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フォロワーはお金で買えるの?メリットよりもリスクが大きい5つの理由

10000フォロワー達成!と声高に叫んでいるアカウント。しかし、どうも価値のある情報を発信しているようには思えない……。フォロワーからの反応もほとんどない……。

もしかしたら、その人はフォロワーを購入しているかもしれません。最近では、セルフ・ソーシャル・マーケティング・サービスといった名称で「いいね!」や「フォロワー」を販売している業者が増えています。

しかしながら見せかけのフォロワー数を誇ったところで一体、何の意味があるのでしょうか? この記事では、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のフォロワーを買うのをやめたほうが良い5つの理由について紹介します。SNSのフォロワーを購入しようと考えている人の役に立てば幸いです。

この記事を読んで得られること
  • SNSのフォロワーを買うことに関する基本情報を知ることができる
  • SNSのフォロワーを買うメリットとデメリットを比較したうえでやめたほうがよい理由を知ることができる

フォロワーはお金で買えるの?

Twitterやインスタなどのフォロワーや「いいね!」は、お金を出せば買うことができます。このようなサービスは「セルフ・ソーシャル・マーケティング・サービス」と呼ばれています。

実際のところ、フォロワーはいくらで買えるのでしょうか? 実名は伏せますが、某フォロワー販売業者3社でTwitterのフォロワー1000名(日本人限定)を購入する場合は、次の表に記載された値段がかかります。

A社B社C社
19,980円41,000円42,000円

それぞれの業者に応じて1000人の質は違っており、日本人のアクティブユーザーがフォロワーになる場合は、相場が高くなる傾向があります。なお、外国人のアカウントであれば、安いもので2200円というサービスもあります。

なお、フォロワーを購入してから反映されるまでに要する時間は、申し込みの混み具合によって変動するようですが、B社の公式ホームページには、1000人だと1週間前後で作業が完了すると記述されています。

フォロワーを買うメリットはあるのか?

とはいえ、お金を出してまでフォロワーを買うメリットはあるのでしょうか?

全く関係のないアカウントからフォローされて得られるメリットはないように思えますが、使い方次第では利益を生み出せる場合があるようです。

NHKのドキュメンタリー「私は”水増しインフルエンサー”」という特集では、30代女性の読者モデルがフォロワーを購入して10,000人以上になってから、次から次へと仕事が舞い込んできたと話しています。

年に数えるほどしかなかった仕事がフォロワー購入を境に、月に何件も舞い込むようになった。化粧品やサプリメント、これまでになかったファッションの仕事も来るようになった。

企業のイベントにも呼んでもらえるようになり、報酬は写真を1回投稿して数千円から1万円になった。大手化粧品会社から1万円を超える商品をもらえることもあった。

NHK生活情報ブログ「私は”水増しインフルエンサー”」から引用(最終確認日:2020/4/29)

これだけ見ると、フォロワーを買ってインフルエンサーになれるなら、安いものだと思う方もいるかもしれません。

しかしながら、フォロワー数に対する広告効果の解析が当たり前になれば水増しインフルエンサーの正体は簡単に暴かれるでしょう

そもそも、30代女性の読者モデルのアカウントを「同世代の女性」ではなく、世界中の外国人が大量にフォローしている時点で不自然です。

そのようなアカウントから広告を打ったとしても商品が売れるとは思えませんので、長い目でみれば契約を打ち切られてしまうでしょう……。

とはいえ、広告を依頼する会社のなかには、複数のインフルエンサーに業務を依頼するため、フォロワーの質を確認する余裕がないところもあるそうです

メリットよりもリスクが大きい5つの理由

結論からいえば、フォロワーを買うのはやめたほうがよいと思います。

その理由は大きく5つあります。

  1. 規約違反でアカウント凍結されるリスクがある
  2. バレたら信用を失う
  3. 関係が薄いフォロワーは去っていく
  4. 見栄張っても品質は向上しない
  5. インフルエンサー市場が機能不全に陥る

一歩間違えれば、フォロワーの購入は社会的信用を傷つけるリスクがあるので注意が必要です。ここでは、それぞれの理由について詳しく説明していきます。

理由1 規約違反でアカウントが凍結される

第一に、SNSの運営会社が定める規約に違反することで、アカウントが永久的に凍結されるリスクがあります

例えば、Twitterの『ユーザー名の不正占拠に関するポリシー』には、フォロワーの購入を規約違反とする次のような記述が見られます。

ユーザー名の販売や購入、その他ユーザー名と引き換えに対価を得ようとするあらゆる行為は規約違反であり、アカウントの永久凍結の対象となります。

Twitter『ユーザー名の不正占拠に関するポリシー』より引用(最終確認日:2020/4/29)

