インスタグラムで病む7つの理由|見ないほうが幸せ?

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インスタグラムが頻繁に使われるようになった一方で、「インスタを見ると病む……」という声を耳にすることがあります。例えば、Yahoo知恵袋にも次のような質問が寄せられています。

なんかさインスタの検索画面みるとなぜか病む…w インスタグラマーだらけの生活目の当たりにして働いてる自分がアホらしく感じてきた一部分でしかないことも承知だが、パトロンいたり労働しなくても金が入る仕組みってすげえなって思う反面、私のこの私生活なんなんだこれ…笑 て笑 プライベートな友人のキラキラ投稿なんかよりずっとそっちのほうがメンタルに悪い気がしてきた…

Yahoo知恵袋より引用(最終確認日:2021/1/11)

また、株式会社アスマークが2019年に実施したアンケート調査によれば、20代女性100人のうち6割以上の人たちが「SNS疲れ経験あり」と回答しています

SNS疲れアンケート

株式会社アスマーク「SNS疲れに関するアンケート調査」より引用(最終確認日:2021/1/11)

改めて、なぜ、インスタグラムを見ていると病んでしまう人たちがいるのでしょうか?

この記事では、インスタグラムで病む7つの理由を解説しています。また、可愛い子ほど疲れやすいという意見についても考察しているので、インスタを利用している人たちは、参考にしてみてください。

本記事を読んで得られること

  • インスタグラムで病む理由について学べる。
  • 可愛い子ほど疲れやすいという意見について考えるきっかけになる。
  • SNSとの適度な距離感を検討できる。
目次

インスタグラムで病む7つの理由

近年、「SNS疲れ」が広がっていると言われていますが、インスタグラムも例外ではないようです。

ここでは、インスタグラムで病む理由として次に挙げる7つの視点から考察していきます。

理由1 みんながキラキラしていて惨めになる

第1の理由として、みんながキラキラしていて、自分が惨めになることが挙げられます

インスタグラムでは、多くの人たちが日常生活の充実している場面を撮影した写真を投稿しています。

だからこそ、自分が苦しい状況にいるときに、他人が輝いて見えると、「なぜ、自分だけが辛い日々を送っているのだろう……」とネガティブな気持ちになって病んでしまうこともあると思います。

実際に、Yahoo知恵袋でも次のような質問が投稿されています。

インスタとかで順調に人生すすんでる人見ると自分と比べてしまいすごく悲しくなります。なんで自分だけこんな辛い思いしなきゃいけないの?とか。インスタ封印したいのに出来ないです。

Yahoo知恵袋より引用(最終確認日:2021/1/11)

とはいえ、SNSから垣間見られる人の姿は、あくまでも一面にすぎません。隣の芝生は青く見えるとはいいますが、実際は、良いこともあれば、悪いこともあるのが人生のはずです。

理由2 時間を無駄にして後悔する

第2の理由として、時間を無駄にして後悔することが挙げられます

TesTee Labが10代〜40代以上の男女1,367名対象に実施した『【全年代対象】SNS利用に関する調査』では、5人に1人が1日1時間以上、SNSを利用しているという結果が出ました。

【全年代対象】SNS利用に関する調査

TesTee Lab『【全年代対象】SNS利用に関する調査』から引用(最終確認日:2020/4/29)

なかには、SNSに時間を費やしすぎて、本来やるべきことが疎かにしている人たちもいるでしょう。

そのときに、根が真面目な人たちほど、無駄な時間を過ごした罪悪感から自己評価が下がって落ち込んでしまうこともあるかもしれません。

そこから抜け出すためにも、日々の習慣を変化させることが大切です。

インスタを見て病んでしまう原因を考え込むよりも、今、目の前にある自分の課題を解決して、成功体験を積み重ねることで充実した毎日が送れるようになるのではないでしょうか?

理由3 他人からの反応が薄くて落ち込む

第3の理由として、インスタで病む人たちは、プロフィールや投稿に対する他人からの反応が薄くて落ち込んでいる可能性があると考えられます。

インスタグラムに写真を投稿している人たちは、少なからず他者と日常を共有したいという気持ちがあるはずです。

しかしながら、せっかく投稿した写真に対して、だれからも反応が得られないと寂しい気持ちになりますよね。

その結果、「自分は他人にとってどうでもよい存在なのかもしれない……」とマイナスな気持ちに陥って病んでしまう人たちもいると思います。

けれども、ユーザーのタイムラインには日々、たくさんの投稿が表示されているので、友人や知人が載せた写真を見逃してしまうこともあるはずです。

また、有名人でもない限り、人は他者の日常生活にそこまで興味を持たないのが現実です。だからこそ、インスタグラムに頼るのではなく、思い切って近況について、友人と語り合ってみてはいかがでしょうか?

