インスタを利用している人たちのなかには、本垢とは別に裏垢を作成しているユーザーがいます。日常生活では決して言えないネガティブな感情をつぶやいたり、マニアックな趣味専用のアカウントとして利用したりするなど、人それぞれで裏垢の使い方は違いますが、知人に知られたくない内容を扱っていることがほとんどです。
しかし、一歩間違えると、裏垢もリア友にバレてしまうおそれがあります。この記事では、インスタの裏かがバレる原因を解説しています。また、身バレ防止の対策や裏垢が知られてしまったときの対応についても紹介しているので、インスタを利用している人たちは参考にしてみてください。
- インスタの裏垢がバレる理由が明らかになる。
- 身バレを防ぐための対策を学べる。
- 裏垢がバレてしまったときの対処法がわかる。
インスタの裏垢がバレる6つの原因
さて、インスタで作成した裏垢が身近な人たちにバレてしまうのは、どうしてなのでしょうか?
その理由は大きく6つあると考えられます。
インスタの裏垢がバレる6つの原因
- 原因1 本垢と間違えて誤爆する。
- 原因2 他のSNSと同じユーザー名を使っている。
- 原因3 裏垢で本垢をフォローしている。
- 原因4 おすすめのユーザーとして表示されている。
- 原因5 本垢と関連した内容を投稿している。
- 原因6 本垢とフォローリストが被っている。
ここでは、それぞれの要因について説明していきます。
原因1 本垢と間違えて誤爆する
第1に、本垢と裏垢を混同して誤爆することが原因でバレてしまうことがあります。
例えば、裏垢で特定の投稿に対して痛烈なコメントを付けたつもりでいたのに、しばらくしてから本垢で返信していることに気づいたというようなケースが想定されます。
特に、インスタを使い慣れてきたときは油断して間違えてしまいやすいので注意しましょう。実際に、有名な芸能人も誤爆によって裏垢を流出させるといった失態をおかしています。改めて、投稿やコメントを付ける際は、裏垢と本垢の切り替えを忘れないように気を付けてください。
原因2 他のSNSで同じユーザー名を使っている
第2に、他のSNSでインスタの裏垢と同じユーザー名を使用すると、バレる確率が高まることが予想されます。
具体例を挙げると、Twitterで「@pendelion1212」というユーザーIDのアカウントを使っていたとして、インスタで作成した裏垢のユーザーIDが同じものだったとしたら、同一人物であることが特定されてしまうわけです。
「いや、バレるわけない」と思うかもしれませんが、裏垢を本気で調べようとする人たちからすれば、各種SNSで使われているユーザー名くらい簡単にチェックすると考えたほうがよいです。もちろん、たまたま別な人が同じユーザーIDを利用しているだけであると言い訳もできますが、複雑な英数字の組み合わせが一致している場合は言い逃れはできないでしょう。
原因3 裏垢で本垢をフォローしている
第3に、裏垢で本垢をフォローしている場合も身バレしやすいと考えられます。
通常、裏垢のプロフィールページにアクセスすれば、だれでもフォローリストをチェックできます。リア友が「だれの裏垢なんだろう?」と思ったとしたら、フォローしている人を確認する可能性があります。
その際に、本垢が紛れ込んでいれば、疑いをもたれてしまうかもしれません。したがって、出来る限り、本垢とのつながりは持たせないほうがよいでしょう。
原因4 おすすめのユーザーとして表示されている
第4に、おすすめユーザーとして表示されていることが原因で裏垢がバレる可能性があります。
インスタには、アカウントとの関連性が高いユーザーとのつながりを促進する「おすすめ」機能が実装されています。
おすすめユーザーの選定基準は公開されていませんが、少なくともリア友が裏垢の存在を知るきっかけになるのは確かです。
その結果、裏垢の正体を突き止めようと試みる人たちに特定されてしまうおそれがあるので注意してください。
原因5 本垢と関連した内容を投稿している
第5に、本垢と関連した内容を投稿していることで裏垢の存在を知られてしまうかもしれません。
例を挙げると、本垢で投稿していたお洒落な家具が裏垢の投稿でも全く同じシチュエーションで写り込んでいる場合、両者を比較して特定されてしまう可能性があります。
そのほかにも、ネイル、服、アクセサリーなど個性を象徴するようなものを投稿すると、本垢との関連性を見破りやすくなるので気をつけてください。
原因6 本垢とフォローリストが被っている
第6に、本垢と裏垢のフォローリストが被っている場合、バレやすくなると推定されます。
もちろん、一人や二人くらいのユーザーが被っているだけなら、アカウントの利用者を特定するまでには至らないでしょう。けれども、8割以上のフォロワーやフォロイーが重複しているのであれば、話は別です。
とりわけ、趣味・志向が色濃く反映されているようなユーザーが本垢と裏垢のフォローリストに含まれている場合、個人を特定されてしまうおそれがあります。
裏垢の身バレを防ぐ方法
以上の原因を踏まえたうえで、裏垢の身バレを防ぐにはどうすればよいのでしょうか?
その方法は大きく6パターンあると言えます。
これらの視点を意識することで裏垢の存在を知られずに済む可能性があるので、ぜひとも試してみてください。
方法1 アカウントを非公開に設定する
1つ目の方法として、裏垢を非公開に設定することが挙げられます。いわゆる、鍵垢にするということです。
非公開のアカウントは自分が許可しない限り、ユーザーは投稿やフォローリストを見ることはできません。
したがって、写真や動画から個人を特定することは不可能になると考えられます。
方法2 電話番号を削除して裏垢専用のメールアドレスを設定する
2つ目の方法として、裏垢に紐づけている電話番号を削除して専用のメールアドレスを設定することが挙げられます。
インスタでは、アカウントの開設時に登録した電話番号を知っているユーザー同士が自然と繋がるサジェスト機能が備わっています。すなわち、自分の電話番号を端末に保存している人が連絡帳とインスタを連携している場合、裏垢をフォローするようにピックアップされてしまうおそれがあるわけです。
そのため、自分が日常的に使用している電話番号やメールアドレスを使うのはやめたほうがよいと考えられます。近年では、GmailやYahooを使えば、誰でも簡単にメールアドレスを発行できるので、インスタ専用の連絡先を作ることを推奨します。
なお、インスタで電話番号を削除する方法について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

