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インフルエンサーとインフルエンザにはどんな関連があるのか?

インフルエンサーは企業のマーケティング戦略としても活用される話題の職業ですが、何気ない会話のなかで「インフルエンサーってインフルエンザが語源なんでしょ?」と尋ねられたことがあります。

たしかに、言葉もほとんど同じですし、インフルエンザが流行するように情報が拡散されるイメージも似ています。ネット社会のスラングが一般的に使われるようになる事例は数多く存在している……。

果たして、この噂は本当なのでしょうか? この記事では、インフルエンサーとインフルエンザの関連性について説明したうえで、インフルエンサーの基本情報について解説しています。素朴な疑問を感じる人のお役に立てれば幸いです。

この記事を読んで得られること
  • インフルエンサーの語源について正しい知識が得られる
  • インフルエンサーに関する基本的な知識を得られる
  • 日常会話のネタとして使える

インフルエンサーとインフルエンザの語源は同じ

結論からいえば、インフルエンサーの語源はインフルエンザではありません

インフルエンサーとは、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のようなインターネット社会で影響力のある人のことです。「影響者」を意味する英語の「influencer」に由来しています

両者は「人に影響を与える」という点では共通していますが、インフルエンザという言葉からインフルエンサーが生まれたわけではないので注意しましょう

なお、インフルエンザの語源はイタリア語の「influenza」です。国立感染症研究所HPに投稿されている『インフルエンザとは』によれば、16世紀のイタリアの占星家たちは、インフルエンザの流行が周期的に発生することから星の動向や寒気の影響によるものと想像して「influenza」と名付けたそうです。

したがって、インフルエンサーとインフルエンザは「影響」を意味する「influence」を語源とする言葉なので、一般的に「拡散(感染)する」というイメージが持たれていると考えられます。

インフルエンサーってどんな仕事なの?

インフルエンサーの仕事は、主に「広告宣伝」です。SNSのアカウントや発信する情報と関連する企業の商品やサービスを紹介することによって収入を得ています。また、インフルエンサー自身がイベントやグッズを販売することもあります。

例えば、三菱UFJリサーチ&コンサルティングが公開する『口コミサイト・インフルエンサーマーケティングの動向整理』では、インフルエンサーの代表格ともいえるユーチューバーの収入源と市場規模について、次のように示されています。

youtuberの収入に関するデータ三菱UFJリサーチ&コンサルティング『口コミサイト・インフルエンサーマーケティングの動向整理』より引用(最終確認日:2020/4/30)
ユーチューバーの主な収入源
  1. イベント・グッズの販売
  2. 企業とのタイアップ広告
  3. YouTube広告

なお、ユーチューバーについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

ユーチューバーになるにはのアイキャッチ画像
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インフルエンサーの種類

インフルエンサーは、フォロワーの数によって大きく4つ分類されています。

インフルエンサーの分類
  1. メガインフルエンサー:100万人以上
  2. ミドルインフルエンサー:10万人〜100万人
  3. マイクロインフルエンサー:10,000人〜10万人
  4. ライトインフルエンサー:1000人〜10,000人

フォロワーの数はインフルエンサーを評価する定量的な指標ですが、数が多ければよいというわけではありません

インフルエンサーの投稿にフォロワーが反応しているのか?」というエンゲージメントが低ければ、発信力の弱い見掛け倒しのアカウントだといえます。

インフルエンサーが使っているSNSは?

インフルエンサーが使用しているSNSは大きく3種類あります。

インフルエンサーが使うSNSの種類
  1. YoutubeやTiktokなどの動画系SNS
  2. Twitterやnoteなどの文章系SNS
  3. LINE公式アカウントなどのコミュニティ系SNS

それぞれの性質に応じてユーザーへの訴求力に違いがあります。一概に、どちらのSNSが優れいているとはいえませんが、紹介する商品やサービスに応じて、適切なプラットフォームを選択する必要があります。

偽物のインフルエンサーに注意しよう!

近年ではフォロワーを購入してインフルエンサーを演出する「水増しインフルエンサー」が問題になっています。

水増しインフルエンサーは、実際のファンはいないことに加えて、価値のある情報を発信する実力もないので、広告を依頼しても成果を期待することはできません

もし、企業のマーケティング担当が水増しインフルエンサーに情報発信を委託すれば、お金を無駄にすることになるでしょう。

そのため、インフルエンサーを広告塔にしたマーケティング戦略を実行するなら、対象となるアカウントのフォロワーや情報発信の質を分析することは必要不可欠な業務です。

SNSのアカウントを分析するツールもあるので、そちらを活用して本物のインフルエンサーをビジネスパートナーとして起用することが重要です。

なお、フォロワーの購入や水増しインフルエンサーについては、こちらの記事に詳しく書いてあるので、興味のある方はご覧ください。

フォロワーを買うのはやめたほうがよい理由 アイキャッチ画像
フォロワーはお金で買えるの?メリットよりもリスクが大きい5つの理由 10000フォロワー達成!と声高に叫んでいるアカウント。しかし、どうも価値のある情報を発信しているようには思えない……。フォロワーから...

個人が情報発信の主役になる時代

SNSが普及したことで個人が情報発信の主役となる時代が到来しました。いつ、どこで、何が起きるか分からない不確実な現代社会では、企業などの組織が自分を守ってくれる保証はどこにもありません。

その意味では、インフルエンサーなど個人で仕事を生み出せる能力を身につけておくことは、不安定な環境で生き残るために役立つと考えられます。

一方で、SNSでは間違った情報が拡散しやすいインフォデミックといった問題もあります。「インフルエンサーの語源がインフルエンザなの?」という話は実害こそありませんが、間違った情報が何となく拡散している例のひとつです。

根拠のない情報やイメージが事実に先立って一人歩きすることで、大事故に繋がる恐れがあるので注意しなければなりません。個人が情報を発信するということは、個人に問われる責任が大きくなったともいえるのです。

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