上記の引用を踏まえると、セルフ・ソーシャル・マーケティング・サービスの業者が提供する「フォロワーの購入」はTwitterの規約に違反しているのは明白です。

違法性はないとはいえ、Twitterがアップデートされるたびに取り締まりの対象となるリスクが高まるのは運用上のリスクとして避けるべきでしょう。

理由2 バレたら信頼を失う

第二に、フォロワーを購入している事実が他人にバレた場合には、信頼を失う可能性があります

特に、個人名で利用している場合は、SNS市場で「あの人はズルをしてフォロワーを増やした」という疑念が生まれるので、ツイート内容それ自体が信用されなくなるおそれがあります。

デジタルタトゥーという言葉があるように、ネットにアップロードされた情報は簡単に消すことはできません

もし、「あのアカウントはフォロワーを購入している水増しインフルエンサーだ」とネットで炎上すれば、その不信を払拭するのは難しいと考えられます。

理由3 いいね!やリツイートなど交流は生まれない

第三に、購入したフォロワーとは「フォローされる」だけの関係なので、「いいね!」、リツイート、あるいはコメントなどのコミュニケーションが生まれる可能性は極めて低いです

また、一部の業者では、他人のアカウントを乗っ取ることで購入用のフォロワーを調達しているところもあります。したがって、フォロワー自身も予期せぬフォローとなるかもしれません。

そのため、買ったはずのフォロワーから自分のアカウントがリムーブされることもあると考えられます。実際、フォロワー販売の業者も「購入後、フォロワーが減る場合もあるので注意してください」と記述しています。

悪徳業者であれば、30日保証期間などが終了した後に、徐々にフォロワーを外して改めて購入させるような被害を受けるおそれもあります

運営会社の規約を違反するのを躊躇わないビジネスをやっている以上、信用することは難しいのではないでしょうか。

理由4 見栄を張っても品質は向上しない

第四に、フォロワーの数が増えたとしても、アカウントの実質的な価値が高まるわけではありません

ここでいう実質的な価値とは「フォロワーに利益をもたらす」わけではないということです。通常、ツイート内容やプロフィールから「この人が発信する情報には価値がある」と判断した結果としてフォロワーが生まれます。

これが自然であり、SNS社会で信頼を形成する持続可能な手段です。

フォロワーを購入すれば、そのときは楽かもしれません。しかしながら、自分が発信する情報が持つ本当の価値は分からなくなってしまいます

その意味では、ひと昔前のSEO対策で被リンクを購入する行為と似ています。

理由5 インフルエンサーの基準が厳しくなる

第五に、フォロワーを購入する水増しインフルエンサーが蔓延することで、SNSを活用したマーケット市場に不信感が生まれやすくなります

例えば、企業が広告宣伝を依頼したインフルエンサーがフォロワーを購入していたとすれば、契約時に期待していた効果を得ることはできません。

そのため、SNSを使ったマーケティングは無力だという認識が広がって、善意の利用者たちが損をすることになります。

ここで利益を得るのは、フォロワーを販売する企業と一時的な成功体験に溺れる人たちだけです。しかし、これは運営会社の不利益となるので、優先度の高いアップデートの対象となります。

その結果、インフルエンサーに求められる基準が厳しくなって実力のない人たちがSNS市場から締め出されることになるでしょう。

そうなったときには、フォロワーを購入するだけの人たちは淘汰されて、費やした時間とお金は無駄になるかもしれません

エンゲージメントの高いアカウントを目指そう

SNSマーケティングにはさまざまな手法がありますが、どこまでいっても王道のやり方を実践すべきでしょう。

SEO対策がユーザーに利益をもたらすコンテンツやサイト構造を重視する時代を迎えたように、SNSもユーザー目線の発信を心がけるべきです。

それが末長く活躍して成果を出し続ける遠いように見えて一番の近道だと思います。PENDELIONでもSNSの運用に役立つ情報を随時、提供する予定ですので、ユーザーのみなさんは楽しみにしていてください!

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