方法3 本垢と関連しそうな投稿を控える
3つ目の方法は、本垢と関連しそうな投稿を控えることです。
繰り返しになりますが、本垢で投稿した写真と同じものが裏垢でアップロードされていると、個人が特定されるリスクが高くなると考えられます。服装、アクセサリー、ご飯、部屋の様子など自分の特徴が現れやすいものに関しては、裏垢では投稿しないことを推奨します。
また、本人しか知り得ないだろう情報を投稿するのも危険です。例えば、会社のイベントに関する愚痴を投稿したとして、それを見た知り合いが「あれ、なんでこの人、これについて知ってるんだろう。もしかして、〇〇さんじゃないだろうか」と気づいてしまうかもしれません。
方法4 おすすめユーザーの表示を解除する
4つ目の方法は、インスタの「おすすめユーザー」に裏垢が表示されないようにすることです。
具体的には、次の手順で自分のアカウントを「おすすめユーザー」にならないように設定できます。
おすすめユーザーの表示を解除する方法
- ステップ1 インスタのブラウザ版にアクセスしてプロフィールを開く。
- ステップ2 「プロフィールを編集」を選択する。
- ステップ3 「他の人に同じようなおすすめアカウントを紹介する際に自分のアカウントもおすすめに含める」のチェックを外す。
- ステップ4 「送信する」を押して完了。

方法5 本垢と同じアカウントをブロックしない
5つ目の方法は、裏垢で本垢と同じアカウントをブロックしないようにしましょう。
本垢で特定のユーザーをブロックしている場合、裏垢でも同じアカウントをブロックしてしまうと、相手が同一人物であると察してしまうかもしれません。
近年では、ブロックされたユーザーを調べるツールがたくさんあるので、ユーザーを拒絶した事実は本人に知られてしまうと言ってよいでしょう。なお、インスタのブロックについて知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

方法6 ストーリーやライブ配信を閲覧しない
6つ目の方法は、裏垢でストーリーやライブ配信を閲覧しないように注意してください。
ストーリーやライブ配信には、閲覧したユーザーを特定するための足跡機能が実装されています。
すなわち、「どのアカウントが見にきているのか?」がわかるようになっているのです。
そのため、相手に知られても問題のないアカウントで閲覧することを心がけましょう。
相手に裏垢がバレてしまったらどうする?
もし、相手に裏垢がバレてしまったときはどうすればよいのでしょうか?
結論から言えば、本名や顔を公開していない以上、自分の裏垢であることを認めない限り、だれも事実を確定することはできません。すなわち、最後まで知らないフリをするという対処法もあるわけです。
とはいえ、相手が「絶対、この裏垢は〇〇さんのだ」と確信しているのであれば、嘘を付くことで疑いがより深まるおそれもあります。これに関しては、自分の裏垢であることを認めるリスクの高さを考慮したうえで慎重に判断しましょう。
なお、知り合いにバレたタイミングで裏垢を一時停止したり、削除したりすると、「やっぱり、〇〇さんの裏垢だったんだ」と疑われる可能性が高くなるので、熱りが冷めるまではアカウントを消さないほうがよいと考えられます。
見られて困る内容は投稿しない
本垢にしても、裏垢にしても、知り合いに見られて困る内容を投稿しないほうがよいと考えられます。
「仕組みから考えても絶対にバレることはない」と思うかもしれませんが、インスタもシステムである以上、バグが発生することもあります。
加えて、周辺情報から裏垢の持ち主を特定する分析能力を持っているユーザーもいるので、油断は禁物です。インターネットに接続する以上、完全にクローズドな環境は存在しないということを意識することも大切です。
以上のことを踏まえたうえで、ルールを守りながら、インスタを楽しんでください。