インターネットを介した繋がりよりも、実際に連絡を取り合える友達を大事にすることを忘れてはいけないと思います。

理由4 見知らぬ人から誹謗中傷される

第4の理由として、インスタで見知らぬ人から誹謗中傷されることで病んでしまうことがあります

インスタをはじめとするSNSでは、匿名性に隠れて他者の人格を集団で罵倒する人たちがいます。

端末を通じて自分を否定する言葉を浴びせられると、世界中の人たちから否定されているような錯覚に陥りやすいので、精神的にもかなりの苦痛が生じることが予想されます。

2020年は有名芸能人をはじめ多くの人たちが自ら命を絶ってしまう事件が相継ぎました。そのなかで、「SNSでの誹謗中傷が本人を精神的に追い込んだのではないか?」という見解を示す記事がいくつも公開されています。

事の真相はさておき、言葉の暴力は相手の心を蝕む恐ろしい行為です。今後、被害が拡大し続けないように、人格を傷つけるような誹謗中傷に対する罰則を強化していく必要があるのではないでしょうか。

理由5 偽りの自分を演じることに嫌気が差す

第5の理由として、フォロワーからの人気を獲得するために、インスタグラムで偽りの自分を演じることに嫌気が差してしまうことが挙げられます。

先ほども述べたように、人間には良いときあれば、悪いときもあります。

それが自然の摂理です。

しかし、インフルエンサーとしてフォロワーから支持を集めるにあたって、ありのままの姿よりも相手が求める人間像を演出したほうがビジネスとして成功しやすいと考える人たちもいます。

その結果、自分の良いところだけをフォーカスして投稿を続けているうちに、「だれも本当の自分を理解してはいない」と孤独な気持ちに駆られて、病んでしまうこともあるかもしれません。

けれども、そこまでして手にしたい名声や金銭は、本当に自分を幸せにしてくれるのでしょうか。

理由6 インフルエンサーが楽して稼いでるように見えて悲しい

第6の理由として、インフルエンサーが楽して稼いでいるように見えて、自分が必死に働いているのが切なくなるといったことが挙げられます。

結論から言えば、これは大きな誤解です。インフルエンサーとして活躍している人たちもまたコンテンツ作りに悩みながら、競争が激化する市場のなかで悪戦苦闘しているはずです。

一見すると、楽しそうに見えるライブ配信も、その裏側ではシナリオを考えるための並々ならぬ努力があります。

この世に楽して稼げるような仕事はほとんど存在しません。だれもが混迷極まる時代のなかで、将来への不安を少なからず抱えていると思います。

理由7 自分の知らないところで友達が楽しんでいるのが辛い

第7の理由として、自分の知らないところで友達が楽しんでいるのが辛いと感じることが挙げられます

例えば、仲が良い5人のグループがあって、そのうち4人だけで遊びに行ったときに撮影した写真が投稿されていたら、もう1人は、「自分は誘われなかったんだけど、みんなに嫌われているのかな……。」と気にすることもあろうかと思います。

インスタグラムでは、投稿を通じて、個人を取り巻く人間関係が垣間見えることがあります。

しかし、だからこそ、自分と相手との距離感が分からなくなるような誤解も生まれやすいので、些細なことが人を傷つけてしまうおそれもあるのです。

可愛い子を見て落ち込む?

また、インスタで可愛い子を見て落ち込んでしまう人もいるようです。

たしかに、自分の容姿に自信がなければ、きれいな人たちの幸せそうな姿を写真で見ると、「この世には可愛い子がたくさんいるのに、どうして自分は醜いのだろう……」と悲しくなる気持ちもわかります。

実際のところ、時代に適った可愛い顔に生まれて得する人たちは、たくさんいるでしょう。しかしながら、私たちは年齢を重ねていけば、だれしもが老いていきます。

肌がたるんできたり、白髪が出てきたりするなど、見た目は時間が経過するにつれて劣化していかざるを得ません。「美魔女」と呼ばれる人たちもいますが、100才になったら、ほとんどの人たちがシワだらけです。

少し極端な言い方かもしれませんが、見た目の美しさには、遅かれ早かれタイムリミットがあるのです。

また、容姿の好みは人によって違います。ある人からは可愛く見えても、別な人からは可愛く見えないということは日常茶飯事です。たくさんの人たちに美しいと思われたとしても、自分が好きになった人に好かれないこともあります。

その意味では、儚くて曖昧な美しさを追いかけて、一喜一憂するよりも、「心の底から楽しい」と素敵な笑顔になれる人生の目標を見つけたほうが、表情が輝く魅力的な人になれるのではないかと思います。

そのようなものがあれば、最初から苦労しないと思う人もいるかもしれませんが、苦労して見つけるから一生懸命になれるはずです。ないものをねだるよりも、あるものを探して磨くことから始めてみましょう。

見ないほうが幸せなこともある

近年、インスタをはじめとするSNSに疲れてしまう人たちがたくさんいます。そのなかには、頑張りすぎてメンタル的に不調を抱えてしまう人たちもいるようです。インスタに振り回されて、自分の生活が荒んでしまうようであれば、見ないほうが幸せなこともあるでしょう。

「インスタから離れるなんて、時代遅れなのではないか?」と心配になるかもしれませんが、有名な芸能人たちもSNSとは距離を置いています。あくまでも、自分がどうしたいのか。嘘偽りのない素直な気持ちを行動に移していくことが大切なのではないでしょうか。

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