インスタに載せてはいけない写真7選|投稿するとどうなる?

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インスタを利用する際に、無用心にアップロードすると想定外のトラブルに発展するおそれがある写真があります。特に、初心者の方たちは注意しないと、人生を棒に振るってしまうほどの損害を被るかもしれません。

とはいえ、具体的には、どのような写真を載せないほうがよいのでしょうか?

この記事では、インスタに載せてはいけない写真7選を紹介しています。また、「投稿するとどうなるのか?」というリスクについても考察しているので、インスタを安全に利用したい人たちは参考にしてみてください。

本記事を読んで得られること

  • インスタで載せてはいけない写真がわかる。
  • インスタを安全に利用できるようになる。
  • インスタをきっかけとするトラブルに巻き込まれて人生を台無しにしなくて済む。
目次

インスタに載せてはいけない写真7選

さて、実際にインスタを利用するにあたって、どのような写真は載せてはいけないのでしょうか?

ここでは、アップロードすべきではない代表的な7種類の写真について紹介していきます。

その1 住所を特定できる写真

第1に、自宅をはじめとする個人の住所を特定できる写真は載せるべきではありません

インスタをはじめとするSNSは不特定多数の個人が利用しています。なかには、あなたの自宅が掲載されている写真を見て、住所を晒すという迷惑行為を働く悪質なユーザーもいます。

恐ろしいことに、誘拐などの犯罪に巻き込まれるケースもあるので、絶対に住所を特定できるような写真や動画はアップロードしないように気をつけましょう。

もちろん、自分だけではなく、他人の住所がわかる写真もNGです。万が一、自分の投稿が引き金となって、相手に損害を与えた場合、訴えられてしまう危険性もあるので気をつけてください。悪気がなかったでは済まされないこともあるので、用心しなければいけません。

その2 著作権を侵害する写真

第2に、著作権を侵害する写真や動画も載せてはいけません

具体的に言うと、有名なキャラクターの写真を使ったり、アーティストの音楽を流したりするのは、著作権法に抵触するおそれがあるのでやめましょう。

とはいえ、インスタをはじめとするSNSでは、著作権の侵害が横行しているのも現実です。けれども、クリエイターが独自に作成したものを勝手に使って利益を上げるのは不当なやり方です。

なお、著作物に関する具体的な知識について知りたい方は文化庁のHPを確認することをおすすめします。

その3 企業や商品のイメージを下げる写真

第3に、特定の企業や商品のイメージを著しく下げる写真を投稿するのも危険です。

例えば、お菓子メーカーが販売している食べ物に関する虚偽の情報を流布したり、特定の飲食店で不衛生な悪戯を行ったりする写真を投稿するのは絶対にやめてください。そこで働いている人たちの立場になって、適切な表現を選ぶことはインスタを利用する上で守るべき最低限度のマナーです。

もちろん、自分の正義をかけて訴えるようなことがあるならば、話は別です。しかしながら、実際に、バカッターやバカスタグラムと揶揄されるユーザーがSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に商品の価値が下がるような投稿を行った結果、損害賠償が請求されるという事件も起きています。

スマホのボタンひとつで人生が狂う典型例であると言ってよいでしょう。

その4 本人から許可を取っていない容姿の写真

第4に、本人から許可を取っていない容姿の写真は載せないほうがよいでしょう。

インスタをはじめとするSNSが当たり前のように使われている現代でも、自分の写真をインターネット上にアップしたくない人たちがたくさんいます。自らのプライバシーを保護するだけではなく、悪用のリスクを考えると、賢明な判断であると言えるでしょう。

また、私たちは、だれもが無断で撮影されたり、それを公表されたりしないように主張できる「肖像権」が認められています。これに関しては、総務省のHPでも次のように注意喚起がなされています。

写真を使う時にも、肖像権についての注意が必要です。どうしても使いたければ、写っている人すべてに掲載の許可をとる必要があります。

総務省『著作権・肖像権等』より引用(最終確認日:2022年6月15日)

上記の引用にあるとおり、本人の意思を無視して写真をインスタにアップロードするのは、肖像権を侵害する行為になるかもしれないので気をつけてください。

その5 子どもの写真

第5に、子どもの写真を無闇に載せるのはやめたほうがよいでしょう

とりわけ、裸の写真などは第三者に悪用される危険性があるので注意しましょう。実際に、インスタのコミュニティガイドラインでも、子どもの写真に関する取り扱いについて次のように記述されています。

子供の写真や動画はシェアしたいコンテンツの1つです。安全上の理由から、全裸または半裸の子供の画像を削除する場合があります。コンテンツ自体は悪意のないものであっても、予期しない形で他人に利用される可能性があるためです。詳しくは保護者のためのヒントのページをご覧ください。

Instagramヘルプセンター『コミュニティガイドライン』より引用(最終確認日:2022年6月15日)

加えて、子どもたちは自分で写真の掲載を判断する意思能力がないので、将来的にインスタなどのSNSに載せてもらいたくなかったと主張する可能性があります。些細なことかもしれませんが、親の勝手な判断で家族関係が悪くなってしまうおそれがあるので注意してください。

