インスタを利用している人たちのなかには、友達が投稿する写真を見て羨ましいと思ったことのある人たちもいると思います。いわゆる、劣等感を抱いてしまったとき、自分の器の小ささに心なしか切ない気持ちになりますよね。
とはいえ、そもそも、なぜインスタで知り合いに対して劣等感を持ってしまうのでしょうか?
この記事では、インスタで劣等感を抱いてしまう3つの理由について考察しています。インスタを使っている人たちの参考になれば幸いです。
- インスタで劣等感を抱く理由について学べる。
- 劣等感をよりよい感情に消化させるための知恵について考えるきっかけになる。
インスタで劣等感を抱いてしまう3つの理由
改めて、インスタで知り合いの投稿に対して劣等感を抱いてしまうのは、なぜなのでしょうか?
一概に言えませんが、その理由は大きく3つあると考えられます。
インスタで劣等感を抱いてしまう3つの理由
- 理由1 現状に強い不満を抱いている。
- 理由2 自分に自信がない。
- 理由3 キャラが被っている。
ここでは、それぞれの理由について説明していきます。
理由1 現状に強い不満を抱いている
第1に、現状に強い不満を抱いているため、他人の投稿を見て劣等感を抱いてしまうのかもしれません。
例えば、恋人に振られて落ち込んでいるときに、インスタで友達が投稿した制服デートの様子を見ると、「なんで私だけ、こんな目に合わないといけない……」と惨めな気持ちになってしまう人たちもいると思います。叶えられなかった願望が身近にいるだれかによって実現されることに対して嫌悪感を持ってしまうわけです。
しかしながら、冷静に考えると、他人を羨んだところで自分の現状は何一つ変わりません。むしろ、欲求不満でイライラするのは時間の無駄であると言ってよいでしょう。
したがって、欲求を実現できる力を身につけるために自分を磨くことを推奨します。
理由2 自分に自信がない
第2に、自分に自信がないことから、他人がキラキラして見えてしまう可能性があります。
自分の存在を肯定できない人たちのなかには、すべての他者が自分より優れているという感覚を持っている方もいます。
そのような状態の人たちからすれば、知り合いが投稿した私生活が充実している写真を見るたびに、「どうせ、自分なんて」と後ろ向きな気持ちになってしまいがちです。
その意味では、インスタのようなポジティブな投稿が飛び交うSNSは合わないかもしれません。自分自身が惨めになるような状況をつくってしまうのはライフスタイルとしても良いとは言えないと思います。これを機会に、インスタをやめるという選択肢を検討してみるのもよいかもしれません。

理由3 キャラが被っている
第3に、キャラが被っていることが劣等感につながっていると推察されます。
例えば、目指している像とまったく同じインフルエンサーが自分よりもフォロワーが多かったり、投稿にいいねが付いていたりすると、自らの存在が脅かされるような気がしてネガティブな感情が湧いてしまうといったことがあると思います。
とりわけ、相手がライバルではなく、「勝てない相手」という位置づけになってしまうと、その人の投稿を閲覧すればするほど、自分のやっていることが意味のないことに感じてしまうかもしれません。
劣等感に苛まれるときの対処法
以上の理由を踏まえたうえで、劣等感に苛まれたときは、どうすればよいのでしょうか?
一概には言えませんが、その対処方法としては、比較対象を変更することをおすすめします。すなわち、他人と自分を比べるのではなく、昨日の自分と比較して着実に目標を達成することが大切です。
言うまでもなく、自分と他人では、生まれた環境も育ってきた過程も異なります。人間としての価値は平等だったとしても、状況には必ず格差が存在しているのです。これは、だれにもどうすることもできない現実であると言ってよいでしょう。
もちろん、行き過ぎた格差は是正する必要はありますが、それを期待するだけでは現状を変えることはできません。
だからこそ、自分でゴールを決めたうえで、それをコツコツと実現する習慣を身につけることが劣等感に振り回されない生き方を習得する重要なアプローチになると思います。他人は他人、自分は自分という事実を認めることによって、自分らしい生き方を見つけることができるかもしれません。
優劣を比較したところでキリがない
「隣の芝生が青く見える」という諺があるように、現状の自分に対して不満がある以上、他人のきらびやかな姿が眩しく映るというのは人間の性質として自然なことであると思います。
しかしながら、優劣を比較したところでキリがありません。自分より下であると他人を評価して安心したり、上であると評価して卑屈になったりしても、実りのある時間を作り出すことはできません。
昨日よりも今日、今日よりも明日、少しずつ自分ができることを積み重ねていくことが大切です。どんな人であっても、他人の人生を生きることはできません。だからこそ、自分を主役として捉えたうえで、現状と比較して成長するために必要なことから探してみるのもよいかもしれません。