Twitterが日本に進出してから、12年が経ちました。今日まで多くのユーザーが誕生し、数えきれないほどのツイートが生まれています。
そのなかには、今の自分では想像できない恥ずかしい内容が含まれている場合があります。とはいえ、ツイート数が多いと、一つひとつ消すのに手間がかかって大変です。
この記事では、ツイートを一括削除する方法を解説しています。人生の転機で過去のツイートを整理整頓したい人たちのお役に立てば幸いです。
- ツイートを一括削除する方法がわかる
- 過去を整理してスッキリした気持ちでTwitterを利用できる
- Twitterを退会した後、過去の投稿で悩まずに済む
目 次
Twitterからは一括削除できない
通常、ツイートを削除するには、Twitterアカウントから消去したい投稿を選択し、右上のチェックボタンをタップして「ツイートを削除」を選択すれば完了します。

ただし、これはあくまでも1つのツイートを削除する方法に過ぎません。
例えば、アカウントを5年間、運用している方なら1日1ツイートだけでも、合計で1825ツイートになります。これらを個別に消去するのは大変です……。
しかしながら、Twitterの公式ページでは一括削除の機能はありません。したがって、何らかのツールを利用しないと膨大な時間がかかってしまうのです。
ツイートを全消しできるおすすめツール3選
それでは、ツイートをまとめて消すにはどうすればよいでしょうか? ここでは、だれでも簡単に使える3つのツールを紹介します。
- 黒歴史クリーナー
- TweetDeleter
- TweetEraser
その他にも、似たようなツールがありますが機能に大きな差はないので、上記のツールから自分に適したオプションを備えているものを使いましょう。
これらのツールを使用する際は、アカウントのパスワード情報を運営元と共有しなければなりません。したがって、個人情報が流出するリスクがあるかもしれません。各ツールの使用は自己責任で公式ページに記載される説明を読んでから利用しましょう。
ツール1 黒歴史クリーナー
黒歴史クリーナー公式HPより引用(最終確認日:2020/5/8)
黒歴史クリーナーは、新着3200件のツイートを削除できる便利なツールです。
リプライやお気に入りのツイートを除外したり、特定の日付を指定したりするなどのオプションもあるので、ツイートを整理整頓するのにも役立ちます。
黒歴史クリーナー公式HPより引用(最終確認日:2020/5/8)
黒歴史クリーナーの使い方は簡単です。たった4ステップでツイートを全消しできます。
- Twitterアカウントでログイン
- タイムラインからツイートを読み込む
- 削除オプションを決定する
- 「削除を開始する」をクリックする
手軽にできるので、ツール選びに迷っている方は「黒歴史クリーナー」を使うことをおすすめします。
ツール2 TweetDeleter
TweetDeleter公式HPより引用(最終確認日:2020/5/8)
TweetDeleterは黒歴史クリーナーの機能に加えて、キーワード指定削除や自動削除が使える便利なツールです。
TweetDeleter公式HPより引用(最終確認日:2020/5/8)
例えば、キーワードの検索ボックスに「てすてすてす」と入力すれば、「てすてすてす」という言葉が含まれるツイートを瞬時に検出してくれます。
ピックアップされたツイートの横にあるチェックボックスをクリックして、「ツイートを削除」を押せば、消去が完了します。
また、自動削除機能は期間や投稿数を指定すると、TweetDeleterのシステムがツイートを削除してくれるサービスです。例えば、ツイート数を「100」に設定した場合、101番目の投稿が自動で消されます。
自分の考えが日々更新されるのは自然なことです。しかし、一部ではありますが過去とのつじつまが合わないことを強く批判する人たちがいます。
あまり気にする必要はないかもしれませんが、想定外の炎上や誹謗中傷でアカウントが荒れるのを心配する方は、投稿内容を最新のものに限定しておくことを推奨します。
ツール3 TweetEraser
TweetEraserから引用(最終確認日:2020/5/8)
TweetEraserは黒歴史クリーナーやTweetDeleterの機能とほとんど変わりません。ただ、ダッシュボードがあって使いやすいのが特徴として挙げられます。また、有料会員になれば、ツイートに「いいね」したものを取り消すこともできます。
各ツールを利用する際の注意点
ツイート全消しのツールは便利ですが、利用する際には注意すべきことがあります。ここでは3つの注意点について説明します。
注意1 削除したツイートは復元できない
一度、削除したツイートは復元できません。そのため、思い出のツイートや自分の考えを整理したものなど後から見返すかもしれない投稿は、オプション機能で除外するようにしましょう。
この記事で紹介したツールは利用状況にもよりますが、あっという間にツイートが消去されます。「ツイートを削除する」をクリックする前に「本当に削除していいのか?」を冷静に考えてから使いましょう!
注意2 個人情報の流出を避ける
これらのツールを利用する際は、Twitterアカウントのパスワードを提供する必要があります。
個人情報は利用目的以外に使われないことが前提ですが、相手側のセキュリティに問題が生じて流出する危険性はゼロではありません。
もちろん、不正アクセスは法律で禁止されていますが、自分のアカウントから情報が流出して悪用されている事実を特定するのは専門家でない限り難しいのが現実です。
したがって、削除が完了したら、ルールとTwitterとの連携を解除することをおすすめします。
注意3 第三者が引用したツイートは削除できない
一括削除のツールを使えば、自分のアカウントに紐づくツイートを削除することはできますが、第三者が外部のサイトで引用したツイートは消去できません。
例えば、差別発言などの炎上する可能性のあるツイートはブログで紹介されたり、スクリーンショットで端末内に保存されたりするリスクがあります。
一度、インターネットにアップロードされたものは自分の管理を離れて、一人歩きする性質があります、そのため、完全に削除できるわけではないことに気をつけましょう。
憎悪や不信などのネガティブな感情を引き出す投稿は避ければよいのですが、「何が人の感情に火をつけるのか?」は分からないので、自分の名前でTwitterを運用している方は細心の注意が必要です。
消えるツイートの運用が始まる
Twitterは、Fleet(フリート)という新しいサービスの実験を開始しました。現在、ブラジルで試験運用が始まっています。
Fleetは「消えるツイート」を意味しています。ユーザーが投稿したFleetは24時間後、自動的に消去されます。Instagramが提供するサービス「Stories」のTwitterバージョンといってよいでしょう。
通常のツイートと同じように、Fleetでは写真、ビデオ、テキストを投稿できますが、リツイート、いいね、パブリックコメントはできません。
Fleetについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

未来を縛る投稿は控えるべき
以上、ツイートの一括削除ツールについて紹介してきました。これらを活用すれば、過去の投稿をまとめて消去できるので便利です。しかし、削除可能だったとしても、未来を縛る投稿は控えたほうがよいと思います。
一度、ツイッターで画像、動画、文書をアップロードすれば、だれがそれらを見て、悪用するかは分かりません。デジタル社会は何でも記録が残ってしまいます。そのため、ツイートを投稿する前に「本当に投稿して大丈夫かな?」と考えることが大切です。
軽いノリで投稿したことで人生を台無しにするケースもあります。マナーを守って楽しくTwitterライフをおくりましょう!