その6 インスタの規約に反する暴力的な写真

第6に、インスタの規約に反する暴力的な写真を載せるのはやめましょう

これに関しては、インスタのコミュニティガイドラインで以下のように定められています。

公共および個人の安全に害を及ぼす深刻な脅威となる投稿は許可されません。これには、身体的な危害のみならず、窃盗や破壊行為などの金銭的損害を与える脅威も含みます。Instagramでは、報告された脅威を厳密に調べ、さまざまな要素を検討してから、脅威が事実かどうかを判断します。

Instagramヘルプセンター『コミュニティガイドライン』より引用(最終確認日:2022年6月15日)

上記の引用からも明らかなように、他人の人格を攻撃するような投稿は認められません。近年では、誹謗中傷の問題が深刻化していますが、どのような立場にいる人だったとしても、存在それ自体を否定されるような悪口を言われるべきではありません。

今後、罰則の流れも厳しくなるはずなので、匿名だったとしても他人を傷つけるような投稿はやめたほうが自分のためです。なお、ルールに違反するアカウントは利用を制限されるおそれがあるので注意してください。

その7 他人を煽るような写真

第7に、他人を煽るような写真の投稿は避けましょう

インスタでは、加工技術を使ってスタイルを過剰に細く演出した写真が横行しています。実のところ、その影響を受けて摂食障害を患う若者たちが増えているという指摘もあるくらいです。

例えば、Instagramユーザーの33%、Facebookユーザーの11%が、それぞれのプラットフォームによってボディイメージの問題が悪化したと考えていることも明らかになった。また、Instagramユーザーの半数以上が体型コンプレックスを抱えていることも分かっている。

cnet Japan『SNSが摂食障害を拡散–問われるInstagramとTikTokの責任』より引用(最終確認日:2022年6月15日)

事実として、ダイエットのサプリなどを売る商業的なアカウントもたくさんあるため、消費者のコンプレックスを刺激する過激な広告も少なくありません。

しかし、冷静に考えると、それは物を売るために演出された虚構の可能性が高いと言えます。以上のことからも、見る人を不条理に不安に陥れる投稿を控えることを推奨します。

載せてはいけない写真を投稿するとどうなる?

とはいえ、実際に、載せてはいけない写真を投稿するとどうなるのでしょうか?

これに関しては、具体的に3つのトラブルが発生するおそれがあります。

罪に問われる可能性がある

はじめに、載せてはいけない写真のアップロードが犯罪に該当する場合、罪に問われるおそれがあります。

事実として、2022年5月30日に、インスタに他人の下着姿を撮影した写真をアップロードしていた男性が逮捕されました。

被害者が、警察に相談した際に、「知らない人のインスタに私の下着姿のアイコンがあり、お金に困っているので動画を売りますと投稿されているインスタがある」と話していたため、男のスマホを調べたところ、サーバー上に19個のわいせつな動画があったということです。警察の調べに対し男は、児童ポルノ製造容疑について「間違いない」と認め、「動画を販売していたが、性欲を満たすための所持で販売目的の所持ではない」と話しています。

サンテレビニュース『交際相手の少女のわいせつな動画を撮影・保管した疑い 18歳専門学校生を逮捕』より引用(最終確認日:2022年6月15日)

実際は逮捕されるだけではなく、損害賠償を請求される可能性もあります。投稿を消したとしても、一度やってしまったことをなかったことにはできないので、十分に注意してください。

犯罪に巻き込まれる

続いて、犯罪に巻き込まれるおそれがあります。

特に、住所などの個人情報を晒すのは絶対にやめましょう。自宅の一部が写った画像だったとしても、複数の情報と掛け合わせて、家を特定できる人たちもいます。

その結果、誘拐や脅迫などの被害に合ってしまう危険性があるのです。

自分だけではなく、家族が迷惑を被るおそれもあります。さらに、インスタの投稿をきっかけに引越ししなければいけない状況になれば、経済的な損失も出るおそれがあるでしょう。


社会的信用を失う

最後に、社会的信用を失うおそれがあります。

例えば、迷惑行為を撮影した写真を軽いノリで投稿して炎上した場合、自分で画像を消したとしても、他人がデータを保存してSNSやブログで拡散する可能性があります。すなわち、デジタルタトゥーとして半永久的に自分の軽率な行動がインターネット上に記録されてしまうわけです。

それを見た人は、あなたを信用できない人物と評価するかもしれません。一度、失った信頼を取り戻すのは難しいので、軽率な行動は慎みましょう。

写真を投稿する前に考えよう

本記事で紹介した写真以外でも、他人に迷惑をかけたり、自分の身を危険にさらしたりするおそれがある写真は載せないことが大切です。

写真を投稿する前に、深呼吸をして「本当にアップロードしてもよいのか?」を自問自答してみましょう。その配慮が自分や他人の人生を守ることにつながります。

インスタが当たり前のように使われる今だからこそ、守るべきルールを意識して使いこなすリテラシー求めらているのです。

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