Twitter(ツイッター)やインスタの投稿に「無言フォロー失礼します」や「無言フォローごめんなさい」とコメントしている人たちを見かけることがありますが、一体、どういう意味なのでしょうか?
この記事では、「無言フォローとは何か?」について解説しています。また、「無言フォロー失礼します」の意味や挨拶する理由も紹介しているので、SNSのマナーを知りたい方たちは参考にしてみてください。
- 無言フォローの意味や使い方を理解できる。
- Twitterやインスタのマナーについて知ることができる。
- SNSの人間関係について考えるきっかけになる。
無言フォローとは?
無言フォローとは、Twitterやインスタで過去に一度も交流したことのない相手を挨拶なしでフォローすることを意味しています。2008年頃からSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用者によって使われ始めました。
どうやら、「無言フォロー」という言葉が出てきた当初は、その概念自体にネガティブな印象を持っている人たちもいたようです。実際に、次のようなツイートが投稿されています。
なお、英語では、silent followerやinvisible fanと表記するのが一般的です。
無言フォロー失礼しますの意味
2021年7月現在、Twitterやインスタでは「無言フォロー失礼します」や「無言フォローごめんなさい」といった言葉がよく使われていますが、どのような意味なのでしょうか?

「無言フォロー失礼します」とは、過去に一度もやり取りしたことのない他人であるにもかかわらず、あなたをフォローすることに対して申し訳なく感じているといった態度を示す形式的な表現です。
いわゆる、日本人特有の相手に謙った挨拶であると言ってよいでしょう。
とはいえ、通常、アカウントに鍵が設定されていないかぎり、だれでも自由に相手をフォローできます。その意味では、無言フォローは日常茶飯事なので、「すみません」と心の底から思っているユーザーはほとんどいないと思います。
無言フォローに関わる挨拶は必要なのか?
Twitterやインスタの仕組みから考えても、無言フォローは当たり前のように発生します。
それを踏まえると、無言フォローに関わる挨拶は本当に必要なのでしょうか?
正直なところ、「すみません」や「失礼します」などのメッセージを送ったところで、相手との関係性にほとんど変化はないと考えられます。その意味では、「無言フォロー失礼します」などの挨拶は必要ないと思います。
そもそも、これまで関わったことのない人たちから「無言フォローごめんなさい」と形式的に言われても、「どうぞ、ご自由にしてください」と思う人たちが大半なのではないでしょうか。
もちろん、人によっては「この人は礼儀正しいな」という印象を持つこともあるでしょう。しかし、見ず知らずの相手と表面的にやり取りするのは「めんどくさい」と感じる人たちも少なからずいるはずです。
「無言フォロー失礼します」といった一言で終わらせるよりも、相手に興味を持つきっかけになったことを褒めるようなコメントからコミュニケーションをきっかけを探ってみるなどして、実質的な会話を楽しだほうが仲良くなれるのでないかと思います。
無言フォローされたときにフォロバはすべきなのか?
Twitterやインスタを始めたばかりの人たちのなかには、無言フォローされたときのフォロバについて戸惑うユーザーもいるかもしれません。実際のところ、フォロバはすべきなのでしょうか?
結論から言えば、無言フォローに対してフォローを返す必要はありません。あくまでも、相手のアカウントに関心がある場合に、フォロバすればよいと思います。
けれども、相手は少なからず興味を持ってフォローしているので、あなたからフォロバされると喜ぶ可能性はあるかもしれません。なお、フォローバックについてくわしく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

無言フォローをお断りする3つの理由
なお、Twitterやインスタの利用者のなかには、無言フォローをお断りしている人たちもいるようです。
その理由は大きく3つあると考えられます。
無言フォローをお断りする3つの理由
- 理由1 絡んだことのない人にフォローされたくない。
- 理由2 無言フォローのユーザーはすぐにフォローを解除するという印象を持っている。
- 理由3 挨拶しないような人とネット上で関わりを持ちたくない。
以上のような理由から「無言フォローお断り」とプロフィールに記載している人たちを無断でフォローすると、非難されたり、ブロックされたりするおそれがあるので注意してください。
したがって、トラブルを回避したければ、ツイートなどのコメントで交流しておくことをおすすめします。
SNSの人間関係はネット上で完結することが多いので、「相手がどんな人なのか?」を判断できない場合があります。
だからこそ、まずは相手が大切にしているマナーの価値観を尊重することが良好な人間関係を築くために重要であると考えられます。そうは言っても、コミュニケーションに完璧なものはないので、神経質になりすぎないように気をつけましょう。
アカウントの向こう側には人間がいる
SNSを利用しているのは「生きた人間」である以上、Twitterやインスタなどの利用方針に関する考え方はさまざまにならざるを得ません。だからこそ、無言フォローに関する価値観は必ずしもひとつではないでしょう。すなわち、「無言フォロー失礼します」という言葉に対する印象も良いときもあれば、悪いときもあるわけです。
その意味では、あまり気にしすぎると疲れてしまうでしょう。
そして、相手を敬うマナーも形式だけになれば、冷たい言葉のやりとりになってしまいます。みんなが使っているから、とりあえず使っておこうという感覚で見ず知らずの相手に挨拶しても、だれも嬉しくはありません。味気のない言葉からは良好な人間関係は生まれづらいと思います。
スマホなどの端末で知らない人とやりとりしていると、リアルな感覚が欠乏してしまうことがあるかもしれませんが、アカウントの向こう側には人間がいます。その人と仲良くなるのに必要なことは何か。それを考えるところから、SNSの人間関係は始まるのではないでしょうか。





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