スマホの普及に伴って、LINE(ライン)は、人々が日常的に使用するコミュニケーションツールとして定着しました。
しかしながら、メールよりも気軽に連絡が取り合えるチャットであることに加えて、相手が自分のメッセージを読んだ事実を確認できる既読機能が実装されているので、相手からの返信を執拗に待ってしまう人たちもいるはずです。とりわけ、好きな人と連絡を取り合っている場合、返信がくる前にLINEを送付した経験のある人たちもいるのではないでしょうか。
とはいえ、「追いライン」はうざいと言われてしまうことがあるので注意が必要です。一方で、かえって嬉しいと喜ばれるケースもあるようです。改めて、「追いライン」とは一体、何なのでしょうか。
この記事では、「追いラインとは何か?」という言葉の定義を確認したうえで、うざい理由や嬉しいと感じる人たちの心理について考察しています。LINEを使っている人たちは参考にしてみてください。
- 「追いラインとは何か?」という言葉の定義について学べる。
- 付き合っていない男女からうざいと言われる理由を考えるきっかけになる。
- 追いラインを喜ぶ人たちの心理がわかる。
追いラインとは?
「追いライン」とは、LINEの返信がまだ届いていないのにもかかわらず、メッセージを連続して送付する行為のことを意味しています。

その目的は状況によって異なりますが、「相手と連絡を取り続けたい」という送信者の意思を表していることもあれば、「緊急事態で返信をもらわないと困る」という催促を示していることもあります。いずれにしても、「追いライン」を送信する本人は相手からの連絡を待てない心理状態にあると言ってよいでしょう。
付き合ってない男女からの追いラインがうざい理由
しかしながら、付き合っていない男女から送信される「追いライン」について「うざい」と不快感を抱く人たちもいます。冷静に考えると、なぜ「追いライン」はうざいと言われてしまうのでしょうか?
その理由は大きく3つあると考えられます。ここでは、それぞれの要因について説明していきます。当てはまる人たちは追いラインの送り方や相手との関係性について見直してみることをおすすめします。
理由1 返す気がないことを察してほしい
第1に、相手が連絡を返す気がない場合、「追いライン」に対してうざいと感じる可能性があります。
冷静に考えると、返信をしていないのにもかかわらず、好きでもない人から連続してLINEが送られてくるのは、だれだってめんどくさいのではないでしょうか。厳しい現実ではありますが、「無視するのはあなたに興味がない」というメッセージである可能性は否めません。
その意味では、脈なしの相手に過度に執着して追いラインするのはやめたほうが賢明でしょう。恋の相手は今、目の前にいる人たちだけとは限りません。新しい人との出会いを求めることをおすすめします。なお、LINEの返信が来ないことについて知りたい方は次の記事も読んでみてください。

理由2 プライベートでは関わりたくない
第2に、相手がプライベートでは関わりたくないと思っているのかもしれません。
会社の中には、社員間や部署内でLINEをコミュニケーションツールとして活用している人たちもいます。勤務時間であれば、返事を送るのは仕事だから問題はないかもしれませんが、プライベートを大切にしている人たちは休みの日に何度も連絡が来るのは鬱陶しいと感じるはずです。
LINEを送っている側からすれば、仕事外でも仲良くしたいと思っているのかもしれませんが、仕事と私生活を縦分けている人からすれば、「平日の勤務時間内に連絡してくれよ」とうざがられてしまうおそれがあります。
理由3 急かされるのがうっとうしい
第3に、追いラインで返事を催促されるのが不快であることが原因でうざがられてしまうと考えられます。
いうまでもなく、自分が置かれているリアルタイムの状況は人それぞれです。時間的に余裕がある人もいれば、心理的に追い詰められている人もします。LINEを送信した側は暇だったとしても、相手は学校や仕事で忙しくしているかもしれません。
それにもかかわらず、追いラインで連絡を返すことを急かされると、「自己中心的な人だ」とネガティブな印象を与える危険性があるので注意しましょう。世界は自分を中心に回っているわけではないので、相手の事情も考慮しながら、時には待ってあげることも忘れてはいけません。

