誕生日という特別な日に、大切な人への祝福の気持ちを伝えたいと願うのは自然なことです。しかしながら、なかには、「誕生日おめでとうライン」に対して嫌悪感を抱く人たちもいます。
とはいえ、真心の気持ちで送る側からすれば、ネガティブな気持ちにさせるつもりはないはずです。実際のところ、どうして誕生日おめでとうラインに対してマイナスな感情が生まれるのでしょうか?
この記事では、誕生日おめでとうラインが気持ち悪いと言われる理由を解説しています。また、おすすめの送り方も紹介しているので、これから誕生日を祝おうと考えている人たちは参考にしてみてください。
誕生日おめでとうラインが気持ち悪いと言われる理由5選
さて、真心を込めた「誕生日おめでとうライン」が気持ち悪いと捉えられるのは、どうしてなのでしょうか?
ここでは、その理由を大きく5つの視点から説明していきます。
理由1 誕生日を教えていない相手が届く
第1に、自分が誕生日を教えていない相手からラインが届くことが原因であると考えられます。
LINEで誕生日を公開しているならまだしも、非公開にしているのに生年月日を知らないはずの人から連絡がくると、ストーカー行為を疑われるおそれがあります。相手が自分の誕生日を調べ上げたり、他人に尋ねたりしていると感じると、恐怖心を芽生える可能性があるわけです。
そのため、共通の知り合いに協力してもらい、「〇〇さんから誕生日と聞いてLINEしました」と情報の出所を明らかにしておくことを推奨します。
理由2 ほとんど話したことのない人から届く
第2に、ほとんど話したことのない人から誕生日ラインが届くと驚かれる可能性があります。
例えば、同じ学校や職場にいるものの、ほとんど会話のなかった相手からいきなり誕生日おめでとうのメッセージが届くと、相手は「なぜ今まで話さなかった人が突然メッセージを送ってきたのか」といった疑問や不安を抱く可能性があるわけです。
その意味では、お祝いするのが自然な関係が築かれていることが誕生日ラインの送付を判断する重要なポイントになると言えるでしょう。関係性が深まった段階ならば、相手は喜んで受け取ってくれることでしょう。
理由3 物凄い長文で送られてくる
第3に、誕生日おめでとうLINEの内容が想像以上に長文である場合、気持ち悪いと感じるかもしれません。
当然ながら、他人を祝う気持ちを表現するのは素晴らしいことです。けれども、過剰な表現を用いると、かえって冷めてしまう人もいるはずです。特に、自分に酔いしれているような上から目線の言い方は避けてください。あくまでも、相手を主役として祝福することを心がけましょう。
もちろん、文章の長さに真心を感じ取る人もいます。その意味では、相手との関係性や性格を考慮したうえで、適切な長さのお祝いを考えることが本質的に重要であると言ってよいでしょう。
理由4 時間ぴったりに嫌いな人から届く
第4に、時間ぴったりに嫌いな人から届いたときに気持ち悪さを感じると考えられます。
いうまでもなく、顔を思い出すだけでも嫌悪感が生まれるような人もいます。そこには、過去のトラブルや憎しみが少なからずあるわけです。せっかくの誕生日なのに嫌いな人が一番最初に「誕生日おめでとう」と言ってくるのは最悪な状態ですよね。
お祝いもまた「誰に」という主体が重要です。したがって、相手との仲があまりよくないのであれば、メッセージを避けたほうが良い場合もあるでしょう。
理由5 おじさんLINEを使っている
第5に、「おじさんLINE」と呼ばれる独特の表現や言い回しが含まれていることが気持ち悪い理由かもしれません。
「おじさんLINE」は、特定の世代や性別に限定されたものではありませんが、時代遅れの言い回しや、親しくない相手に対してもやたらと親しげな表現を使うことで、相手に違和感や不快感を与えることがあります。
例えば、若い世代が使わないような古めかしい言葉や、過度にカジュアルな表現を誕生日おめでとうのメッセージに含めると、相手は「なぜこんな言い回しを使っているのか」「この人とどれだけ親しいのだろうか」といった疑問を抱くことがあるのです。
誕生日ラインのおすすめの送り方
上記の理由を踏まえたおすすめの誕生日おめでとうLINEの送り方を以下にまとめます。
誕生日ラインのおすすめの送り方
適切なタイミング: 相手の時間帯や予定を考慮し、適切なタイミングでメッセージを送るようにしましょう。0時ちょうどに送る必要はありませんが、誕生日当日のうちに送ることが好ましいです。
適切な言葉遣い: 相手の年齢や関係性に応じて、適切な言葉遣いや表現を選びましょう。「おじさんLINE」のような違和感を与える表現を避け、自然で分かりやすい言葉で祝福の気持ちを伝えることが大切です。
簡潔で分かりやすいメッセージ: 長すぎるメッセージは相手に負担を与えることがあるため、簡潔で分かりやすいメッセージを心掛けましょう。心からの祝福や感謝の気持ちを短く伝えることで、相手は喜んで読んでくれることでしょう。
関係性を考慮: 相手との関係性や過去のトラブルを考慮し、メッセージを送るかどうか慎重に判断しましょう。関係性が改善されるまで、誕生日メッセージを送らないことも検討しましょう。
個別性を持たせる: 相手の好みや特徴に合わせたメッセージを送ることで、相手に対する配慮や思いやりを示すことができます。例えば、相手が好きなキャラクターや花の画像を添えるなど、個別性を持たせたメッセージを心掛けましょう。
これらのポイントを押さえた誕生日おめでとうLINEを送ることで、相手に喜んでもらい、良い印象を与えることができるでしょう。
送らないほうがよいときもある
逆に言えば、相手との関係性があまりよくないのであれば、誕生日ラインを送らないほうがよいです。
むしろ、友達や上司、あるいは好きな人でもない限り、違和感をもたれてしまうケースもあります。お祝いの言葉だからこそ嬉しいのではなく、「誰が祝ってくれているのか?」という人が重要でもあります。
だからこそ、日頃から勇気を持って相手と仲良くなる機会をつくるべきです。一定の関係性ができてくれば、お祝いするのは自然なことになります。どこまでも人間関係の質が重要であることを忘れないでください。