近年、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は日常生活で情報を収集するための必須アイテムになりつつあります。特に、インスタは若い女性を中心に流行しており、画像や動画を使ったわかりやすい情報がたくさんあるので、利用している人たちも多いのではないでしょうか。
一方で、世の中に流されることなく、インスタを全くやっていない男子や女子もいます。改めて、どうして彼らはインスタをやっていないのでしょうか?
この記事では、インスタをやってない男子や女子に共通する7つの理由を解説しています。インスタをはじめとするSNSとの距離感について考えるきっかけが欲しい人たちのお役に立てば幸いです。
- インスタをやってない男子や女子の心理について考えるきっかけになる。
- インスタをはじめとするSNSとの距離感について検討する機会になる。
インスタをやってない男子や女子に共通する7つの理由
インスタが大流行しているのにもかかわらず、やっていない男性や女性がいるのはどうしてなのでしょうか?
ここでは、両者に共通する7つの理由について紹介していきます。あくまでも、ひとつの見解にすぎませんが、身の回りにいるインスタと距離を取っている人たちの気持ちを考えるのに参考になれば幸いです。
理由1 他人に私生活を共有したくない
第1に、インスタをやってない男子や女子は、他人に私生活を共有したくないと考えているのかもしれません。とりわけ、ネット社会に対して疑念を持っている人たちは自分が撮影した日常生活の写真をアップロードすること自体にネガティブな心象を持っている可能性があります。
実際に、インスタをはじめとするSNSでは、それぞれのユーザーが投稿している個人情報を悪用するために投稿画像をダウンロードしている人たちがたくさんいます。その意味では、インスタでリスクを考慮せずに私生活を晒すことに抵抗感を持っているのは健全であると言ってよいでしょう。
理由2 インスタをやる時間がない
第2に、そもそもインスタをやる時間がない人たちもいるはずです。例えば、受験勉強や部活、仕事など他にやるべきことがたくさんあるならば、インスタで自分が撮影した写真をアップロードしたり、ユーザーと交流したりする余裕はないですよね。
また、インスタでアカウントを登録していたとしても、毎日ログインして使っていない人たちもいるのではないでしょうか。1日は24時間しかなく、そのうちの3分の1は睡眠時間です。さらに、仕事や学業など日常生活で必要なことをやる時間を抜いたら、SNSに費やす暇がほとんどない方もいるわけです。
理由3 他人に見せられるような生活を送っていない
第3に、他人に見せるような生活を送っていないことから、インスタをやっていない男女もいるはずです。
これに関しては、女優の北川景子さんも次のような理由からSNSをやっていないと公言しています。
SNSはラインのみ使用しているという北川は「期間限定でフェイスブックもやったけど、あまり映える生活を送っていないから何を載せていいかなって」と苦笑い。「作った料理もうまく載せられなくて、向いてないかなと思って」と理由を明かした。
スポーツ報知『北川景子、SNSは「映える生活送ってないので何を載せていいか…」』から引用(最終確認日:2021年3月30日)
たしかに、だれしもが他人が感動したり、興味を持ったりするような日常生活を送っているとは限りません。
むしろ、ほとんどのインフルエンサーは自分の姿を他人に見せられるように上手に編集して投稿しています。それがめんどくさい人たちからすれば、インスタのような写真や動画を中心に交流するSNSは向いてないと判断するのは自然なことなのではないでしょうか。
理由4 他人の日常生活に興味がない
第4に、他人が投稿する日常生活に興味がないことから、インスタをやっていないと考えられます。
いうまでもなく、インスタでは毎日のようにユーザーがさまざまな写真や動画をアップロードしています。具体例を挙げると、食事、ファッション、ペットの様子、観光した場所などジャンルを挙げるとキリがありません。
もちろん、個人が発信する内容だからこそのリアルな情報もあるので便利には違いないのですが、ただの私生活に関する投稿をアップしている人たちもたくさんいます。自分がファンでもない限り、他人が生活している様子を閲覧したところで時間の無駄であると考える人たちもいるのではないでしょうか。
理由5 自慢ばかりで不快感を抱いている
第5に、インスタで投稿されている他人の自慢に対して不快感を抱いている人たちもいるでしょう。
一概には言えませんが、インスタでは、友達と高単価なホテルに宿泊したときの写真や高級料理店で食べたものなど、リッチなイベントを見せびらかしている人たちがたくさんいます。もちろん、純粋に嬉しかったことを共有しているユーザーもいますが、なかには自分が特別な人間であるかのように振る舞う方もいるでしょう。
いわゆる、承認欲求が強い人たちは他人よりも優れた印象を与えるために、派手な姿を過剰に演出することがあります。その意味では、インスタは承認欲求を満たすツールとしても使えるので、他人の自己承認を満たす手段になりたくない人たちからすれば、やらないというのも立派な選択なわけです。
なお、インスタで劣等感を抱いてしまう人たちについて興味のある方は、次の記事も参考にしてみてください。
理由6 SNSに対して不信感を持っている
第6に、インスタをはじめとするSNSに対して不信感を持っていると推定されます。
例えば、アカウントを乗っ取られて悪用されたり、詐欺師や美人局に引っかかって多額のお金を奪われたりするなど、不特定多数の個人が利用しているからこそのトラブルも存在しています。
加えて、悪意のあるデマが横行して翻弄されることもあります。具体例を挙げると、熊本地震のときは、動物園からライオンが逃げ出したという嘘がSNSで出回りました。そのほかにもトイレットペーパーや生理用品が品薄になるといった噂が広まったりするなど、誤った情報が簡単に拡散するといった問題があります。
こうした欠点に対してリスクが高いと感じている人たちはインスタをやらないわけです。
理由7 美男美女だから他人の反応がめんどくさい
第7に、美男美女だから他人の反応がめんどくさくて、インスタをやっていない男子と女子がいる可能性があります。日頃から容姿を賞賛されている人たちのなかには、他人からの羨望や嫉妬が込められた発言に対して嫌気が指している方もいるはずです。
加えて、見知らぬ他者に「かっこいいですね」や「かわいいですね」と顔面だけ褒められたとしても、うまく反応できない人たちもいるのではないでしょうか。とりわけ、日本社会では謙遜を上手に使いこなさないと、他人から自意識過剰であることを咎められることがあります。すなわち、顔が良いからこそ他人よりも余計に気を遣う場面があるわけです。
また、なかには、しつように連絡先を聞いてこようとする輩もいるかもしれないので、変な人と関わりたくないと思っているイケメンや可愛い子たちもいるのでしょう。なお、美人がインスタをやらない理由について、くわしく知りたい方は次の記事も参考にしてみてください。
インスタとの距離感は人によって違う
今となっては当たり前のように利用されているインスタですが、人によって距離感は違います。アカウントを登録して見る専門で使っているユーザーもいれば、まったく使ったことのない人たちもいるはずです。インスタはあくまでもSNSという道具ですから、使い方次第で良くも悪くもなります。
男性や女性、LGBTQなどの性別にかかわらず、インスタをやっていない人たちには何かしらの考えがあるはずです。その意味では、インスタで時間を無駄にしているかもしれないと思っているならば、SNSをやらない人の価値観を学んでみてもよいかもしれません。