Twitter(ツイッター)やインスタで投稿に「無言フォロー失礼します!」と見知らぬ人からコメントが付けられた経験のある人たちもいるはずです。SNSの専門用語に詳しくない人からすれば、「一体、何が失礼なのだろうか?」と疑問に思いますよね。
そこで、この記事では「無言フォローは失礼なのか?」という疑問について考察しています。加えて、言葉の意味や怖い理由、フォローバックしない心理も解説しているので、SNSに興味のある人たちは参考にしてみてください。
- 無言フォローの意味や使い方を理解できる。
- Twitterやインスタのマナーについて考えるきっかけになる。
- 無言フォローが怖い理由やフォロバしない心理を学べる。
無言フォローの意味
無言フォローとは、TwitterやインスタなどのSNSで一度も関わったことのない相手をいきなりフォローすることを意味しています。Twitterの高度な検索で「無言フォロー」について調べてみると、2008年から使われ始めたようです。なお、英語では、silent followerやinvisible fanと表記されます。
例えば、無言フォローという言葉は次のように使われています。
無言フォローの例文
- 無言フォロー失礼します:「いきなりフォローしてごめんなさい」という意味。
- 無言フォローお断り:「いきなりフォローしないでください」という意味。
特に、「無言フォロー失礼します」とは、過去に一度もやり取りしたことのない他人であるにもかかわらず、あなたをフォローすることに対して申し訳なく感じているといった態度を示す形式的な表現です。どうやら、日本人特有の相手に謙った挨拶のようです。
無言フォローは失礼なのか?
とはいえ、実際のところ、無言フォローは失礼な行為なのでしょうか?
結論から言えば、無言フォローに対してネガティブな印象を持っている人たちもいるようです。
すなわち、これまで関わりがなかったのにもかかわらず、いきなり挨拶もせずにフォローしてくることに対して「礼儀を知らない」と感じるユーザーもいるわけです。だからこそ、「無言フォロー失礼します」という挨拶が普及していると言ってもよいでしょう。
とはいえ、アカウントを非公開にしない限り、見ず知らずの他人からフォローされるのは防げません。その意味では、無言フォローはマナー違反として非難するほどの行為ではないような気もします。これに関しては、個人の価値観によっても評価が異なるので、相手のスタンスに合わせておくのがよいでしょう。
無言フォローが怖い理由
一方で、無言フォローが怖いという人たちもいます。
[定期]
— ただのりぽん (@ripochan_s2) September 8, 2022
フォローしてくださる時に、リプもくださると嬉しいです∩(^ω^)∩
無言フォローは怖いのでフォロバしません(`・ω・´)
実際のところ、どうして怖いという感情が生まれるのでしょうか?
これに関しては、見ず知らずの人にいきなりアカウントをフォローされる理由がわからないことから、「この人は誰なんだろう?」という不安な気持ちになることが理由として挙げられるでしょう。
冷静に考えると、自分が有名人でもない限り、何の脈絡もない赤の他人からフォローされる理由がわからないので、不気味に感じるのは理解できなくはありません。なかには、「自分のことを監視しているのではないか?」と想像を膨らませて怖くなる人たちもいるはずです。
そのため、「無言フォロー失礼します」という言葉と一緒にフォローした理由を伝えてあげたほうが親切なのかもしれません。
無言フォローに対してフォロバしない人たちの心理
また、無言フォローされた人たちのなかには、フォロバしないと決めている人たちもいます。そこには、一体、どのような理由があるのでしょうか?
これに関しては、無言フォローに対する3つの懸念があると考えられます。
無言フォローに対してフォロバしない理由
- 理由1 絡んだことのない人をフォローしたくない。
- 理由2 無言フォローのユーザーはすぐにフォローを解除するという印象を持っている。
- 理由3 挨拶しないような人とネット上で関わりを持ちたくない。
実際、「無言フォローお断り」とプロフィールに記載している人たちを無言フォローすると、相手からアカウントをブロックされることもあるので注意しましょう。匿名性で利用できるSNSだからこそ、自分の信念を剥き出しにしている攻撃的な人たちも存在します。
こればかりは、個人によってSNSの使い方は異なるので、本人と仲良くしたいならば、相手が大事にするマナーを尊重することをおすすめします。すなわち、フォロー前に挨拶することで快く受け入れてもらえるかもしれないわけです。とはいえ、自分のスタンスもありますから、あまり神経質にならないほうがよいでしょう。
アカウントの向こう側には人間がいる
SNSを利用しているのは「生きた人間」である以上、Twitterやインスタなどの利用方針に関する考え方はさまざまにならざるを得ません。だからこそ、無言フォローに関する価値観は必ずしもひとつではないでしょう。すなわち、「無言フォロー失礼します」という言葉に対する印象も良いときもあれば、悪いときもあるわけです。
その意味では、あまり気にしすぎると疲れてしまうでしょう。
そして、相手を敬うマナーも形式だけになれば、冷たい言葉のやりとりになってしまいます。みんなが使っているから、とりあえず使っておこうという感覚で見ず知らずの相手に挨拶しても、だれも嬉しくはありません。味気のない言葉からは良好な人間関係は生まれづらいと思います。
スマホなどの端末で知らない人とやりとりしていると、リアルな感覚が欠乏してしまうことがあるかもしれませんが、アカウントの向こう側には人間がいます。その人と仲良くなるのに必要なことは何か。それを考えるところから、SNSの人間関係は始まるのではないでしょうか。
みなさんは無言フォローについてどう思いますか?
よければコメントでご自身の考えを教えてください。