LINE(ライン)のコーポレートカラーと言えば、「黄緑」という印象がすぐに浮かぶ人もいると思います。
けれども、一口に「黄緑」と言っても、100種類近く同系統の色が存在するのでカラーコードまでを特定するのは大変ですよね。実際のところ、LINEのカラーコードは何なのでしょうか?
この記事では、「LINEのカラーコードは何か?」という疑問について回答しています。デザイン関係でLINEのコーポレートカラーを具体的に知りたい方たちのお役に立てば幸いです。
LINEのカラーコードは何か?
さて、2023年1月現在、LINEのカラーコードは何なのでしょうか?
結論から言えば、LINEのカラーコードは#06c755です。RGBはR:6、G:199、B:85です。具体的に色で表現すると、以下の画像がLINEのコーポレートカラーと同色です。
LINEのコーポレートカラーについて公式HPでは次のように記述されています。
活力と持続性を表現しており、あらゆる世代に浸透することをイメージしています。
LINE公式HP『CI guidelines』より引用(最終確認日:2023年1月27日)
実際、緑は世代を問わず優しさや生命力を感じやすいカラーと言われています。公共サービスのブランドでは、緑がよく使われています。LINEは今となっては生活インフラとして公共的な利益を担っているサービスなので、「緑」をブランドカラーに取り入れるのは自然なことのように思えます。
新旧の色を比較してみた
実のところ、現在のブランドカラーは新しく刷新された色です。それ以前は#00B900が使われていました。
LINEの公式HPでは、この色を新しく変更した背景については次のように述べられています。
既存のネイビーのヘッダーがホワイトに変わり、LINEのメインカラーであるグリーンの重要度が高まりました。 従来のグリーンがネイビーを考慮したグリーンだったため、ホワイトがメインの新しい画面では、 グリーンの明度と彩度を調整しました。
LINE公式HP『2020年12月、LINEがNew Designでユーザーと再会しました!』より引用(最終確認日:2023年1月27日)
たしかに、古い色よりも#06c755のほうが爽やかで明るいイメージがありますよね。ちょっとした違いかもしれませんが、色彩の統一感やバランスはブランドを形成する上で消費者の感覚に影響を与えます。実際、みなさんも色によって認識している企業ロゴなどがあるはずです。
LINEがブランドカラーを変更した背景について興味のある方は次の記事をご覧ください。
色の使い方でイメージは大きく変わる
色の使い方次第で企業をはじめとするブランドのイメージは大きく変わります。特に、人間の五感でも、視覚は情報の大半を占めると言われています。だからこそ、不快感や違和感のある色を使うと、サービス全体の認知にもネガティブな影響が出てしまう可能性があるのです。
LINEのカラーコードも事業が拡大されていくなかで新しく刷新されました。もちろん、イメージチェンジに成功するのは事業それ自体が人々にとって役に立つ意味のあるものだからです。とはいえ、やはり社員や消費者が名前を聞いたときのイメージに色は大きく影響をもたらします。
できれば、唯一無二のカラーコードを設定したほうが別なサービスとの混同が防げるはずです。なお、LINEのロゴをはじめブランドに関する細かいルールを見ると、カラーコードと構想の関係がよくわかるはずです。気になる人はロゴガイドラインをはじめ、クリエイティブに込められた想いの部分をチェックしてみてください。