SNSが嫌いな芸能人が語る理由6選|苦手という若者の心理も考察

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SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が情報メディアの主要なツールとして使われている今日、アイドルや俳優などの芸能人はインスタやTwitterでファンサービスするのが当たり前になっています。しかし、なかには、あえてソーシャルメディアを使わない有名人もいます。

実際、「SNSを嫌い」と言う人たちにも、それなりに理由があると考えられます。具体的に、どのような理由があるのでしょうか?

この記事では、SNSが嫌いな芸能人から学ぶ理由6選を紹介しています。また、SNSが苦手という若者の心理についても考察しているので、SNSのあり方について疑問を持っている人たちは参考にしてみてください。

目次

SNSが嫌いな芸能人が語る理由6選

さて、TwitterやインスタなどのSNSが嫌いな芸能人には、どのような理由があるのでしょうか?

ここでは、大きく6つの理由について説明してきます。それぞれの芸能人が語る考え方から学ぶことが多いので、SNSとの距離感について悩んでいる人たちは参考にしてみてください。

理由1 想像してほしい

第1に、プライベートは「想像してほしい」という理由からSNSと距離をとっている芸能人がいます

実際に、女優・常盤貴子さんがコラムニストの芳麗さんと対談した『and GIRL』の人気連載「芳麗の[本と音楽の話]Cafe」では、次のようなことが語られています。

芳麗:さほど知らない人に執着するって現代的な病だなと。軽い好奇心で誰かのTwitterを見始めたら、興味が増幅して、いつしか執着してしまうこともあるから。

常盤: 毎日、相手のTwitterを追いかけたりする人もいるって聞きました。私はSNSは一切やらないし、興味もないんです。だって、自分が食べたものとか知らせたくない(笑)。想像してもらいたいです。

芳麗:ですよね。ただ、今はプライベートや素顔を教えたい人が多いし、知らない相手に興味を持てない人も多いですよね。

SNSに興味ない常盤貴子「自分が食べたものとか知らせたくない(笑)」』から引用(最終確認日:2020/8/28)

芸能人も人間である以上、自分だけの知られたくない時間があって当然です。SNSがファンとの距離を縮めるサービスとして活用できるとはいえ、プライベートまで切り売りすることで疲れてしまっている人たちもいるのではないでしょうか。

常盤貴子さんの「想像してもらいたいです」という言葉には、仕事とプライベートの適度な距離感を保つための知恵があると思います。

理由2 真実をつぶやくとは限らない

第2に、SNSが真実をつぶやくとは限らないから嫌いという有名人もいます

アメリカで女優、映画プロデューサーとして活躍するサンドラ・ブロックさんは、英国のタイムズ誌で次のように語っています。

彼女は英国のタイムズで「私たちは自らの生活を正直に表現していません」と語る。「あなたの子どもを叱っているときのように、自分が恐ろしい親である姿を自撮りしないでしょ。あなたは完璧に自撮りするために待っている。”細く見える?””偉大に見える?” それは人生の偽りの姿です」

Sandra Bullock on Why She Hates Selfies: ‘We’re Not Representing Our Lives Truthfullyより引用(最終確認日:2020/8/28)※PENDELION編集部で翻訳

仲間内で見栄を張るために、華々しい日常を見せびらかして自己承認の欲求を満たしている人たちもいます。自分がちっぽけな存在であることがバレないように嘘に嘘を塗り固めて人生を過ごした結果、その姿はどのように鏡に映るのでしょうか。

また、SNSが不特定多数の個人によって運用されているメディアである以上、事実の裏付けがなされていない虚偽の情報が投稿される可能性はゼロではありません。

近年でも、新型コロナウィルスの感染拡大に先立って、SNSを中心にトイレットペーパーが品薄になるというデマが横行しました。いずれにしても、ソーシャルメディアをはじめインターネット上にある情報をただ鵜呑みにするだけでは、情報が溢れかえった時代のなかで損をしてしまうでしょう。

理由3 大切な家族を悲しませたくない

第3に、大切な家族を悲しませないためにSNSから離れていく芸能人たちもいます

悲しいことに、芸能人を標的としたSNSの誹謗中傷は止まることがありません。例えば、フリーアナウンサーの高島彩さんはインスタグラムのアカウントを閉鎖する際に、次のような説明をしています。

芸能人や有名人もSNSをやめています。例えば、フリーアナウンサーの高島彩さんは2018年10月26日にインスタグラムのアカウントを閉鎖しています。その理由としては、「この場所が負の感情を生む場所になってしまっては悲しいので」と説明されています。

SNSをやめたことで得られた5つのメリットを紹介!より引用(最終確認日:2020/8/28)

はっきり言って、ネット上で個人を血祭りにあげるような状態は異常です。ましてや、その人の家族まで巻き込むような誹謗中傷は、相手の人生を狂わせるものとして今後、厳しく問われていくべきでしょう。