追いラインが嬉しい人の心理
一方で、追いラインが来ることに対して嬉しいと感じる人たちもいます。
一体、どうして追いラインを喜ぶのでしょうか?
ここでは、3つの心理について説明していきます。
心理1 彼氏や彼女から気にかけてもらうのが嬉しい
はじめに、彼氏や彼女が気にかけてもらうのが嬉しいといった理由が挙げられます。
例えば、自分がストレスフルな状況にいるときに、好きな人から心配を含めた真心のメッセージがくると、心理的にも癒される人たちもいるはずです。
もし、相手が仕事や学校で疲れているときは、テキストだけではなく、スタバやコンビニの飲み物と交換できるLINEギフトを活用して応援の気持ちを表現してみるのもよいと思います。
気遣いを形にすることで伝わることもあるはずなので、是非とも試してみてください。
心理2 好かれていることを実感できる
続いて、追いラインで相手から好かれていることを実感して喜んでいる人たちもいるでしょう。
とりわけ、「他人にかまってもらいたい」というタイプの人たちからすれば、追いラインは他人から執着されている証拠なので嬉しいのかもしれません。
冷静に考えると、自分に興味を持っていない人がプライベートな文脈で追いラインを送付する確率は限りなくゼロに近いと言ってよいでしょう。その意味では、相手は自分のことが少なからず好きなのかもしれません。
心理3 好きな人からの脈ありサインで嬉しい
最後に、好きな人からの脈ありサインで嬉しいと感じている可能性があります。
いうまでもなく、LINEの返信がないのに連続してメッセージを送るのは勇気が要ります。
もちろん、事故などの緊急事態が発生している場合もありますが、プライベートな内容で立て続けに連絡が来るのは、自分に対する好意が少なからずあるかもしれません。
特に、追いラインを送ってきた相手が自分の好きな人だった場合、恋が成就するかもしれないという期待に胸を含まらせて喜ぶ人たちもいるでしょう。
追いラインのタイミングはいつがよい?
実際に、追いラインを送りたいときにタイミングはいつがよいのでしょうか?
結論から言えば、初めての追いラインは2日〜3日程度の時間が空いてから送付するのがよいでしょう。一概には言えませんが、1日以内に連続してLINEを送ると「急かされている」と感じる可能性があります。また、日にを空けすぎると、相手に気持ちが冷めてしまうかもしれません。
なお、はじめて相手に既読無視された場合は、返信を忘れているだけということもあるので、必ずしも脈なしとは言い切れません。すなわち、勇気を出して追いラインする価値はあるわけです。
送る内容には悩むかもしれませんが、相手が返信しやすそうな軽めの話題を扱うことをおすすめします。くれぐれも、返信がなかったことに触れたり、責めたりしないようにしましょう。最悪の場合、自分のことばかり考える人だ、という印象を与えかねません。
場合によっては相手が事件に巻き込まれたり、体調を崩していたりすることから、LINEの返信ができていないおそれがあります。そのため、「様子がおかしい」と感じたときは、警察や救急車の手配をはじめ親族や親しい友達に確認するのもよいでしょう。
相手の立場になって追いラインしよう
相手の状況や性格を正確に見極められるのであれば、追いラインもコミュニケーションとして適切に成立する場合があると考えられます。上手に使いこなすポイントは「相手の立場になって考える」ことに尽きるでしょう。
自分に思い通りにならないからといって、感情をぶつけるように追いラインすれば、相手も不快な気持ちになってしまう可能性が高くなるはずです。
また、相手が自分に気がないのであれば、何度も連絡してもうまくいくことはないかもしれません。もちろん、一途に追いかけるのもよいですが、新しい出会いを求めるのも一案です。
人は星の数ほどいるわけですから、目の前にいる人が全てであるとは限りません。新しい可能性を求めて恋を探しみるのもよいのではないでしょうか。