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Googleは重複コンテンツにペナルティを課すのか?

インターネット上には、SEO対策に関する憶測にも近いような情報が蔓延しています。特に、Googleの重複コンテンツに関する知識については誤解が多いと思います。

もちろん、重複コンテンツはウェブサイトの品質を低下させるので良いものではありません。しかしながら、根拠のある情報に裏付けらた改善措置を行わなければ、より良いウェブサイトを作ることはできないでしょう。

この記事では、「Googleは重複コンテンツにペナルティを課すのか?」について考察しています。SEO対策やオウンドメディアの設計・運用に興味のある方のお役に立てば幸いです。

この記事を読んで得られること
  • 重複コンテンツに関する正確な知識を得ることができる
  • Googleの重複コンテンツに関する方針を知ることができる
  • SEO対策に関する知見を深めることができる

重複コンテンツとは?

重複コンテンツとは、同じ内容のコンテンツが複数存在していることを意味しています。これには大きく2つのパターンがあると考えられます。

重複コンテンツのパターン画像

第一に、ウェブサイト内部に重複コンテンツが存在するパターンです。

具体的には、同じ内容の記事が2つ以上、ウェブサイト内にあることを指しています。

第二に、競合サイトに同じ内容のコンテンツが存在するパターンです。

いうまでもなく、コピーコンテンツは著作権法を侵害する違法行為なので絶対にダメです。具体的には、Googleの「品質に関するガイドライン」に記述される以下の基準に該当するものが無断複製と見なされます。

他のサイトのコンテンツをコピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えることなく転載しているサイト

他のサイトのコンテンツをコピーし、(語句を類義語に置き換えたり自動化された手法を使用したりして)若干の修正を加えた上で転載しているサイト

何らかの独自の体系付けやユーザーへの利便性を提供することなく他のサイトからのコンテンツ フィードをそのまま掲載しているサイト

ユーザーに実質的な付加価値を提供することなく、他のサイトの動画、画像、その他のメディアなどのコンテンツを埋め込んだだけのサイト

Googleの「品質に関するガイドライン」から引用(最終確認日:2020/4/29)

しかし、検索キーワードから想定されるユーザーニーズに合わせてコンテンツを作成する以上、内容の重複が避けられないという問題もあります。

したがって、情報コンテンツを作成する際に「競合サイトと何が違うのか?」を明確にして差別化を図らなければなりません

重複コンテンツにペナルティが課されるわけではない

Googleのウェブマスター向け公式ブログの「Google のインデックスやランク付けなどに関する、10 の誤解」は、SEO対策に携わる人であれば必ず読むべき情報です。

ここには、サイトの重複コンテンツとペナルティの関係について、次のように記述されています。

あなた自身のサイト内の重複するコンテンツについて、過度に気にする必要はありません。Google は重複するコンテンツを無視することに長けています。重複するコンテンツのうち、検索結果に優先的に表示させたいページがある場合は、canonical 指定を使う など、Google がそのページに気付きやすいようにしてください。

Googleのウェブマスター向け公式ブログ「Google のインデックスやランク付けなどに関する、10 の誤解」から引用(最終確認日:2020/4/29)

上記の引用を踏まえると、Googleがウェブサイト内部に重複コンテンツがあること自体にペネルティを課すわけではないことが分かります。

ただし、Googleのクローラーが重複コンテンツの優先度を認識しやすくするための技術的措置を行わないと、悪意のあるランキング操作やユーザーへの偽装と見なされて検索順位が下がるリスクがあります

これについては、Googleの「一般的なガイドライン」のなかで、以下のように記載されています。

ごくまれなケースとして、Google でのランキングの操作やユーザーへの偽装を意図した重複コンテンツが表示される可能性が認識された場合も、Google では関係するサイトのインデックス登録とランキングに対して適切な調整を行います。その場合、該当するサイトはランキングが低下するか、Google インデックスから完全に削除されて検索結果に表示されなくなる可能性があります。

Google「一般的なガイドライン」から引用(最終確認日:2020/4/29)

これはペナルティではなく、インデックス上の処理として理解すべきことだと考えられます。

Googleの立場で考えれば、検索結果に重複コンテンツが表示されるのは、ユーザーの貴重な時間を奪うことになるのでサービスの低下に繋がってしまいます。それを防ぐためにランキングの調整を行われるわけです。

Googleが混同しないウェブサイトを作るには?

コーディングのイメージ画像

さて、Googleのクローラーに優先度の高いコンテンツを認識させるには、具体的にどうすればよいのでしょうか? ここでは大きく3つの方法を紹介します。

方法1 link rel=”canonnical”をヘッダーに入れる

第一に、ページのヘッダーに<link rel=”canonnical”>タグを加えることで、クローラーに重複コンテンツの優先度を認識させることができます

例えば、https://pendelion.comと重複するコンテンツが複数あったとします。

ウェブサイトの方針として、https://pendelion.comを正規のURLとする場合、他のページのヘッダーに<link rel=”canonical” href=”https://pendelion.com” />を入れることで、Googleクローラーにhttps://pendelion.comを優先させる意図を伝えることができます。

方法2 サイトマップから重複コンテンツを除外する

第二に、サイトマップをGoogleに送信する際に、重複するコンテンツを除外するといった方法があります

通常、Googlebotはサイトマップに含まれる全部のページのを正規のURLとして認識します。ただし、重複コンテンツがある場合には、それらを除外するといった措置が取られます。

しかし、サイト運営者の希望に合わせて各コンテンツの優先度が決定されるとは限りません。そこで、サイトマップから正規として扱わないページを削除することで、検索エンジンにインデックスするページを指定することができます。

方法3 301リダイレクトを使用する

最後に、301リダイレクトを使って古い重複コンテンツのアクセスを正規ページに誘導する方法があります

301リダイレクトとは、URLが変更される際に利用する転送処理のことです。これによって、ユーザーやGooglebotを適切なページに案内できます。

WordPressでウェブサイトを作っている方は、「Redirection」というプラグインを使えば簡単に導入できるので試してみてください。

「Redirection」のインストール画面

誤解を防止するサイト環境を作ろう!

重複コンテンツはペナリティの対象になるわけではありませんが、ユーザーやGooglebotに誤解を与える危険性があります。放っておくと、検索ランキングに影響を与えるので注意しなければなりません。

対策のポイントとしては、インデックス化する前に重複するページの優先度を明確に示すことが挙げられます。

コードなどを使用する技術的な改善措置なので、初心者の方には負担が大きいかもしれませんが、誤解を防止するサイト環境を作ることはSEO対策としても必要な措置です。これを機会に実践してみましょう!

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PENDELION編集部
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