TwitterをはじめとするSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)では、自分の身近にいる美人はインスタをやっていないという投稿が数多くなされています。
なぜ、可愛い子はSNSをやらないと言われているのでしょうか?
この記事では、「美人はインスタをやらない」と言われる4つの理由について考察しています。素朴な疑問をお持ちな方たちの参考になれば幸いです。
- 美人がインスタをやらない理由について考えるきっかけになる。
美人はインスタをやらないと言われる4つの理由

なぜ、美人はインスタをやらないと言われるのでしょうか?
ここでは、美人がインスタをやらない理由として、次に挙げる4点から検討していきたいと思います。
美人はインスタをやらないと言われる4つの理由
- 理由1 写真を悪用されるのが怖い
- 理由2 ストーカー被害に合わないようしている
- 理由3 他人から褒められるのがめんどくさい
- 理由4 外見だけを褒められるのが辛い
理由1 写真を悪用されるのが怖い
第1に、美人はインスタで顔出しすると、写真を悪用されてしまう危険性があると考えられます。
例えば、出会い系のスパムアカウントで自分のプロフィール画像が勝手に使われたり、SNSで美人を集めたコンテンツとして勝手に掲載されたりするおそれがあります。
スマートフォンやパソコンなどの端末には、スクリーンショット機能が実装されているため、ネットに掲載されている画像であれば、簡単に保存できてしまいます。
また、近年では、高度な編集技術を悪用して、本人のように見せかける動画を作っている人たちもいます。いわゆる、ディープフェイクの問題です。
美人に限った話ではありませんが、インターネットで顔を曝すことには、一定のリスクがあることを留意しておく必要があるでしょう。
理由2 ストーカー被害に合わないようしている
第2に、きれいな人がインスタをやらないのは、ストーカー被害に合わないように用心していると推察されます。
信じられないような怖い話ですが、第三者がインスタやツイッターに投稿された画像から本人の位置情報を特定して付け回したり、DM(ダイレクト・メール)を大量に送りつけたりするといった事件が発生しています。
具体的に言えば、2019年に富山県在住の男性が1週間で377通ものメッセージを20代の女性に送信して、ストーカー規制法違反で逮捕されました。
一般論として、美人は複数の男性からモテるので、変な人たちも寄ってきてしまうおそれがあります。そのなかには、ストーカー気質の人もいるかもしれないので、少しでも異変を感じたらすぐに警察や家族に相談しましょう。
理由3 他人から褒められるのがめんどくさい
第3に、美しい人たちは、他人から容姿を褒められるのがめんどくさいと感じているから、インスタをやらないのかもしれません。
顔が整った人たちは、日頃から友人や知人に「きれいだね」と言われているはずです。そのことを疎ましく感じる人たちは少ないと思いますが、コミュニケーションには気を使う必要があります。
とりわけ、日本社会では謙遜が美徳して重視されているので、人々から褒められたときに、「自分のことを可愛いと思っている」と判断されないように上手に返答する必要があるわけです。
おそらく、このやり取りをめんどくさいと思っている美人は多いのではないでしょうか。
もし、「あざとい女」としてネガティブな評価が与えられてしまうと、「美人だけど性格が悪い」という烙印を押されてしまいます。その結果、周囲から冷たい目で見られてしまうと、生きづらくなるおそれがあるのです。
理由4 外見だけを褒められるのが辛い
第4に、かわいい人たちは外見だけを褒められるのが嫌だから、インスタをやっていない可能性があります。
インスタは写真を共有するサービスなので、基本的には「目に見える」部分が重視されていると考えられます。
しかし、だからこそ、見た目だけを褒められすぎると、中身が見られていないような気がして切ない気持ちになる人もいるはずです。
美人だからこそ中身を見て欲しい。その気持ちが写真を共有するインスタグラムから距離を取る理由になっているのではないでしょうか。
美人もインスタはやる

とはいえ、実際のところは、美人と言われている方たちもインスタをやっているはずです。
現在、インスタグラムの会員登録者数は国内で3,300万人を超えています。そのなかには、容姿が美しい人たちもいるに違いありません。
ガイアックスソーシャルメディアラボ『2020年12月更新! 12のソーシャルメディア最新動向データまとめ』より引用(最終確認日:2021/1/18)
したがって、「美人だからインスタをやらない」と原則的に考えるのではなく、インスタをやっていない美人には、それなりの理由があると捉えるのが実態に即した考え方だと思います。
また、「何を美しいと思うのか」という個人の感性は、時代、文化、国、価値観によって異なります。本来的には、美の世界観に固定概念のようなものはないはずです。
その意味では、「美人だから」という理由で人間観を説明するのには限界があるような気もします。
そして、マスクの着用が当たり前になった今日、顔は人間の美しさを決める要因には必ずしもならないかもしれません。
むしろ、心の豊かさが一際、輝く時代にシフトしつつあるのではないでしょうか。




記事に関する意見・質問