インスタの投稿に出ているいいねの他をタップすると、ボタンを押したユーザーの一覧が表示されます。そのとき、ユーザーはランダムに出てきているようにも見えますが、いつも上位に位置している人たちがいますよね。
すなわち、いいねの順番には何らかの基準があるわけです。とはいえ、その並び方は何によって変わるのでしょうか?
この記事では、インスタのいいねの順番が変わる理由を解説しています。また、TikTokなどでも話題になっているいいねの順番と好きな人の関係についても考察しているので、インスタを利用している人たちは参考にしてみください。
- いいねの一覧で表示されるユーザーの順番が意味することについて理解が深まる。
- インスタのいいねの順番が変わる理由を学べる。
- 順番と好きな人の関係について考えるきっかけになる。
インスタのいいねの順番が変わる3つの要因
さて、インスタのいいねの順番が変わるのは、なぜなのでしょうか?
結論から言えば、インスタの投稿に表示されるいいね一覧の順番は、インスタグラムに実装されているアルゴリズムによって決定されています。
残念ながら、いいねの順番を決めるための計算式は公開されていないので、正確な基準を明示することはできません。その意味では、ネット上に公開されている「いいねの順番」に関する情報は、この記事を含めて仮説であると言えます。
とはいえ、ランダムではない以上、いいねの順番には、SNSというサービスの目的に関わる法則性があるはずです。そこで、ここでは、インターネット上で見かける仮説を参照して3つの基準に焦点を当てて考察していきます。
インスタのいいねの順番が変わる3つの要因
- 要因1 ユーザーとの関係性によって決定される。
- 要因2 ユーザーの関心度で変わる。
- 要因3 インスタの利用頻度が影響する。
理由1 ユーザーとの関係性によって決定される
第1に、いいねの順番はユーザーとの関係性によって決定されると考えられます。
ここでいう「関係性」とは、インスタ上で交流する可能性が高いユーザー間の絆と言い換えても良いと思います。
いいねの一覧を表示してみると、自分がフォローしている人よりもフォローしていない人のほうがランキングが低くなっています。一般的に言えば、フォロー外のユーザーよりもフォローし合っているほうがインスタでのコミュニケーションは活発化しやすいと考えられます。
加えて、過去に投稿のコメントでやり取りしていたり、普段から相手の投稿を閲覧しているといった日常的な交流の度合いもいいねの順番に影響を与えいていると考えられます。
インスタグラムの運営側からすれば、広告収入を得るためには多くのユーザーにサービスを利用してもらう必要があるので、ユーザー間の関係性が弱い人たちをトップに表示するよりも、強い人たちを上位にしたほうがアクションの頻度が上がると判断しているのかもしれません。
理由2 ユーザーの関心度で変わる
第2に、いいねの順番はユーザーの関心度で変わるという意見もあります。
ここでいう「関心度」とは、ユーザーがインスタを利用する過程のなかで分析された趣味や嗜好に合っている度合いのことです。すなわち、興味のある分野が類似するアカウントほど、いいねの順位は高くなると推測されているわけです。
たしかに、フォロー外の人たちだったとしても、自分の好みと合っているユーザーであれば、いいねをきっかけに何かしらの交流が生まれる可能性があります。
インスタグラムの運営側からしても、ユーザーの利用頻度を上げるのに役立つことなので、ユーザーの関心度がいいねの順位に影響を与えるという仮説は事実であったとしても不思議ではありません。
むしろ、まったく接点のないアカウントの表示順位を上げたとしても、だれにもメリットはないのではないでしょうか。
実際のところ、インスタグラムには、「マシンビジョン」というユーザーの利用状況を機械的に解析するシステムが実装されているので、アカウントの興味に関する情報がグルーピングされている可能性は高いと思います。
以上のことからも、いいねに表示されるユーザーの順番を決定する要因として「関心度」という指標があるという話は、それなりに信頼性が高いと言えるかもしれません。
理由3 インスタの利用頻度が影響する
第3に、インスタの利用頻度がいいねの順位に影響する可能性があります。
これに関しては、フィードを表示する基準のひとつにもなっているので、利用頻度がいいねの順番を決定する要素に含まれるのは自然なことのように思います。
以上の中心的な要素のほかに、以下もランク付けに影響する:
・頻度: どれぐらい頻繁にInstagramを開くか。最後の訪問以降のベストポストを、なるべく見せようとする。
・フォロー: たくさんの人をフォローしている人ほど、広い範囲からコンテンツを拾う。
・使い方: 短時間、ベストポストだけを見たか、それともカタログをじっくり見て閲覧に多くの時間を割いたかで、見せるコンテンツが決まる。
Techcrunch HP 『InstagramのアルゴリズムをInstagramのチームが詳しく説明』より引用(最終確認日:2021/9/15)
理屈として考えても、普段、あまりインスタを利用しないユーザーをいいねの一覧でトップに表示したとしても、そこから何らかのアクションが発生することを期待するのは難しいと言わざるを得ません。
そのため、フィードのランクを決定する条件と同様に、日常的にインスタグラムにログインするユーザーほど、いいねの一覧で上位に表示される可能性はあると言えるのではないでしょうか。
いずれにしても、いいねの順番を決定するアルゴリズムには、ユーザー間でのコミュニケーションを活発化する要素が含まれていると考えられるでしょう。
順番の上位に好きな人が表示される?
TikTokの動画でも話題になっていましたが、いいね一覧に出てくる順番が上位にきているユーザーは投稿者の好きな人であるという見解があります。
これに関しては、言うまでもなく、いいねの順番がトップのユーザーが必ずしも好きな人に該当するわけではありません。
とはいえ、自分と興味・関心が似ていたり、インスタ上で頻繁に交流をしていたりすることを踏まえると、1位のアカウントが気になる人である確率は決して0とは言えないでしょう。
少なくともインスタグラムのアルゴリズムでは、相性の良いユーザーであると判断されているので、これから仲良くなる可能性はあります。
また、このような恋愛ネタは未成年をはじめとする若者の間で盛り上がりやすいので、うまく活用して投稿の閲覧数を伸ばしみるのもよいと思います。
いいねの順番が意味すること
総合的に考えると、インスタのいいねの順番は、ユーザーの利用頻度を高めてアクティブな状態になるのに有用な基準が反映された結果を意味していると言ってもよいでしょう。
SNSというビジネスモデルは広告を主たる収入源としているので、アクティブユーザーを増やすことが求められます。
したがって、いいねの順番もその仕組みづくりの一環として、関心度や関係性の高い人たちのとの交流が生まれるように設計されている可能性があるわけです。それを踏まえて、試しにフォロー外で上位に表示されているユーザーと交流してみるのも面白いかもしれません。