LINE(ライン)を使っているならば、何かしらのグループラインに所属しているはずです。しかし、昔から仲が良い人たちとのグループなら楽しい会話が生まれますが、仕事仲間やPTAの父母会など親しいとは言えない人たちとのグループは緊張感が少なからずありますよね。
とりわけ、神経質な人たちが多いグループラインに入っている場合、ちょっとした気遣いを怠ったことで嫌われてしまう危険性があるので注意が必要です。実際のところ、グループラインで嫌われないようにするには、どうすればよいのでしょうか?
この記事では、グループラインで嫌われる人がしがちな9つのことを解説しています。また、「発言しない人はだめなのか?」という疑問についても考察しているので、LINEを使っている人たちは参考にしてみてください。
グループラインで嫌われる人がしがちな9つのこと
さて、グループラインで嫌われる人がしがちなことには、どのような行為があるのでしょうか?
これに関しては、大きく9つの嫌われる行動があると考えられます。
その1 個人的に連絡を取り合う
第1に、グループラインで特定のユーザーに対して個人的な用事に関わるメッセージを送信すると、みんなから「個人でやれ!」と嫌われてしまう可能性があります。
いうまでもなく、グループラインはメンバー全体に関わるトピックを話し合う場として作られているはずです。それにもかかわらず、個人的なやり取りをグループ内で行うのは無関係なメンバーからすれば迷惑です。
その結果、他人の気持ちを考えられない人というレッテルを貼られてしまうおそれがあります。とりわけ、人数が多いグループラインの場合は2人だけでコミュニケーションするのは控えることを強くおすすめします。
けれども、なかには、グループラインの使い方がよくわからない人たちもいるので、作成者がメンバーに対して個人的なやり取りはしないように説明してあげたほうがトラブルが起きづらいでしょう。
その2 連絡先を勝手に追加する
第2に、グループだけで繋がっている人の連絡先を勝手に追加すると、「常識がない」と判断されるおそれがあります。
LINEの連絡先も立派な個人情報です。したがって、本人の許可なく勝手に友達に追加するのはやめておきましょう。特に、相手が異性の場合は、恋愛感情を持っていると誤解される危険性もあります。
どうしても連絡したいときは、直接会ったタイミングで相談したり、共通の知人から本人に頼んでみたりすることをおすすめします。いずれにしても、グループが一緒だからといって相談もせずに、友達に加える行為は控えることを推奨します。
その3 メンバーに関係ない話を始める
第3に、グループのメンバーに関係ない話を始めるのも嫌われる原因になると考えられます。
例えば、学校の行事に関する連絡を取り合うために作成されたグループラインなのに、部活の話をしたり、趣味について語り出したりするのは、場違いとして嫌われてしまうおそれがあるので注意してください。
もちろん、メンバー全員が関心を示す話題なら、必ずしもグループラインの目的と合致していなくてもよいと考えられますが、人によっては不快感を示す可能性もあるので気をつけましょう。
その4 深夜や早朝にメッセージする
第4に、深夜や早朝などメンバーが寝ている時間帯にグループラインにメッセージするのは迷惑です。
友達だけで構成されているならまだしも、他人も一緒に参加しているグループラインで活動時間外に連絡するのは自ら非常識な人間であることを宣言しているようなものです。
災害や事件などの緊急事態を除いて、就寝時間に連絡するのは絶対にやめましょう。
その5 ビジネスや宗教に勧誘する
第5に、ネットワークビジネスや宗教などに勧誘するのは控えておきましょう。
「嫌なら断ればよい」という意見もありますが、そもそもグループラインの目的とは関係ないことでメンバーを誘うのは迷惑になるおそれがあります。実際、回りくどいやり方で無理やり勧誘しようとする人たちも少なくありません。
その結果、グループ内で悪い噂が出回って、「目的のためには手段を選ばない」という悪評が立ってしまう危険性があります。お金を稼いだり、信念を共有したりする気持ちはわかりますが、他人が嫌がるやり方は控えるべきです。人間関係を壊して成就するような目的に持続性はないでしょう。
その6 連投する
第6に、メッセージを細かく分けて連投するとLINEからの通知が多くなるので、グループラインのメンバーが不快感を抱くおそれがあります。
1対1のトークならば、チャット形式特有の細切れなメッセージのやり取りを行っても許されるかもしれませんが、大人数のグループラインでは控えたほうが無難です。
具体的に考えると、50人が所属しているグループラインに一度に送信可能なメッセージを3回に分けて送ると、合計で150回の通知が全体で発生します。それだけでも、かなり無駄が発生しているような気がしますよね。そして、各メンバーには、それぞれの都合があるので、通知がうるさいのはネガティブなのです。
その7 回答が必要な質問に無反応でいる
第7に、イベントの出欠確認など回答が必要な質問に対して無反応でいる場合、幹事を務めるメンバーから嫌われてしまうかもしれません。
いうまでもなく、数十人規模のグループでイベントの日程を調整するのは手間がかかります。さらに、参加予定者から連絡がこないと、スケジュールの段取りが決められません。何度も催促するのも、心理的に負担がかかるので、主催者には「自分も関係していることなのに返信がないのは困る」と苛立ちが生まれるわけです。
グループに参加している以上、返信すべき内容には必ずメッセージしましょう。
その8 勝手に人を招待する
第8に、主催者やメンバーに許可を得ないで人を招待すると、「自分勝手な人」として敬遠される可能性があるでしょう。
グループラインが共通の趣味などのライトなテーマだったとしても、作成者やメンバー全体に招待者のプロフィールを簡単に共有したうえで、参加の可否を尋ねてから追加することをおすすめします。
なかには、「自分が作ったコミュニティなのに勝手に招待するなんて常識がない」と否定的に評価する人もいるのです。報告・連絡・相談を忘れないことが大切です。
その9 無言で退出する
第9に、メンバーにお世話になったにもかかわらず、グループラインを無言で退出するのはマナー違反として嫌われてしまうおそれがあります。
もし、グループから抜けたいときは主催者に相談することをおすすめします。自分では、もうどうでもよいから関わりたくないと思っても、人生のどこかで関わらないといけなくなる可能性はあります。
そのときに、嫌われている状態からスタートすれば、物事はうまい方向にはいかなくなってしまうので、くれぐれも注意しましょう。
グループラインで発言しない人はだめ?
なお、グループラインでは発言しない人は、だめなのでしょうか?
結論から言えば、グループラインで展開されているトピックによっては返信しないと、ネガティブに評価される危険性があります。
とりわけ、スケジュール調整や真剣な相談など、「発言しない=どうでもよいこと」として扱っていると見なさる可能性があるときは、できるだけ連絡を返すことをおすすめします。
メンバーの立場を考える
グループラインがきっかけで他人から嫌われないようにするには、メンバーの立場を考えて行動することが大切です。そして、「自分がされて迷惑なことは人にしない」という道徳の黄金律を意識しましょう。これは、人間関係全般に適用できる話だと思います。
グループラインが苦手で自信のない人もいるかもしれませんが、難しく考えすぎる必要はありません。どこまでも、真心を持って接していけば、失敗しても許されるはずです。その意味では、一人ひとりを大切にする心を持つことがグループ関係を豊かにする最大のポイントであると言ってよいでしょう。