになる可能性があります。

バカッターによる愚行の本質

改めて、なぜ、SNSではバカッターのような事件が発生してしまうのでしょうか。

一概には言えませんが、その愚行の本質はオンラインとオフラインの隔絶感にあるのではないでしょうか。

バカッターはツイートを投稿をする際に、上記で説明したような日常生活に及ぼすリスクを全く想定していないはずです。

その危機意識の欠如は、SNSをはじめとするインターネットの世界と自分の生活空間は関係ないという感覚に由来しているのではないかと思います。おそらく、彼らはスマホでゲームをしているような遊び感覚でツイートを投稿しているはずです。

あくまでも、「Twitterの世界だけの話」という感覚があるからこそ、「人生が終わるかもしれない」というストッパーが働かない。これは誹謗中傷の問題にも通じる話ではないでしょうか。

デバイスの向こう側には日常生活を営む生きた人間がいます。しかし、その事実はバーチャルな空間を介しているからこそ、見えづらいのも否めません。そこに対して、私たちの社会が実践すべき解決策は、重罰化による抑止力とオンラインとオフラインの繋がりを体感できる教育を提供する以外にないと思います。

IT教育のあり方を見直そう

バカッターが引き起こすバイトテロは、当事者及び関係者にとって不幸以外のなにものでもありません。

そして今回、紹介した事件はあくまでも氷山の一角です。このほかにも、SNSには、まだまだたくさんの問題があります。

10年以上前から、私たちはすでにIT教育のあり方を見直す時期に達していると思います。なかには、先進的に取り組んでいる学校もありますが、一部だけでやっても仕方がありません。

SNS時代において、一人ひとりが身につけている文化水準それ自体を引き上げていかない限り、学んだ人が加害者にならなかったとしても、被害者になることは十分にあり得ます。それでは意味がありません。改めて、社会全体でIT教育のあり方を見直す必要があると思います。

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本記事の監修者

PENDELION編集部はTwitter、Instagram、LINEなどのSNSに関する総合情報メディアを運営するスペシャリスト集団です。PENDELION編集部は、リサーチャー・ライター・構成担当・編集担当・グロースハッカーから成り立っています。当サイトでは、SNSに関する最新情報の記事を担当しています。

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