表現の自由だとか、インターネットの民主主義だとか言うのは勝手ですが、見ず知らずの話したこともない相手に対して、通り魔的にヘイトスピーチを放った結果、何が実現されるというのでしょうか。冷静に考えて、「なぜ、あなたにそこまで言われなければならないの?」という話だと思います。

理由4 素人の遊びに付き合いたくない

第4に、素人の遊びに付き合いたくないという心理もあるでしょう

お笑い界のドン・明石家さんまさんもSNSを使わない理由について次のように説明されています。

「俺の世代は弱いっていうのか、まだツイッターとかケータイに慣れてない世代」とした上で、最近の若者が若手芸人に心ないコメントを送ることで、当人同士がやり合い、ケンカのようになってしまうケースがあると指摘。「こうして遊んでるんやろうな」と、SNSに平気で批判を書きこむ若者に苦言を呈した。

明石家さんま「SNSを使わない理由」にファン納得?「本当にその通り」より引用(最終確認日:2020/8/28)

これには、ファンたちも納得という声がネットでは挙がっているようです。たしかに、SNSを舞台に言い合いすることが趣味になっているような人たちもいるのかもしれません。

理由5 何をやっても叩かれる

第5に、SNSでは何をやっても叩かれる可能性がある以上、やらないのが得策と考えている人もいます。

実際、万人受けする投稿は滅多にありません。すなわち、一つの意見に対して賛成もいれば、反対もいるのが現実なのです。

これに関しては、あざといキャラで人気のフリーアナウンサー・田中みな実さんもまたSNSをやらない方針のようです。芸能界でここまで活躍するだけで陰の努力をしているのではないかと想像しますが、キャラによって世間の反応がキツいというのも現実です。その意味では、賢明な判断とも言えるかもしれません。

その中で、「ひたすら幸せアピールする女」など、嫌われるSNSの投稿内容が多く紹介されると、田中は「私、SNSやってないんですけど、それは何やっても叩かれるだろうな、って思うからやってないんです」と自身について言及した。

「売れっ子だから言える」「ほかの俳優に聞かせたい」SNS“やらない”理由が話題の芸能人3人より引用(最終確認日:2020/8/28)

理由6 映える生活を送っていない

第6に、映える生活を送っていないことからSNSと距離を取っているようです

女優として大活躍する北川景子さんもSNSはやっていません。どうやら、自分の生活を投稿するような「映え」がないとのことです。自分の素直な意見をこうして語ることも大切ですよね。

「また、18年10月29日、映画『スマホを落としただけなのに』の公開直前イベントに出席した時、SNSをやらない理由について『あまり映える生活を送っていない。何を載せたらいいのかな?っていうのもある』とSNSが不向きであると発言。

「売れっ子だから言える」「ほかの俳優に聞かせたい」SNS“やらない”理由が話題の芸能人3人より引用(最終確認日:2020/8/28)

SNSが苦手という若者の心理

実際、芸能人以外の高校生や大学生などの若者でもSNSが「苦手」と感じている人たちがいるようです。そこには、具体的にどのような心理があるのでしょうか?

一概には言えませんが、SNSに苦手意識を持っている人たちは、少なくとも次のような感情があるのかもしれません。若いからといって必ずしもTwitterやインスタにはまっているわけではないのです。

SNSが苦手という若者の心理

  1. 心理1 実生活の人間関係以外に興味がない。
  2. 心理2 SNSを利用する時間がもったいない。
  3. 心理3 自分の日常を他人に知られたくない。
  4. 心理4 SNSに不信感を持っている。
  5. 心理5 他人の自慢にうんざりしている。

その他にも、SNSをやらない人の特徴をまとめている次の記事をご覧ください。

社会の風潮に流される必要はない

SNSは生活を豊かにするための一つのツールにすぎません。周囲の人たちがツイッターやインスタグラムに熱心だからといって、その風潮に流される必要もないと思います。

特に、大学生や高校生などの若い世代のなかには、友達を含めて知り合いがSNSをやっているから仕方なく登録したという人たちもいるのではないでしょうか。もちろん、自分が所属するコミュニティのなかで上手に生きていくには、他人に合わせることも必要です。

けれども、SNSが自分に合わないのにもかかわらず、無理してやるのは日常生活が荒む要因のひとつになるかもしれません。自分がSNSは肌に合わない特徴や個性を持っているのであれば、距離を取るのも選択肢の一つだと思います。

誤解しないでほしいのは、この記事では「SNSが悪いものだ」と言いたいわけではありません。どんな優れたサービスも使い方次第で良くも悪くもなります。むしろ負の側面を詳しく知ることで、より良い方向に活かすための知恵が生まれるのではないでしょうか。

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