インスタをやってないのは陰キャなのか?時代遅れでやばいのかを考察

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若い女性を中心に使われているSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)と言えば、インスタですよね。日常生活で使っているおしゃれで可愛いものをアップロードするだけではなく、流行を把握するための情報収集のツールとして活用されています。

今や当たり前のように使われていますが、なかには、インスタをやっていない人たちもいます。これに対して、「インスタをやってないのは陰キャである」といった意見を述べる人たちもいるようですが、一体、どのような理屈から陰キャと言われてしまうのでしょうか?

この記事では、「インスタやってないのは陰キャなのか?」という疑問について考察しています。また、「時代遅れでやばい」という意見に関する考えもまとめているので、インスタの利用について悩んでいる人たちは参考にしてみてください。

本記事を読んで得られること

  • 「インスタやってないのは陰キャなのか?」という疑問について考えるきっかけになる。
  • インスタをやらないことと時代遅れの関係について学べる。
  • インスタとの距離感を検討する機会になる。
目次

インスタをやってないのは陰キャなのか?

結論から言えば、インスタをやっていないからといって陰キャであると断定することはできません

そもそも、インスタをやらない理由を性格だけで説明することは不可能です。例えば、全国レベルの部活動で毎日のように練習にしている人たちからすれば、インスタを利用する暇がありませんよね。すなわち、単純に時間がないだけかもしれないわけです。

また、女優の北川景子さんはインスタをはじめとするSNSをやっていません。だからと言って、言動や雰囲気が暗く、コミュニケーション能力の低い人であると言えるでしょうか。

芸能界は人間関係を大切にできなければ、生き残っていけない厳しい世界であるはずです。その最前線で活躍できる北川さんは人間的な魅力がある素敵な女優である可能性が極めて高いと言えます。

もちろん、本人の性格を勝手に決めつけることはできませんが、いわゆる「正真正銘の陰キャである」と言い切ることもできないでしょう。

とはいえ、キラキラした生活を送っていないことに加えて、日常生活で友達がいない人はインスタをやっていない可能性は十分にあるでしょう。しかしながら、それはあくまでも陰キャの人がインスタをやらない選択をしただけの話です。つまり、インスタをやらないことが陰キャの原因になるわけではないので、因果関係を混同しないようにしましょう。

なお、SNSをやらない人の特徴について興味のある方は以下の記事もご覧ください。

時代遅れでやばいのか?

また、「インスタをやっていないのは時代遅れでやばいのか?」と悩んでいる人たちもいるかもしれません。

これに関しては、インスタを利用していないからといって、時代に取り残されていると考える必要はありません。現代社会において情報を収集する手段は極めて多様化しています。例えば、Google検索、YouTube、雑誌、書籍などインスタ以外でもトレンドを把握する方法はいくらでもあると言ってよいでしょう。

もちろん、インスタが若い女性を中心に流行っているSNSであることは疑う余地はありません。しかし、近年では、インスタに投稿されている写真や動画がメンタルや摂食に関わる悪影響をもたらすという意見を述べる人たちもいます。

Instagramやその親会社Meta(旧Facebook)などのソーシャルメディアプラットフォームは有害なコンテンツの巣窟となっており、とりわけ若年ユーザーの不安と抑うつを助長していると何年も前から批判されてきた。こうしたサイトの利用が、否定的なボディイメージや摂食障害につながるとも指摘されている。フィルターや画像編集で加工された、現実的でない理想化されたスタイルを強調する写真が大量にアップされているからだ。ByteDanceが運営するソーシャル動画サイト「TikTok」も、爆発的な人気を博している反面、10代の若者の摂食障害を肯定するような動画が表示されるという批判を受けている。

cnet japan『SNSが摂食障害を拡散–問われるInstagramとTikTokの責任』より引用(最終確認日:2022年2月15日)

たしかに、インスタの投稿では、デジタル技術を活用した写真や動画の加工によって理想的な姿が過剰に演出されているのは周知の事実です。もしかしたら、それらの投稿を閲覧した結果、「自分もこうならなければいけない」といった強迫観念を抱くユーザーもいるでしょう。その意味では、自分の目指す指標として採用すれば健康を損なう危険性のあるやばいコンテンツが大量にアップされていると言ってよいでしょう。

一般人が加工しすぎた顔の輪郭 例
一般人が加工しすぎた顔の輪郭 例

したがって、デジタルとフィジカルの間にあるギャップを冷静に捉え直す必要があります。すなわち、現実的にあり得ない姿についてはフィクションとして認識したうえで、ライフスタイルに取り入れることはできないと認めなければいけないわけです。

今後、インスタがデジタルならではの虚像の巣窟になれば、ユーザーが適応できない時代遅れのコンテンツになる可能性は十分にあるはずです。改めて、リアルとの距離感を考える時期になっているのかもしれません。

自分で選択することが大切

インスタは、人間によって使用される道具に過ぎません。つまり、それ自体が陰キャと陽キャを分ける要因になるわけでもなければ、時代の流れを決する根幹になるわけでもないと思います。

インスタをやらないのも自由ですし、やるのも自由です。あくまでも、自分にとってメリットがあると判断するなら、やればよいだけです。もし、周りから時代遅れのような扱いを受けた場合、その人たちの認知が偏っていることを理解すべきです。

むしろ、だれかによって仕掛けられているトレンドに流されて右往左往して、自分にとって価値のないコンテンツに時間とお金を浪費することのほうが、よっぽど時代遅れでやばいのではないでしょうか。いずれにしても、自分で選択することを大切にすることを忘れないほうがよいと思います。

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